花々 の商品レビュー

原田マハ【著】

2019/10/28

『カフーを待ちわびて』を先に読んでおいてよかった。
スッキリ終わる、原田マハさんの作品が大好き。
最後にカフーの２人の現在もわかって良かった。

2018/12/14

図書館の本　読了

内容（「BOOK」データベースより）
明青と幸が出会ったとき、島では何が起こっていたのか。ダイバーズショップの純子、明青の初恋の女性、成子。さまよえる花々の、美しくも儚い島物語。『カフーを待ちわびて』から3年。奄美諸島の小さな離島を舞台に生まれた感動のサイドストーリー。

『カフーを待ちわびて』のスピンオフだとは知らずに手に取った本。順番間違えなくてよかった。
沖縄のユタが生活に入り込んでいる様子がうかがえた一冊。
「旅人」っていい響きだけれど、わたしはどうしても女の「旅人」がしっくりこなくて、お話的には素敵なのに自分には違和感の残った不思議な本となりました。

2018/10/16

片や認知症の母を施設に残し島へ、片や島出身で東京でバリバリと働き愛犬と暮らす。沖縄住や朝散歩を一瞬検討する。二人や島人の結び付き過ぎない所が身軽で重み知らず。旅人というよりは移住したかのような安定感。純子の旅の終わりにしんみり。特別さは感じていなかったのに最後まで読み終えると何だか小さな宝箱みたい。

2018/09/23

原田マハさんの作品では、28作目の本。
島で出会った２人の女性が、それぞれ自分の道を決めて生きていくさまを描くストーリー。

島の温かな人柄や雰囲気に癒され、地元の人、外から住み着いた人、それぞれの気持ちを思いながら2人はお互いに島を離れる。
それぞれの道を決めて、お互いの手紙に涙し、未来も強く生きていくだろうという期待を込めてストーリーは終了する。

今後の人生を決める糧になるのが「ハンカチの花」
わたしもどんな花か、見てみたいと思う。

2018/06/16

南国の島が舞台なのもあり、さらっとした風や空気をまといながら読んだ。原田さんはまだ5作目だが、いつも読みながら色彩が感じられる。
純子の母親との話、少し自分とも重なるのもあり涙が出て来た。成子は原田さんのお話に出てくるデキる都会の女性だけど、別れた旦那さんのこと後悔する気持ちを持ってくれて安心した。みんな前を向いてくれて嬉しい。
読後感、心があたたかくなり、そして爽やかな風が吹いた。好きなお話。

2018/01/03

カフーを待ちわびてのスピンオフ作品。
知らずに呼んだけどいい順番で読めた。

この人の作品はときおりグッと涙が出るような心を揺さぶられるようなところがある。
沖縄の花、風土と優しい登場人物が好きになった。
カフーを待ちわびての成子は嫌いだったけど、こちらで良く書かれていて好きになった。

親を大事にしようとか、家族の大事さをすごく感じる本だった。

2017/03/15

鳳仙花やサガリバナ…。花と花言葉がキーワードになって、ふんわりと爽やかな原田マハさんらしい連作小説。
南の島で繰り広げられる物語は、あれ？そうか「カフーを待ちわびて」のスピンホフ版でした。ストレスなく、さらりと読める息抜きにちょうどよい感じでした。何と言っても装丁が美しい。

2017/02/18

図書館で借りて来ました。
原田マハさんの作品が読みたくて。

装丁も綺麗で思わず手に取りました。

女旅人さんのお話。
仕事、家族、自分のこと、
悩めることはいっぱいあります。
そんな時に前向きにさせてくれる作品でした。

2016/10/04

図書館で適当に借りた本。表紙がきれいだったから。
なんか前に読んだ事がある様な…と思ったらカフーを待ちわびてのあれね。
さらっと読める感じでした。内容もさらっとしている。さらさら砂の様な。

2015/12/07

ほんのりと、あたたかい島の香りが漂ってくるような小説。いい人しか出てこない物語は心を休ませてくれる。刺激はないがこんなほんわか小説もたまにはいいかな。木綿の花を見てみたいな。