美丘 の商品レビュー
主人公とヒロインの愛情の描写が秀逸。破天荒なヒロインに真面目な主人公が惹かれていき、ヒロインの秘密が明かされて、ヒロインの最後の時まで飽きる事無く読み進められた。
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友人からいただいた本です。 期待せず読みましたが思った以上に名作でした! ミオカの生きざまには、日々の生き方についていろいろ考えさせられます。
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良かった。美丘が段々と普段の生活が出来なくなり、その支えとなる主人公。テーマは重く切ないが、一途な恋愛表現に羨ましさと何か爽やかな印象が残った。 読後すぐに以前放送されていたドラマをネットで観た。
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まっすぐに生きる力強さを感じた。美丘はすごく美しく強い人だと思った。 あとがきに、たまに小説には神様がいると書いてあった。あとがきを書いた人が、この小説を読み終わった日がクリスマスイブで美丘の命日もクリスマスイブだったからだと。 この小説にフジロックのことが書かれていて、私はあま...
まっすぐに生きる力強さを感じた。美丘はすごく美しく強い人だと思った。 あとがきに、たまに小説には神様がいると書いてあった。あとがきを書いた人が、この小説を読み終わった日がクリスマスイブで美丘の命日もクリスマスイブだったからだと。 この小説にフジロックのことが書かれていて、私はあまりの偶然に驚いた。太一と美丘が同棲する前に記念としてフジロックに行っていた。 私も7月にフジロック行こうと思ってたのであまりの偶然にすごくびっくりした。 偶然なんだろけど小説ってすごいなって思う。
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言葉が出なくてしばらくぼーっとしてしまった。この本には生きることの素晴らしさや今を全力でいきることの大切さ、当たり前のような感想しか紡げないけど教えてもらった気がする。心が重たくてどうして美丘を助けられないんだろうって太一になったような気分でページをめくり続けた。石田衣良さんの作...
言葉が出なくてしばらくぼーっとしてしまった。この本には生きることの素晴らしさや今を全力でいきることの大切さ、当たり前のような感想しか紡げないけど教えてもらった気がする。心が重たくてどうして美丘を助けられないんだろうって太一になったような気分でページをめくり続けた。石田衣良さんの作品は登場人物がほんとにだれもが魅力的で素敵で幸せになってほしい、とかこの気持ちがわかる、という共感を生む文章表現が巧みだと思う。読みやすいし。 ここ最近で一番胸を打たれた。 永遠なんていらない、そう思ってもっと人生に向き合えたらって思った
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
石田衣良作品の登場人物は皆感受性豊かだと思う。そして本気で恋をする。その登場人物が見ること、聞くこと、感じることに読者は共感し感動する。そんな不思議な体験ができる作品が多いと思う。今回ヒロインの最後は明らかに明示して話は進んだ。言ってみればオチを述べてから話を進めている。小説は話の最後までの流れが面白いし読者の予想と裏切られたらまたそこで面白味が出ると思うがあえてどういう流れで小説を進めるのか言ってしまい、さらにそこから感動を産むという、作者の腕を見せつけられた作品だと思う。
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恋愛小説なんだけど途中から胸が苦しくなってくる。 基本あまり恋愛系は好まないけど、これは最後まで主人公の心情がどれほど辛いかと思ってしまう。 初めて本で泣いた作品です。
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再読。 愛し合った女の子が難病になってっていう、ありがちぽいラブストーリー。語り手のおなじような過去形の文章がくどいなと思ったりもしたけど、泣けたー。身体機能が徐々に失われていって、自分が自分じゃなくなるようなのって本人も周りも相当つらい。
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夏が終われば、秋がくる。 それは単純な事実かもしれない。だが、熱帯のような夏の日ざしに打たれている最中、誰がこの夏がすぎ、つぎの季節がやってくることを信じられるだろうか。今の、この瞬間は永遠に続く。乱れた胸の鼓動も、伸ばした指先も、大切な人がむけてくれるやわらかな笑顔も、明日だっ...
夏が終われば、秋がくる。 それは単純な事実かもしれない。だが、熱帯のような夏の日ざしに打たれている最中、誰がこの夏がすぎ、つぎの季節がやってくることを信じられるだろうか。今の、この瞬間は永遠に続く。乱れた胸の鼓動も、伸ばした指先も、大切な人がむけてくれるやわらかな笑顔も、明日だってきっと続くのだ。ぼくたちは周囲にあるすべてが変わらないままだと仮定して、なんとか不確かな命を今日につなぎとめている。
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5年ほど前にテレビドラマでやった作品、福山の蛍が脳内再生する。イメージは吉高とはちょっと違う。 美丘と太一の会話や絡みがドラマチック。心に響くラブストーリー。
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