美丘 の商品レビュー
石田衣良の作品はなんだか軽くて、読みやすいけど飽きるし忘れる。と、いう感じがしてましたが、この美丘に関してはその石田衣良の特性がよく生かされてるような気がした。 彼女が死ぬっていう究極の泣かせストーリーなのに、キャラクターやら若干の下ネタで泣けないんだよね。笑 泣きそうな内容...
石田衣良の作品はなんだか軽くて、読みやすいけど飽きるし忘れる。と、いう感じがしてましたが、この美丘に関してはその石田衣良の特性がよく生かされてるような気がした。 彼女が死ぬっていう究極の泣かせストーリーなのに、キャラクターやら若干の下ネタで泣けないんだよね。笑 泣きそうな内容だけど泣けるとこひともないっていう。笑、でもかえってその工夫?というか書き味が重苦しい内容がライトになって読みやすい一冊でした!!! さすが、ウエストゲートパークを産んだだけある!! 相変わらずモーツアルト好きで、よくモーツアルトトークはでてきてましたが笑!石田衣良のおかげで、私もモーツアルトは結構好きなりました^_^
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
約束を待っている美丘の元に、赤毛にスーツを着て手にはバラの花束と共に太一は訪れる。 その約束は、あまりにもやるせなくて残酷。 読後、冒頭に語られていた言葉に救われました。 ”ぼくの胸がきみの墓場なのだ。この心臓が打ち続ける限り、きみはぼくの胸で眠るといい。――中略―― 今はできないけれど、いつか恋をしたら、男の胸の痛みとときめきを教えてあげよう。――中略―― 最後の心臓のひと打ちがとまるまで、力を尽くして生きる。” 願いがかなえられ、これからも太一の胸の中で生きつづける美丘は幸せなんだと。 そして太一にはたくましく生きていく。そんな気持ちにさせてくれました。
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ハッピーエンドではないのに、よかったような。悲しいのに、涙はでてこないような。人が若くして病で最期を迎える時の悔しい気持ちが心に沁みた。
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治療法もない死に至るヤコブ病がいつ発症するかわからない状況で「今」を全力で生きる美丘。考えて立ち止まることも時には必要かもしれないが直感のまま、細胞が叫ぶままに行動することの大切さを教えてくれる。全力で生きて何が悪い。後ろ指さされても前だけ見ればいいことを学んだ本。
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物語としては良かったし涙した。 でも、綺麗にサラッと書いてるから、 本を読んでる途中で想像した 『クライマックスを読み終えた自分』 よりはボロボロにはならなかったです。 まぁでも、それが石田衣良の作品の良いトコ(酷い描写が少ない)でもあると思います。 でも、難病に対する主人公『...
物語としては良かったし涙した。 でも、綺麗にサラッと書いてるから、 本を読んでる途中で想像した 『クライマックスを読み終えた自分』 よりはボロボロにはならなかったです。 まぁでも、それが石田衣良の作品の良いトコ(酷い描写が少ない)でもあると思います。 でも、難病に対する主人公『美丘』の生き方に感じさせられる事がありました。 読んでて背中を押された気になれました♪
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感動した。本当に感動した。 ヤコブ病の美丘。発症してからの展開。 怖い恐怖。だけど太一くんのおかげで安らかにあの世へ行けた。これは読んだほうがいい。
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美丘、 君は流れ星のように自分を削り輝き続けた。。。 平凡な大学生活を送っていた太一の前に突然現れた問題児。 大学の準ミスと付き合っていた太一は、 強烈な個性と奔放な行動力を持つ美丘に急速に惹かれていく。 だが、障害を乗り越え結ばれた時、 太一は衝撃の事実を告げられる。 彼女は治...
美丘、 君は流れ星のように自分を削り輝き続けた。。。 平凡な大学生活を送っていた太一の前に突然現れた問題児。 大学の準ミスと付き合っていた太一は、 強烈な個性と奔放な行動力を持つ美丘に急速に惹かれていく。 だが、障害を乗り越え結ばれた時、 太一は衝撃の事実を告げられる。 彼女は治療法も特効薬もない病に冒されていたのだ。 魂を燃やし尽くす気高い恋人たちを描いた涙のラブストーリー。 「美しい丘と書いてミオカ。それが君の名前だった。」
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旅先のゲストハウスの本棚にて。 IWGPのイメージが強い石田衣良は暇潰しに持ってこいではないかなと手に取った本。 映像化を前提に書いたのでは?と思うくらいよくありそうな物語。 結末は最初から見える。 「きみ」なんて呼ぶ薄ら寒い人間をわたしは信用しない。 若いときの性欲...
旅先のゲストハウスの本棚にて。 IWGPのイメージが強い石田衣良は暇潰しに持ってこいではないかなと手に取った本。 映像化を前提に書いたのでは?と思うくらいよくありそうな物語。 結末は最初から見える。 「きみ」なんて呼ぶ薄ら寒い人間をわたしは信用しない。 若いときの性欲をキレイに描かれても、こっちはもう共感できる感性失ってしまってんもん。 「病気で人が死ぬ話なんて、暗くて大嫌い」「お涙ちょうだいって、大嫌い」て、ヒロイン自身がゆうとるがな。 ま、何も考えずに読むには丁度いいくらい。
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美丘は迫る病気の発症を恐怖していたと思うけど、それでも明るく、本当にたくましい女性だと思った。 もしわたしだったら、こんなに明るく振舞えないし、こんなに強く生きれない。 週末のフールを読んだ時も思ったけど 命の宣告がなければ、人は生きている喜びや命の尊さをおざなりにしてしまう...
美丘は迫る病気の発症を恐怖していたと思うけど、それでも明るく、本当にたくましい女性だと思った。 もしわたしだったら、こんなに明るく振舞えないし、こんなに強く生きれない。 週末のフールを読んだ時も思ったけど 命の宣告がなければ、人は生きている喜びや命の尊さをおざなりにしてしまう。 今日のような毎日がずっと続くと思っているから。 私は、毎日を適当に生きているとまではいかないけど一日一日を大切に生きているとは言いがたい。 平日は神経すり減らして、 仕事に追われる毎日。 休日の過ごし方を見直そうと思う。 からっぽの休日を過ごすのはやめよう。 本で学ぶことは多いね。
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病気系の泣ける系のお話やってんろうけど、泣けんかってんけども、たとえ病気じゃなくても、美丘みたいに一瞬一瞬を精一杯生きたいなあと思いました。
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