女たちは二度遊ぶ の商品レビュー

吉田修一【著】

2014/01/21

一瞬で読めてしまう。1つの物語を読むと次が気になってしまう、そんな短編集。

よくわからなかったり、共感したり、悲しくなったり、そんな物語でした。

2013/10/24

2013.10.24読了。
今年46冊目。

可もなく不可もなく。
という感想。

男目線だし(しかもダメ男的な)、ふと思い出した昔出会った女というだけあってぱっとしてない気がする。

はじめのほうのどしゃぶりの女とか、殺したい女とかは面白かったかな。

あと最後の、最初の妻。
これってうちの地元なんじゃ？
って疑問もありつつ。
懐かしいような切ないような気分になってしまった。

これを読んでるとこの小説に出てくる男たちが忘れていた記憶をふと思い出すように、私も忘れていた記憶もいくつか思い出したりして。

別にやな記憶じゃないんだけど、なんかほろ苦い気分。
大人の読み物ってことかな笑

2013/10/10

11人の女性がそれぞれ一つの物語として登場する短編集。タイトルは○○の女や○○い女と特徴があるが最後の物語、『最初の妻』は個人的には好きです。遠い記憶にある懐かしい、それでいて寂しさが込み上げてくる感じがしてふと小学生の自分を思いだしてみました。
全体的に言えることは男や女の何気ない会話や仕草が巧みでついつい引き込まれてしまう。
自分が『どしゃぶりの女』に登場する男ならもう一度ユカに会ってみたい。

2013/09/02

11人の女性達のショートストーリー。1話を除き、すべて男性からの視点で綴られている。それだけ、男性の方が過去の女性達を引きずりながら生きているということか？、
同じストーリーが、女性からの視点で描かれると、どうなるのか？はたまた女性からの視点で、11人の男性達のショートストーリーだとどうなるのか？そもそも成立しないか、売れないか？
などと思いつつ、一気に読破した。

2013/08/18

明らかな事件が起きる短編は1つだけ。
全体の中でも異色な作品なのだが、
さすが吉田修一は、犯罪を描かせると素晴らしい。

どの短編も、吉田修一の作品全体にいえるのは、
情報量が詰まっているのに、とても冷えていること。
情緒的なのに、酷く淡々としている。
とある作品の中で言われるように、
飯の上に、温めて封を切っていないレトルトカレーが乗せられ、
笑顔で運ばれてくるような感覚。

出会っていないように出会ったからこそ、
思い出されるのだと。

2013/07/09

いろんな女性がいるのね世の中。結局「二度遊ぶ」の意味がわからんかった。そもそも遊んでないような。誰かおせーて。読解力～。

2013/07/04

短編集。吉田修一は良さがわかりにくいというか、はまりにくいというか、良いものと悪いモノがはっきりしてるというか‥いまひとつ理解出来ない作家です。

2013/02/14

11人の魅力的な女性が物語を彩る。

男性の登場人物がみんなダメ男で、読んでいて所々イライラしたが、そのダメ男ぶりが女性の魅力を際立たせていたように感じる。

2012/12/28

BeeTVのCMで見て気になってたもの。キャッチフレーズは「愛されるより、忘れられない女になる」。『悪人』『パレード』も面白かった吉田修一氏の作品だけどこれは気だるい男女関係のお話が中心。味わいビター。

あんな女がいた、こんな女もいた・・・という回想形式の展開ですが、主人公のダメ男感が。。。
女子トークでは「歴代彼氏の回想＆理想の恋愛＆今気になっているNEW　MEN」の話題が鉄板ですが、男性もこんな思い出話とかするんかなぁ。

あまり恋愛経験豊富とは言えない私だけど、片想いやなんやかんや含めるとそれなりに色んな出会いはあったわけで。彼らにとって自分はどんな思い出になっているんだろうか。

できれば微笑ましい思い出になっていたいものです。

2012/11/17

最初の妻が印象に残った。小さい頃は隣町に行くのだって大冒険。そんな大冒険を同級生の女の子となにが目的なのか分からず歩き回る。いろんなドキドキが交錯しますが、最後に哀しい出来事が待っている。ほろ苦いのう。