ねたあとに の商品レビュー

長嶋有【著】

2009/10/07

最初はテンションがわかんなくて、
ハズしたかなぁと思ってたけど、2章目あたりから長嶋有の世界にぐいぐいと。
面白可笑しい。最高だ。

2009/10/07

山荘での退屈な時間を過ごすために発明(?)された、独創的な「遊び」の数々……ケイバ、顔、それはなんでしょう、軍人将棋。魅惑的な日々の「遊び」が、ひと夏の時間を彩ってゆく。小説家「コモロー」一家の別荘に集う、個性的な(実在する!?)友人たちとの夏の出来事をつづる、大人の青春小説。第一回大江健三郎賞受賞作家による朝日新聞夕刊連載の単行本化。

2009/10/04

長嶋有の力の抜いた作品。
主人公が山小屋に行ってブラブラするって言う感じの内容である。
泣かない女はいない、パラレルなどに比べると若干パワーは落ちる気がするが、本作は寝る前にちょっこと読むことを前提に書かれた作品なのではないだろうか？そう考えると作品の軽さもうなずける。
本作も好き嫌いが大いに別れると思う。

2010/04/17

３年間の夏の記録。
淡々と、３年間の夏が流れていく。
そこに流れる時間は変わらないけれど、
少しずつすべては変わっている。
読み終えて、そんなことも思う。

でも読んでる最中はとにかくたのしい。
ナガヤマ家（夏だけの）に代々伝わる「遊び」たち。
わたしもやってみたくなる。
だらだらと過ごす夏の時間。
気心のしれた人たちとのくだらない遊び（でも相当考え込まれている）。

ここで描かれているのは、最高に贅沢な時間だ。
終わり方まで贅沢だよ、ほんとうに。

2009/10/07

2009.7.14
長嶋有さん、初めて読みました。
おもしろかったです〜〜

こういう遊び、大好きです♪
子どもの頃、ふつうの遊び（トランプやかるた、将棋など）に
ちょっとした我が家ルールをプラスして遊ぶのが楽しかったけど、
このお話に出てくる遊びは、それをすごく発展させたようなモノ。
これは、参加する人によってますますおもしろくなる。

じめじめのお布団や、虫や鼠はいやだけど、そこに参加したい！！

2009/10/07

コモロー家の山荘に夏をすごしにやってくる友達や親戚。みんないい大人なのに、夜になると「ケイバ」や「顔」や「それはなんでしょう」などのゲームを全力でやる日々。虫が部屋の中にでてくると、それをデジカメで撮影してブログ「ムシバム」にのせたり、買い物にでかけたり、雨が続くと洗濯物が乾かなくて、コインランドリーに行ったり、日常はちゃんと流れていく。みんな初対面でもその雰囲気にすぐに馴染んでいくけれど、わたしは仲間に入れるか微妙。きっとすごく気をつかってしまって、食材を買いにいっても、だれがどれだけお金を負担するのかな？とか、電気代や、滞在費はどうやって清算すればいいのかな。とか気にしそう。だけど、ゲームはやりたい。だじゃれしりとり。けっこう強いかも。

2009/10/04

333P
初出：「朝日新聞」2007.11/20~2008.7/26
初刷：2009.2/28
印刷、製本：凸版印刷（株）
カバー・扉絵：高野文子
装丁：名久井直子
最初の一文：「久しぶりに豊満な胸というものをみた。」

2009/10/07

2009.05.19.　寝る前にちみちみ、10日くらいかけて読んだんだけど、これ読んで寝る体勢に入るのは非常に心安らかでした。寝る前にぴったり。すーごいのろのろしてんの（←ほめてる）。新聞に連載してたなんて信じらんないよ！長嶋有さんの、ほんとの夏山ライフ？かと思わされる。「ジャージにて」とか「オーエ賞」とか。この山小屋、私も行きたいような気がするな。あくまでも、気がするなんだけど。細かすぎる設定の自作ゲームたちが、異様に楽しそう。顔もケーバも軍人将棋も、どれもやってみたい。特に顔ね。

2010/08/01

最高!
手元にサイン本あるよ！(間接的にもらったものだけど)
長島先生とお友達になりたい！って切実に思う！
サイン会に出かけられたら口説いてみたい。

2009/10/07

　恋愛がないのは好ましい気がした。

　ゲームゲームゲーム、そしてゲーム。
　楽しそうだとは思うけど、残念ながらあまり嵌れなかった。

　コモローよりもお父さんの方が魅力的。