架空の球を追う の商品レビュー
図書館で借りた 11の話が収められた短編集。 舞台は日本だったり海外だったりするが、どれもそこに生きている人たちの「日常」を切り取ったような内容になっている。 自分には馴染みのない風景であっても、それを日常としている人も世界の何処かにはいるのだな、と思わされる。 切り取られた...
図書館で借りた 11の話が収められた短編集。 舞台は日本だったり海外だったりするが、どれもそこに生きている人たちの「日常」を切り取ったような内容になっている。 自分には馴染みのない風景であっても、それを日常としている人も世界の何処かにはいるのだな、と思わされる。 切り取られた風景も、可笑しくて、でもよくありそうな、そんな場面が多くて、苦笑いしそうなんだけれど爽快な感じもする。 それぞれが短くて読みやすいので、引き込まれてあっという間に読み終えてしまった。
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日常の何気ない出来事の短編集。 普通なら見過ごしてしまうような日々の生活の中に、ちょっとしたきらめきがある、そんな感じの読後感。
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最後にチクリと棘のあるウィットがみられた短編集でした。 最後の短編「彼らが失ったものと失わなかったもの」が 特に印象的で、余韻がのこりました。
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短編集。連作じゃない短編読むのは久しぶりかも。 新宿か銀座かで議論が起こる女子会とか ドバイの話も、それでいいのか、思いつつ楽しめた。 蜂の巣退治も良かった。 あれ?ここで終わるの?的な話が多かったけど、 多分それが良いところなのではないかと思う。
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日常での事件までいかない、 日常の出来事を描いた短篇集。 人間、歳をとっても大人と言われる年齢でも おバカなところが当たり前のようにあって、 多かれ少なかれ、楽しいことも悲しいこともあり、 そんな描写が共感できて笑えました。 読んでいてほっこりする世界観。 平和だな〜って、嬉...
日常での事件までいかない、 日常の出来事を描いた短篇集。 人間、歳をとっても大人と言われる年齢でも おバカなところが当たり前のようにあって、 多かれ少なかれ、楽しいことも悲しいこともあり、 そんな描写が共感できて笑えました。 読んでいてほっこりする世界観。 平和だな〜って、嬉しくなる。 『銀座か、あるいは新宿か』 まるで自分の旧友との飲み会のよう。 『ハチの巣退治』 アメリカのドラマを観ているような 登場人物達のいい意味でいい加減な会話が楽しい。 『パパイヤと五家宝』 主人公の一人遊び?とオチにやられました。 『二人姉妹』 くだらないけど、愛おしい絆ってある。 あげるとけっこう、心にしみてる 話が多かったな〜。
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『銀座か、あるいは新宿か』 なんか、ありがちな光景で笑った。 女同士もいいよね。 男同士とは違う友情? 『ハチの巣退治』 何度も書き直す手紙に 笑ってしまった。 最後のジョーの 可愛いしたたかさにも。 『二人姉妹』 兄弟とか姉妹の本質を 突いてる気がする。 不思議よね。 なぁ...
『銀座か、あるいは新宿か』 なんか、ありがちな光景で笑った。 女同士もいいよね。 男同士とは違う友情? 『ハチの巣退治』 何度も書き直す手紙に 笑ってしまった。 最後のジョーの 可愛いしたたかさにも。 『二人姉妹』 兄弟とか姉妹の本質を 突いてる気がする。 不思議よね。 なぁんか、深いところとゆうか 繋がってるんよねぇ。
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「オール読み物」に2007年に初出となっている11編の短編集。 ちょっとした出来事などをきっかけとした、気持ちの変化や整理などをさわやかな感じで描写されている。 短編集なのでさらっと読めるが、なんかあまり印象にも残らなかったので、星2つです。
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色々な人間の人生の機微を切り取った短編集。この読後感、余韻・・・大好きです。特に『ドバイ@建設中』は何度読んでも最後ちょっとホロリときちゃう。
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短編集。 結婚したり離婚したり、独身だったり子供ができたり、 何十年経っても高校時代の同級生の女たちは、集う。 [銀座か、あるいは新宿か] 3ページくらいで読めるものもあるからちょっとした合間にいいかも。 ドバイ@建設中とかチェリーブロッサムもなかなかギャグ入ってかっこよくおもしろい。 最後の太陽のうたはよくわからなかった! かなり短めの短編っていいね)^o^(
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くすっと笑ってしまう、おちゃらけたお話が好き。 「銀座か、あるいは新宿か」と「パパイヤと五家宝」、面白かった。 「彼らが失ったものと失わなかったもの」の夫婦が素敵。
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