手 の商品レビュー
おじさんを、かわいいと思う女性も、確かにいるだろうな。おじさんが好きな若い女性と、歳を気にしながらもつきあってる"おじさん"とのはなし。力の抜き具合がいい。
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配信会社で新聞のラテ欄を作る仕事をしている私 仕事は遅いし意欲もないけれど働かないと社会的に居場所がない。 おじさんの画像ばかりを集めたブログを運営していて 会社の上司の大河内さんとのデート 2歳年上の森さんとの関係 新聞の番組表作る仕事しているってネタが多い気がする。 他短編 なんか、よくわかんないけど淡々としてて仕事とはなんぞやについて時々鋭い言葉が投げつけられていてハッとする。 でもやっぱりなんだか不思議な雰囲気な話)^o^(投げやり
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おじさん用ホームページ「ハッピーおじさんコレクション」を制作・運営しているサワコさん。 恋愛感情はないのに知的好奇心からおじさんとデートしたり、彼女持ちの森さんとあれやこれや…不思議な人だな。。 自分の胸に対し「こんなにつまらないものを、あいつらはよくもまあ、ありがたがるよな...
おじさん用ホームページ「ハッピーおじさんコレクション」を制作・運営しているサワコさん。 恋愛感情はないのに知的好奇心からおじさんとデートしたり、彼女持ちの森さんとあれやこれや…不思議な人だな。。 自分の胸に対し「こんなにつまらないものを、あいつらはよくもまあ、ありがたがるよな。」という一節にはつい笑ってしまった。
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森さん(若い)、大河内さん(おじさん)、父(おじさん)。 主人公の周りの男たち。 男はいくつになっても変わらないとも言えるし、年を重ねると若いときよりもいいようにも、そうでなくも思える。 ほかの短編も独特の風味。
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社会になじめない25歳女性の、孤独ゆえの不安定さを見事に描いた力作。 どこの会社にでもいそうな平凡なタイプが主人公。社内の27歳の同僚と50過ぎの上司の2人に言い寄られ、両方の男とデートする話が交互に描かれる。 両方の男とデートしているときに生じるある種のズレが、主人公の心の機微...
社会になじめない25歳女性の、孤独ゆえの不安定さを見事に描いた力作。 どこの会社にでもいそうな平凡なタイプが主人公。社内の27歳の同僚と50過ぎの上司の2人に言い寄られ、両方の男とデートする話が交互に描かれる。 両方の男とデートしているときに生じるある種のズレが、主人公の心の機微を通して描かれる。 女性のさめた目線と、毒のある会話がリアル非常に生々しくてGood。 個人的には、主人公のつかみどころのない性格は、魅力的でもあり面倒くさい感じがする。 結構こんな女性、男からすると厄介なタイプなんだよね。 それゆえ、この作品では主人公の女性は傷ついたりする。 この作品は、現代の幸せ探しのある側面を語っていると思うし、幸せを手に入れることの難しさを、男女関係のズレを通して描いていると思う。 軽快な文章で語るので、嫌な後味は残らないが、漂泊しつづける主人公の魂が孤独感で悲しくもある。 他四つの短編を同時に収録しているが、こちらは佳作程度。
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短編集 「手」 男性側のアプローチを残酷なほどな冷静に受け止めつつ受け流し、ちょっとした瞬間に弱さや虚心をみせた瞬間を「かわいい」といって隙と好きをつくる。 男性側から見ると結構怖い。 「笑うお姫様」 この本の中で一番おもしろかった。 女の本性は龍なのだ。呵呵呵呵呵呵呵 女が...
短編集 「手」 男性側のアプローチを残酷なほどな冷静に受け止めつつ受け流し、ちょっとした瞬間に弱さや虚心をみせた瞬間を「かわいい」といって隙と好きをつくる。 男性側から見ると結構怖い。 「笑うお姫様」 この本の中で一番おもしろかった。 女の本性は龍なのだ。呵呵呵呵呵呵呵 女が笑うと、雷が鳴った。 「わけもなく走りたくなる」 こんな風な女性を受け止めれる男性に私はなりたい。 「お父さん大好き」 途中に死への暗示がありつつも、月をみて、シーツにふれる感覚を感じ取り生へ爽快観を見出すところが心地よい。
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山崎さんの文章は、Don't thnk, feel.と思いながら読む。あまりうまく社会に溶け込めないけれど、自分を囲む世界の手触りを、きちんと自分の感覚で捉えようとしている人が描かれていて、そこが素敵だなぁと思う。
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この作家さんて、こういう感じだったっけ…と思い出しつつ読んだ。 以前読んだのはそこそこ好みだった気がしたのだけど、 今回のは共感も出来ず、あまり面白いとも思えなかった。 女目線での語りが合わないのか?
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握って温度を感じたり、駆け引きして気持ちを読んでみたり なんとなく話せなくて筋をなぞってみたり、爪をかいてみたり 優しく触れたり、激しくつっぱねたり 引き寄せたり、弾いたり この手で私は生きている で それは誰もが同じ すごく近しいだれかの話聞いてる感覚のまま 読み終わりました...
握って温度を感じたり、駆け引きして気持ちを読んでみたり なんとなく話せなくて筋をなぞってみたり、爪をかいてみたり 優しく触れたり、激しくつっぱねたり 引き寄せたり、弾いたり この手で私は生きている で それは誰もが同じ すごく近しいだれかの話聞いてる感覚のまま 読み終わりました。
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おじさん好きで、彼女がいる人とでも寝てしまう女の子の話。ほか3作収録。どうしても主役の女の子が好きになれなかったけど共感できる部分はある本でした。そんなところが、山崎ナオコーラさんの本のすごさかも。でも以前より苦手意識が強くなりました。
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