ダブル・ファンタジー の商品レビュー
2010.03.07 村山由佳作品はこれが初めて。こんな官能的な作品とは知らずに読みはじめたので最初は戸惑いました。。一応夫ありの人がこんなのアリ?と思いましたが奈津がモテモテでうらやましいなと思ったりもして...。内容的には人気作品と聞き期待しただけにいまひとつでした。 【内容...
2010.03.07 村山由佳作品はこれが初めて。こんな官能的な作品とは知らずに読みはじめたので最初は戸惑いました。。一応夫ありの人がこんなのアリ?と思いましたが奈津がモテモテでうらやましいなと思ったりもして...。内容的には人気作品と聞き期待しただけにいまひとつでした。 【内容】奈津・三十五歳、脚本家。尊敬する男に誘われ、家を飛び出す。“外の世界”に出て初めてわかった男の嘘、夫の支配欲、そして抑圧されていた自らの性欲の強さ―。もう後戻りはしない。女としてまだ間に合う間に、この先どれだけ身も心も燃やし尽くせる相手に出会えるだろう。何回、脳みそまで蕩けるセックスができるだろう。そのためなら―そのためだけにでも、誰を裏切ろうが、傷つけようがかまわない。「そのかわり、結果はすべて自分で引き受けてみせる」。
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村山由佳っておいしいコーヒーに入れ方とか書いてる人だよね?ぐらいでしたが、ベストセラーの今回読んでいて、やばい・・・これは願望入りまくりでわ?笑 なかなか官能的な文章も乙だ・・・はまりそう。 と思ったら・・・最後ちょっとしぼんでいったけどw 省吾と志澤の駆け引きあたりが一番燃えた...
村山由佳っておいしいコーヒーに入れ方とか書いてる人だよね?ぐらいでしたが、ベストセラーの今回読んでいて、やばい・・・これは願望入りまくりでわ?笑 なかなか官能的な文章も乙だ・・・はまりそう。 と思ったら・・・最後ちょっとしぼんでいったけどw 省吾と志澤の駆け引きあたりが一番燃えた。岩井さんの話も羨ましいけど。岩井さんのメール、印象的だわ。当分、俺からは連絡しません。当分ってところが小気味良い。 いつでも二人の男に揺れて・・・って感じで、女心理をよく分かっている。奈津のような女性はまぁまぁいそうな気がするな。女の業の深さって本当計り知れない。ちょっと重いなーという具合だけど官能的で言葉のやり取りがおもしろい。省吾というキャラが有り得ない。よく結婚できたなぁと感心。杏子との会話も楽しい。 ただ、月日が経つにつれて、主人公がどうしたいか。。。というのはよく分からない。というより、こういう風に流れていきたいんだと思うが。自由が何より好きで、だけど寂しがりやで、だからつまでも恋愛していたい。結婚して一人の人を愛する、という生き方ではなく、奔放に一瞬一瞬に燃えて・・・第一に作品を生み出す仕事だから、仕事が一番好きなんだと思う。そして自分が好き。確かに脳は男っぽいが、業はめちゃくちゃ女。なんだか複雑でちょっと苦手意識働くような作品でした。とても羨ましい。なんだか桐野夏生の匂いがするけど。。他の作品も読んでみようかな。
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奈津・三十五歳、脚本家。尊敬する男に誘われ、家を飛び出す。“外の世界”に出て初めてわかった男の嘘、夫の支配欲、そして抑圧されていた自らの性欲の強さ―。もう後戻りはしない。女としてまだ間に合う間に、この先どれだけ身も心も燃やし尽くせる相手に出会えるだろう。何回、脳みそまで蕩けるセッ...
奈津・三十五歳、脚本家。尊敬する男に誘われ、家を飛び出す。“外の世界”に出て初めてわかった男の嘘、夫の支配欲、そして抑圧されていた自らの性欲の強さ―。もう後戻りはしない。女としてまだ間に合う間に、この先どれだけ身も心も燃やし尽くせる相手に出会えるだろう。何回、脳みそまで蕩けるセックスができるだろう。そのためなら―そのためだけにでも、誰を裏切ろうが、傷つけようがかまわない。「そのかわり、結果はすべて自分で引き受けてみせる」。 このての官能小説嫌いだー!! 凄い分厚い本なのに、殆ど内容なんてなくてエロエロシーンばっかり。読み応えナシ!
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才能に恵まれながらも、夫の抑圧の下思うように仕事のできない脚本家奈津。師と仰ぐベテラン演出家である志澤とのメールのやりとりから不倫関係へと陥り、やがて家を飛び出す。そのうち志澤との関係もぎくしゃくしたものとなりはじめ… と、今の生活(性生活?)に疑問以上の耐え難い渇望をもった奈...
才能に恵まれながらも、夫の抑圧の下思うように仕事のできない脚本家奈津。師と仰ぐベテラン演出家である志澤とのメールのやりとりから不倫関係へと陥り、やがて家を飛び出す。そのうち志澤との関係もぎくしゃくしたものとなりはじめ… と、今の生活(性生活?)に疑問以上の耐え難い渇望をもった奈津がいろんな男と関係をむすび本当の自分に目覚める・・・・ という話なのですが、電車とかで朝読むには「激しすぎて(笑)」いかがなものかと思われます。家で深夜読むのがよいですね。 エロが嫌いな人には厳しいかもです。
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2010.01 図書館で本の題名だけで借りてきました。 そしたら、オトナの本で、一人の女性の生き方を書いてある本でしたが、性の描写がなかなか・・・・ でも面白かったです。
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そこまでぶっ飛んだ話でもなかった. 大体の女の人なら、分かるなぁって思うんだろうな. でも、どの程度まで妥協しないで追い求められるかってとこが違うのかも. この人モテるなぁ.
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購入済み 読了 内容(「BOOK」データベースより) 奈津・三十五歳、脚本家。尊敬する男に誘われ、家を飛び出す。“外の世界”に出て初めてわかった男の嘘、夫の支配欲、そして抑圧されていた自らの性欲の強さ―。もう後戻りはしない。女としてまだ間に合う間に、この先どれだけ身も心も燃やし...
購入済み 読了 内容(「BOOK」データベースより) 奈津・三十五歳、脚本家。尊敬する男に誘われ、家を飛び出す。“外の世界”に出て初めてわかった男の嘘、夫の支配欲、そして抑圧されていた自らの性欲の強さ―。もう後戻りはしない。女としてまだ間に合う間に、この先どれだけ身も心も燃やし尽くせる相手に出会えるだろう。何回、脳みそまで蕩けるセックスができるだろう。そのためなら―そのためだけにでも、誰を裏切ろうが、傷つけようがかまわない。「そのかわり、結果はすべて自分で引き受けてみせる」。 村山由佳が化けたと林真理子に言わしめた作品。 もともとエロは織り込まれている作品がなかったわけではないけれど、エロが主題となっているのははじめてか。 途中でお話が終わってしまったような気がする。 で?だから?これからどうすんの?をここまで中途半端で終わったのはこだわりありなんでしょうけれど、もうちょっとこの後の奈津がどっちに行くのかが見えてからにしてほしかったなぁ。 メールのやり取りが一番エロでした。
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・いいやつに関する悩みが、いちばん難しい。いい奴から与えられた悩みが、いちばん深い。相手がいいやつだから永久に傷がふさがらない。 ・「あれは思い違いだった。」と言われても、一度ぶつけられた言葉は二度と消えない。 ・言い返すのは、相手の変化を期待するからだ。期待そのものを手放してし...
・いいやつに関する悩みが、いちばん難しい。いい奴から与えられた悩みが、いちばん深い。相手がいいやつだから永久に傷がふさがらない。 ・「あれは思い違いだった。」と言われても、一度ぶつけられた言葉は二度と消えない。 ・言い返すのは、相手の変化を期待するからだ。期待そのものを手放してしまえば、もはや言い返す必要もない。 ・「いいけど、なんでも話してよ。できることが少なくてじれったいけど、聞くだけはいつでも聞けるから。ここぞって時には遠慮しないで頼ってきて。」 ・「例えば今回あなたが香港へ行ったとして、その経験が先で芝居作りに役に立つかもしれないし、あるいは永遠に無駄なまんま終わるかもしれない。でも、そもそも何をもって無駄って言うのかもはっきりしないわけでさ。人生、いちいち帳尻睨んで生きてくなんてつまんないよ。案外、大きな無駄の中にこそ、宝物が眠ってるかも知れないんだから。」 ・「私だってもちろん、人の悪口を言ったり、誰かに反発したうなったりすることくらい普通にあるよ。でも、結局はそれを口や態度に出す方が苦痛だから黙っちゃうってだけ。自分の意見を通そうとして人と対立するのも苦手だしね。仕事の時はしょうがないから無理して頑張ってるけど、ふだんは全然だめ。まるで宗教上の禁忌みたいな強いセーブが働くの。」 ・人に生まれ変わりがあるかどうかはわからない。でも少なくても、この人生は一度きりなのだ。自分で自分の尻を拭う覚悟がある限りは好きなことをして生きてやる。そのための孤独なら甘んじて受け入れる。 ・恋愛はいくつになっても上手にならない。
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[2010.1.3]結局、何が言いたいのか良くわからなかった。冷めると一瞬なところや、他の男の影で襟を正す男の生態はリアルだったが、主人公が結局何を求めてるのか理解できなかった。全てを手に入れることはできないってコトなのか?
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「天使の卵」とか「おいしい・・・」とかもっぱら十代から二十歳前後の恋愛をほんわかと伝えてきたが、三十代の女性の恋愛を東京を舞台に伝えたい!という意欲作のんびりと昼間に正月から読むには、飽きずにちょうどよい物語でした。まあ、おもしろかったかな・・・
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