最後の恋 の商品レビュー
好きな作家を探すための本として購入したアンソロジー。 最後の恋という共通のテーマだけど、8人それぞれが描く「最後の恋」が、どれも違っていておもしろかった。 特に谷村志穂の作品は、最後のどんでん返しが衝撃的だった。 話の内容と語り口は、柴田よしきか阿川佐和子、谷村志穂がよいかなぁ。
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ただ恋愛ではなく、最後の恋とは?、という本質的な問いかけをしてくれる、おもしろく、そしてほっこりさせてくれる本だった! 全体的に面白かったけど、中でも特に 『海辺食堂の姉妹』『スケジュール』『LAST LOVE』『わたしは鏡』『おかえりなさい』は面白かった!
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タイトルが仰々しい割には、中身はそこまででもなかったですね。それが却って良かったかな。 あまり仰々しい恋愛ものはもう読めないので(笑) でも全体としてさほど印象に残るようなものも少ないかな~。 まぁそれはアンソロジーの定めみたいなものですが。 今回ダントツで好きだったのが柴田...
タイトルが仰々しい割には、中身はそこまででもなかったですね。それが却って良かったかな。 あまり仰々しい恋愛ものはもう読めないので(笑) でも全体としてさほど印象に残るようなものも少ないかな~。 まぁそれはアンソロジーの定めみたいなものですが。 今回ダントツで好きだったのが柴田よしきさんの「LAST LOVE」。これが読めただけでも良かったと思うぐらい好きです。3分の2ぐらいまでは淡々と進んでいたお話が、最後急にパーっと温かく温度を持つ感じがなんとも言えませんでした!
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【最後の恋】がテーマのアンソロジー 三浦しをん目当てで購入したものの、既に読んだことのある短編が収録されていて苦笑い… しかし他の作品も興味深く読むことができた。 ひとつも被るものがなく、唯一無二の物語たちがキラキラ光って見えてくる。 そんなアンソロジーであった。
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どれかひとつでも、思いっきり感情移入できる話があるんじゃないだろうか。 最後の恋というと、それが叶わなかったら、もう次はいらないというように自分に呪いをかけてしまう可能性だってある。 だから、最後という言葉は軽々しく使えないと思う。 しかし、この短編集では、初恋が最後の恋にな...
どれかひとつでも、思いっきり感情移入できる話があるんじゃないだろうか。 最後の恋というと、それが叶わなかったら、もう次はいらないというように自分に呪いをかけてしまう可能性だってある。 だから、最後という言葉は軽々しく使えないと思う。 しかし、この短編集では、初恋が最後の恋になるとかそういった単純な話ではなくて、それぞれが何らかの傷やつらさを抱えていて、でも現状を受け入れていく様子が描かれている。 人の幸せを祝いたいけどそんなにいい人になれないとか、いろんな気持ちがつまっている。 「ラストじゃなくてベスト」がすごく心に響いた。 そのときそのときで、まっすぐ好きになれることが、素敵なんだと思う。
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最近は、話題の本でもはずれも多いが、この本はベテラン作家ばかりなので、読んでいてとても安心感があった。さすがベテランたちの実力! アンソロジーなので、激しく感情を動かされるような展開はないが、さらりといろんな世界をのぞけて楽しい。 私も「最後の恋」がしたくなった。
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短編集。それぞれの様々な、最後の恋の話。 三浦しをんさんの「春太の毎日」、谷村志穂さんの「ヒトリシズカ」、柴田よしきさんの「LAST LOVE」、阿川佐和子さんの「海辺食堂の姉妹」、乃南アサさんの「キープ」が印象的だった。 ただの甘〜い恋愛話ではなく、大人ならではのしがらみや葛...
短編集。それぞれの様々な、最後の恋の話。 三浦しをんさんの「春太の毎日」、谷村志穂さんの「ヒトリシズカ」、柴田よしきさんの「LAST LOVE」、阿川佐和子さんの「海辺食堂の姉妹」、乃南アサさんの「キープ」が印象的だった。 ただの甘〜い恋愛話ではなく、大人ならではのしがらみや葛藤などがあった上でのほろ苦い恋愛だからこそ、現実味があって共感もできた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
短編が数個だった為、気が付いたら、読み終えていた。 ”タビスケ” 「死せる者は、生ける者のすぐそばに在り続けるのだ」 この言葉が何故か、心に残った。
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アンソロジーは、自分が読んだことの無い作家に出会えるきっかけになるからいいね。 本作を読んで、柴田よしきさんという作家が、気になりました。 「最後の恋―つまり、自分史上最高の恋」 なんて大層なタイトルがついているけど、ドラマチックな話ばかりが収録されているわけじゃない。 そこが...
アンソロジーは、自分が読んだことの無い作家に出会えるきっかけになるからいいね。 本作を読んで、柴田よしきさんという作家が、気になりました。 「最後の恋―つまり、自分史上最高の恋」 なんて大層なタイトルがついているけど、ドラマチックな話ばかりが収録されているわけじゃない。 そこが共感出来ました。 女性ならではの視点と感性を生かした作品が多くて、興味深かったなぁ。 久々に読書でホッコリした(^^)
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阿川さんの海辺食堂の姉妹、柴田さんのLAST LOVE がよかった。その他はあまり好みには合わなかったかも。 このアンソロジーを「最後の恋」でくくるのは少しそぐわない気がするんだが…
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