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最後の恋 の商品レビュー

3.3

215件のお客様レビュー

  1. 5つ

    10

  2. 4つ

    57

  3. 3つ

    99

  4. 2つ

    27

  5. 1つ

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2024/04/27

女性作家の恋愛アンソロジー。それぞれの物語の登場人物に共通する点は「お互いにこの地球上に生きている(いた)」という一点のみ。様々な立場、角度から編み込まれていく『最後の恋』は、果たして最後にして最高のものなのか、それとも──後半の三編がお気に入り。

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2024/03/22

初めてのアンソロジー 同じテーマで有名な作家さんが全く違う物語を紡いでいるのが尊かった。 ひとつずつの話が短くて、いつもの本より少し物足りなかったけど、それもアンソロジーらしさなのかな?

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2024/01/26

ちまちま読みました。 情熱的だけじゃなくて静かに進む恋とかいろんな恋があって面白かった。最後の話は誰かと考察したくなった!

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2024/01/04

8人の作家さんによる最後の恋をテーマにした珠玉のアンソロジー。 短編で「最後の恋」を描くってどんな感じ? と興味本位で手に取った一冊。 「春太の毎日」三浦しをん 「ヒトリシズカ」谷村志穂 「海辺食堂の姉妹」阿川佐和子 「スケジュール」沢村 凛 「LAST LOVE」柴田よしき ...

8人の作家さんによる最後の恋をテーマにした珠玉のアンソロジー。 短編で「最後の恋」を描くってどんな感じ? と興味本位で手に取った一冊。 「春太の毎日」三浦しをん 「ヒトリシズカ」谷村志穂 「海辺食堂の姉妹」阿川佐和子 「スケジュール」沢村 凛 「LAST LOVE」柴田よしき 「わたしは鏡」松尾由美 「キープ」乃南アサ 「おかえりなさい」角田光代 「春太の毎日」は、三浦しをんさんの『きみはポラリス』で読んでいたので2度目だったが、やっぱり可愛らしくて素敵な作品だった。 他に印象的だったのは、松尾由美さんの「わたしは鏡」。割と早い段階で結末が予想が出来てしまったが、なかなか斬新だった。 それと、角田光代さんの「おかえりなさい」はノスタルジックでどこか幻想的な趣がよかった。 『最後の恋』つまり、自分史上最高の恋。 ・・・赤面しそうなタイトルの割に、8人の作家さん其々の個性豊かな作品が楽しめる短編集だった。 個人的にはもっと甘めな内容をイメージ?期待?していたのでちょっと物足りなかったが、これはこれで面白い作品だった。

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2023/10/12

8人の作家さんの短編恋愛小説 タイトル通り「最後の恋」がテーマなのだけど、 それぞれに違った趣があった。 三浦しをんさんのは、とても可愛らしい感じだったし、 沢村凛さんのは、なるほどそういう人もいるだろうなぁと、いかにも巷に居そうな人の話で入りやすかったし、 柴田よしきさんのは...

8人の作家さんの短編恋愛小説 タイトル通り「最後の恋」がテーマなのだけど、 それぞれに違った趣があった。 三浦しをんさんのは、とても可愛らしい感じだったし、 沢村凛さんのは、なるほどそういう人もいるだろうなぁと、いかにも巷に居そうな人の話で入りやすかったし、 柴田よしきさんのは、辛さと怒りに満ちた感じだったし、 角田光代さんのは、何というか優しい寂しい気持ちになれる感じだった。 恋愛小説はあまり読まないけど、サクッと読む分には気分転換になるかな。

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2023/10/06

部分的に惹かれる導入や展開やコンセプトは所々にありましたが、自分の好みとは合わなかったようです。 感触の異なるさまざまな作家さんの物語に一度に試運転的に触れられる体験として、改めて自分がどんなものを好むのかを知るひとつの材料になりました。 それぞれの事象事物を文字を使って、それ...

部分的に惹かれる導入や展開やコンセプトは所々にありましたが、自分の好みとは合わなかったようです。 感触の異なるさまざまな作家さんの物語に一度に試運転的に触れられる体験として、改めて自分がどんなものを好むのかを知るひとつの材料になりました。 それぞれの事象事物を文字を使って、それぞれの作家さんが、どう表現するのか。 自分の体内を巡る血液から文字を伝って物語りを紡いでいてほしい。 「それ」をその名詞以外で表現する時に、「それ」を見覚えのある置き換えで済ませたり、世界で1人しか居ないその当人の、見てきた感じてきた経験を使って、その上で「それ」を言い当てて欲しい。

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2023/09/15

食わず嫌いはやはり良くないですね。 本書を借りた時、タイトルにげんなりきた。もう勘弁してよ~、こんなの全く興味ないし~と思った。 でも、予想に反して楽しめた。(だから、☆をサービスして4つにしてみた。本当は3。←我ながらめんどくさい) 収録作品は以下の8つ。 春太の毎日 三...

食わず嫌いはやはり良くないですね。 本書を借りた時、タイトルにげんなりきた。もう勘弁してよ~、こんなの全く興味ないし~と思った。 でも、予想に反して楽しめた。(だから、☆をサービスして4つにしてみた。本当は3。←我ながらめんどくさい) 収録作品は以下の8つ。 春太の毎日 三浦しをん ヒトリシズカ 谷村志穂 海辺食堂の姉妹 阿川佐和子 スケジュール 沢村凜 LAST LOVE 柴田よしき わたしは鏡 松尾由美 キープ 乃南アサ おかえりなさい 角田光代 タイトルから読む気が失せていた私にとって、一番目が「春太の毎日」だったことは、本書を読み続ける気力を大いに高めてくれる嬉しいサプライズだった。これはいい。さすが三浦しをんさん。可愛い作品をありがとうという感じだった。 あとは、柴田よしきさんの「LAST LOVE」も良かった。私が苦手なゴテゴテの恋愛ものだったけれど読了感がいい、というか。それから、角田光代さんの「おかえりなさい」もなんだか心に残ったなぁ。 阿川佐和子さんの小説は初めて読んだけれど、「へぇ、こういうの書かれるのねぇ」と興味深かったし。 サクッとサラっと短編を読みたい方にはオススメです。

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2023/07/12

煌びやかじゃなくても、自分の描いていた理想と違っても、ただただ自分にとって最高の、そんな恋がしたくなる。8人の作家さん毎の色んな捉え方があって、感情移入できるものもできないものも、どれも愛おしかった。、 「最後の恋。これで最後。それは、ラスト、という意味じゃなくて、ベスト、とい...

煌びやかじゃなくても、自分の描いていた理想と違っても、ただただ自分にとって最高の、そんな恋がしたくなる。8人の作家さん毎の色んな捉え方があって、感情移入できるものもできないものも、どれも愛おしかった。、 「最後の恋。これで最後。それは、ラスト、という意味じゃなくて、ベスト、という意味なんだ。今、好きなひと。今、好きになったひと。そのひとのことが、今まででいちばん好き。そういう意味なんだ。だったらあたし、これが「最後の恋」でいい。」 (LAST LOVE p.222)

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2023/07/02

このシリーズ本は、どうやら本書からスタートしたようだ。 三浦しおん、谷村志穂、阿川佐和子、沢村凛、柴田よしき、松尾由美、乃南アサ、角田光代の7人の女性作家による7編の短編が収録。

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2023/05/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

短編集だから1つ1つの話は短いのに、登場人物の想いや感情がとても伝わってきて読み終わる度に、恋って素敵だ、と温かな心地よい気持ちになった。 ヒトリシズカというタイトルの話は、こんなにも愛しているのに愛した人と会うことは二度とできない現実に泣きてしまった 愛している人が突然いなくなるのはどんなに辛くて苦しいのだろう 愛している人が生きている今に感謝して大切に生きていこうと思った 恋に迷ったらもう一度読みたい本。

Posted byブクログ