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旅する力 の商品レビュー

4.1

76件のお客様レビュー

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    26

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2009/10/04

旅から10年経って書いた長い文章に、さらに長い年月を経て、あの旅から得たものは何だったのかを書く。まさにその歳だから書ける話として「深夜特急」を俯瞰する。 もう一度「深夜特急」を読む時、この本を読んだ人はさらに深い読み方ができるだろうと思う。それにしても懐かしい本だ。一読でそう感...

旅から10年経って書いた長い文章に、さらに長い年月を経て、あの旅から得たものは何だったのかを書く。まさにその歳だから書ける話として「深夜特急」を俯瞰する。 もう一度「深夜特急」を読む時、この本を読んだ人はさらに深い読み方ができるだろうと思う。それにしても懐かしい本だ。一読でそう感じたのは「深夜特急」を読み、その旅を共有していたからだろう。人生を読んでいるような本。

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2011/07/17

昔、深夜特急を初めて読んだ時、無性に旅に出たくなりましたが、度胸がないので国内をウロウロしただけでした。又旅に出たくなりました。何か定住していることが、つまらないことに感じます。

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2011/08/19

如何にして「深夜特急」は書かれたのか。沢木流「旅の作法」を記したノート。第1便・第2便は熱中して読んだのに第3便はなんだか「まとめ」みたいに思えたのは自分も6年経って変わっていたからなのかなぁ。第3便も20代で読みたかったかも知れない。

Posted byブクログ

2009/10/04

僕も時々思う。 旅程の大小に関わらず、 あんなに旅に出たくて わくわくしながら計画を立て どきどきしながらバックパックに荷物を詰め込んだのに、 いざ出発を数日後にむかえると、 とたんに怖くなったり、悪いことばかりが脳裏をよぎり やっぱり行きたくない、ってな感じ。 とはいえその不...

僕も時々思う。 旅程の大小に関わらず、 あんなに旅に出たくて わくわくしながら計画を立て どきどきしながらバックパックに荷物を詰め込んだのに、 いざ出発を数日後にむかえると、 とたんに怖くなったり、悪いことばかりが脳裏をよぎり やっぱり行きたくない、ってな感じ。 とはいえその不安ってのが旅をキャンセルするほどのものでもなく、 またはそんな度胸もなく、当日を迎え、 朝御飯を食べてるうちに なんやかんやで楽しくなってしまう。 実際に旅に出た場合に必要なスタンスは 「予期せぬ事が起こるかもしれないことを予期しておく」ことであり、 著者の台詞をそのまま借りると、 「恐れずに」 「しかし、気をつけて」 ということだ。 旅にまつわる話と『深夜特急』の裏話?的なものを含んだエッセイ集 様々な形の旅に向かう心構えすべてをこの本で学ぼうと思うのならば少し違うが、 ある種旅自体に身をゆだねるための参考書にはなるのではないか。 僕も著者と同じように、飛び込んでくる旅が好きだ。

Posted byブクログ

2009/10/04

『深夜特急』のヒットの当て込んだスピンオフ本。ゆるい文章のハズなのに、ところどころ涙しながら読んだのは何故だろう?自分自身の青春の旅と何かが重なるのだ。

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2009/10/04

おもしろい本だと思う。深夜特急に取り憑かれた人間は読まなければ行けない本だという気もする。 でも、その一方で、こういう後日談というか裏話みたいなのは読まない方がいいのではないかという思いもある。 そういうものを抜きにして、その作品から生で感じられる印象を大切にしたいというような…...

おもしろい本だと思う。深夜特急に取り憑かれた人間は読まなければ行けない本だという気もする。 でも、その一方で、こういう後日談というか裏話みたいなのは読まない方がいいのではないかという思いもある。 そういうものを抜きにして、その作品から生で感じられる印象を大切にしたいというような… そんなアンビバレントな感覚の中でどう評価していいかがわからない。そんなわけで点数がつけられないから3つ星。

Posted byブクログ

2009/10/07

深夜特急を読み、あのような旅を自分はできないけれど、旅行じゃなくて、旅するという言い方に非常にあこがれた。きっと深夜特急は多くの旅人のバイブルだと思う。 本書を読んで、深夜特急に旅人のバイブル的要素があるのがわかった気がした。 本書は、深夜特急最終便とのことだけど、私はちょっと...

深夜特急を読み、あのような旅を自分はできないけれど、旅行じゃなくて、旅するという言い方に非常にあこがれた。きっと深夜特急は多くの旅人のバイブルだと思う。 本書を読んで、深夜特急に旅人のバイブル的要素があるのがわかった気がした。 本書は、深夜特急最終便とのことだけど、私はちょっと違うと思う。 したことないけど、四国八十八箇所めぐりになぞらえれば、本書は高野山に詣でる満願成就みたいなものではないか。 別物と考えないと、深夜特急で感じた情熱との温度差に違和感を持って、嫌に思うかもしれない。 しかし、別物と考えれば、青年としての沢木耕太郎と、還暦を迎えた沢木耕太郎の成長の軌跡と、ぶれない信念みたいなものが感じられるのではないか。 また、旅をめぐる小説についてとりあげられていたりと、深夜特急を読んでいない人も楽しめるエッセイだと思う。 とはいえ、やはり、若い時に深夜特急を読んで、なんらかの感銘を受けた30代以上の人には、感慨深いものがこみ上げる1冊だと思う。 私の深夜特急は文庫本なので、本書も文庫本が出次第購入し、7冊揃えたいものだ。

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2011/09/18

かつて「深夜特急」に心動かされ、自分も旅をし、そして時を経て、わたしも若くない年齢になりました。この本、旅についての文章を読んでいると、紀行文でないのに引き込まれていきます。『経験は大きな財産だが、未経験もとても重要な財産なのだ。』というくだりは私も共感します。旅の適齢期について...

かつて「深夜特急」に心動かされ、自分も旅をし、そして時を経て、わたしも若くない年齢になりました。この本、旅についての文章を読んでいると、紀行文でないのに引き込まれていきます。『経験は大きな財産だが、未経験もとても重要な財産なのだ。』というくだりは私も共感します。旅の適齢期について、人生とともに思いをめぐらせました。旅の窓についての記述など、やっぱりいいなあ沢木耕太郎!

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2009/10/04

図書館で借りて読みました。 沢木耕太郎さんは27歳の時に「深夜特急」の旅に出ます。 「深夜特急」3部作はバックパッカーのバイブルとも言われています。 この本は、旅行についての心構えが色々記されています。 「深夜特急」について、写真を出さずに文章だけでその土地の空気感を表現しよう...

図書館で借りて読みました。 沢木耕太郎さんは27歳の時に「深夜特急」の旅に出ます。 「深夜特急」3部作はバックパッカーのバイブルとも言われています。 この本は、旅行についての心構えが色々記されています。 「深夜特急」について、写真を出さずに文章だけでその土地の空気感を表現しようとしたと沢木さんは言います。 文章、写真、動画のあいだには違いがありますが、写真や映像によって受け手のイメージが限定されることもあります。 この沢木さんのこだわりは理解できます。 「旅の適齢期」というところは面白いと思いました。 「26歳になったから旅に出る」という人が現れているというのです。 26歳くらいが旅に必要な経験と未経験を持っている時期だということです。 ここでの旅は、外国への長い旅のことを指します。 私も旅への憧れは持ち続けていましたが、旅らしい旅をしたことはありません。 旅行も2,3日の短期が大半です。 学生時代のサークルや仕事の旅行では5日から7日というのもありますが。 定職があって10日間も旅に出る人の生活が想像できなかったりもします。 私とその家族はどちらかというと農耕民で定住型で旅には向いていないのかも知れません。

Posted byブクログ

2009/10/04

深夜特急を振り返るという内容に引かれ購入した。確かに15年ほど前?にそれこそ熱中して一気にシリーズを文庫分で読んだことを思い出した。当時、かなり深く感動して子供達が大きくなったら必ず読ませようと思い、今でも保存している。読書好きの高校生の長男に内容の記憶はかなり薄れているにも関わ...

深夜特急を振り返るという内容に引かれ購入した。確かに15年ほど前?にそれこそ熱中して一気にシリーズを文庫分で読んだことを思い出した。当時、かなり深く感動して子供達が大きくなったら必ず読ませようと思い、今でも保存している。読書好きの高校生の長男に内容の記憶はかなり薄れているにも関わらず推薦してた。作品自信は沢木おじさんから昔話を聞いている感じで、当時を思い出しうれしくもあり、枯れた感じ過ぎて(ワイルド感なし)でなんとなく寂しい感じもした。いつかシリーズをもう一度読み直そうと思っていたが取り合えず「もう、いいか」という気になった。

Posted byブクログ