猫泥棒と木曜日のキッチン の商品レビュー
ある日、お母さんがいなくなった。 お父さんは、とっくにいない。 17歳の「みずき」 弟の5歳の「コウちゃん」 そしてボーイフレンドの「健一くん」 3人は、偽物だけど大切な家族。 だから大丈夫、お母さんはいらない。 そんなある日、瀕死の子猫を拾ったことから 事態は動き出す。。...
ある日、お母さんがいなくなった。 お父さんは、とっくにいない。 17歳の「みずき」 弟の5歳の「コウちゃん」 そしてボーイフレンドの「健一くん」 3人は、偽物だけど大切な家族。 だから大丈夫、お母さんはいらない。 そんなある日、瀕死の子猫を拾ったことから 事態は動き出す。。。 いろいろと、ツッコミどころは満載なんだけど なんだかサラサラと流れるように読んでしまう、そんな本。
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私が好きな作家さんの一人の橋本紡さん。 橋本さんの日常の中の暖かくて、切ないお話が好きです。 でも、このお話はあまり登場人物に感情移入出来なくて、なんだかすっきりしない終わり方に感じてしまいました。 猫はさすが猫好き、とても可愛いかったです。 もう少し時間がたったら再読してみよう...
私が好きな作家さんの一人の橋本紡さん。 橋本さんの日常の中の暖かくて、切ないお話が好きです。 でも、このお話はあまり登場人物に感情移入出来なくて、なんだかすっきりしない終わり方に感じてしまいました。 猫はさすが猫好き、とても可愛いかったです。 もう少し時間がたったら再読してみよう。
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ストーリーとしては好きだったのだが、なかなかみずきに入り込めず残念。他者として傍観している感じ。貯金のこととかの記述がもう少し早めに欲しかった。分かるまで、お金はどうしてるんだろうとか、コウちゃんはどこに出かけるのか?1人で?癇癪を起こしていた時期もあったのに?と、所々突っかかっ...
ストーリーとしては好きだったのだが、なかなかみずきに入り込めず残念。他者として傍観している感じ。貯金のこととかの記述がもう少し早めに欲しかった。分かるまで、お金はどうしてるんだろうとか、コウちゃんはどこに出かけるのか?1人で?癇癪を起こしていた時期もあったのに?と、所々突っかかってしまったのが気になるところ。 昔、「半分の月~」を読んで好きだった記憶があったのでもともと期待値が高かったのかもしれない。
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タイトルがかわいい。 お母さんがいなくなっても、その事実を淡々と受け入れて生活していく主人公が好きだな。
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表紙やタイトルから想像していた内容とは違ったけど、すらすらと読むことができた。ただ、なかなか感情を込めて読むことができなかったのが残念。
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個人的、再読祭。 いつでも淡々としている、みずき。冷たいわけではないけれど、確かに何かが欠けている気がする。でも、それでもいいんじゃないかなって思えた。やっぱり完璧に気持ちに寄り添うのは難しかったけど…(^^; みずきと健一君が一緒に幸せになれるといいな。
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橋本さんの作品を何冊か読んだことがありますが、そのなかでも1番か2番に入るくらいによかったです。 動物好きの人には、残酷かもしれないけどこういうことまたはそれより残虐的なことが世の中では、普通に起こっているのだと思います。あらためて、考えさせられます。みずきが一匹の猫を通して、...
橋本さんの作品を何冊か読んだことがありますが、そのなかでも1番か2番に入るくらいによかったです。 動物好きの人には、残酷かもしれないけどこういうことまたはそれより残虐的なことが世の中では、普通に起こっているのだと思います。あらためて、考えさせられます。みずきが一匹の猫を通して、成長したのがわかります。健一がみずきのことで色々悩んでいるのがかわいいです。
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どんなことがあっても生きていこうとする。子猫の世話をしたことが切欠でみずきの中の何が変わったように思います。シチュエーションこそあまり現実味が無いけれども、作中のみずきの心中は妙に現実味があったと感じました。
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淡々と、淡々と。 難しいことは考えずに この本が持つテーマとかも考えずに ただ人はみな生きてくんだって 思った。 シンプルで大切なことだ。
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【経緯】 ぺりこさんに借りた 【書き出し】 お母さんが家出した。 書き置きはなし。それっぽいことを言ったりとかもなし。当たり前のようにごはんを食べ、つまらないことで怒ったり、バラエティ番組を観ながらゲラゲラ笑ったりしてたのに、ある日突然、帰ってこなくなったのだ。きれいに消え去っ...
【経緯】 ぺりこさんに借りた 【書き出し】 お母さんが家出した。 書き置きはなし。それっぽいことを言ったりとかもなし。当たり前のようにごはんを食べ、つまらないことで怒ったり、バラエティ番組を観ながらゲラゲラ笑ったりしてたのに、ある日突然、帰ってこなくなったのだ。きれいに消え去った。 【感想】 若い感性。素直な文体。 メッセージ性がシンプルで好きです。 「それでも生きて行かなくっちゃ」ね。 不意打ちで不条理な暴力とか消失って、ある。 あたまで追いつかないうちに、ただ実感として身につけていくもの。 どんなに辛くても、お腹はすくし、眠たくなる。生きていかないといけない。 何かを失ったときに読み返したい本ね。 【引用】 わたしたちは狭い世界で生きていて、年を取ってもたいして変わることはないのだろう。同じ場所でぐるぐるまわっているばかりで、少しずつは知恵をつけるものの、結局大きな流れには逆らえない。しょせんそんなものだと思っていれば、さして辛くも悲しくもないことだけど。P114
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