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予想どおりに不合理 の商品レビュー

4.1

168件のお客様レビュー

  1. 5つ

    49

  2. 4つ

    51

  3. 3つ

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2009/10/04

面白いが読み疲れる, 2009/3/28 行動経済学は、実は非常に奥が深く面白い。 本書も様々な事例をだし内容的にも良かった。ただ、ちょっと訳のせいなのかわからないのですが、かなり読み疲れるのと、後半だれてくる感じでした 読むときはかな...

面白いが読み疲れる, 2009/3/28 行動経済学は、実は非常に奥が深く面白い。 本書も様々な事例をだし内容的にも良かった。ただ、ちょっと訳のせいなのかわからないのですが、かなり読み疲れるのと、後半だれてくる感じでした 読むときはかなりじっくり腰を据えて読まないと消化不良になるかもしれません

Posted byブクログ

2009/10/07

大半の人は、自分の求めているものが何かわからずにいて、状況と絡めたときにはじめてそれが何なのかを知る。 相対性:おとり選択肢 - 比べやすいものだけを一生懸命に比べて、比べにくいものは無視する傾向がある。 アンカリング:恣意の一貫性 - 「恣意」的でも、それがいったん意識に定...

大半の人は、自分の求めているものが何かわからずにいて、状況と絡めたときにはじめてそれが何なのかを知る。 相対性:おとり選択肢 - 比べやすいものだけを一生懸命に比べて、比べにくいものは無視する傾向がある。 アンカリング:恣意の一貫性 - 「恣意」的でも、それがいったん意識に定着すると、現在の価格ばかりか、未来の価格まで決定付けられる。そのものだけでなく、カテゴリー全体に影響する。買おうと真剣に考えたときにアンカーされる(値札そのものではない)。 ハーディング:他人が前に取った行動を基にものごとの良し悪しを判断して、それにならって行動すること。自己ハーディングは、自分が前に取った行動を基にして、良し悪しを判断するときに起こる。 無料!の魅力: 無料のものを選べば、目に見えて何かを失う恐れがない。無料でないものを選ぶと、まずい選択をしたかもしれないという危険性がどうしても残る。 私たちは社会規範と市場規範の世界を同時に生きている。 ちょっとしたプレゼントでは、社会規範の世界にとどまることが出来るが、値段を口にしたとたん、市場規範の領域へ移ってしまう。そして社会規範の世界に戻るには長い時間がかかる。ステレオタイプ。プライミング実験はこれを示す。 わたしたちは複数の自己の寄せ集めなのかもしれない。激しい感情いにおそわれたときには誤った決断をしてしまいがちだと自覚するだけでも、日々の活動に生かす助けになるのではないだろうか。 先延ばしの問題(そのときの満足と後からの満足に関わる自制心の問題)は、事前の決意表明を練習することが有効。 自分の持っているものを過大評価する傾向がある。 1. 何かを手にしたとたんに愛着を感じ始める人間性。厳密には、実際に何かを手にする前に、持った自分を想像するだけで所有意識が生まれることがある。 2. 代わりに手に入るものではなく、それを失うかもしれないものに注目してしまう。(思い出なども含む) 3. ほかの人が取引を見る視点も自分と同じだろうと思い込む 選ばなかったことによる不利益を考える。選択肢が狭まるのを恐れて、無駄な扉を開けておくために、本当に必要な扉が閉じかけていないか?「正直言って、俺には関係ない」と考える。 評価は、知識が先か、経験が先かによって大きく変わる。嫌だと思わせる予測がつく知識を与えられると、嫌な結果になる。良いと思わせる予測がつく知識を与えられると、良い結果になる。マイナスの予測に導く知識は、経験の後に出すほうがよい。 プラセボ効果。プラセボを働かせるのは信念と条件付け。 信念は、薬や治療をしてくれる医師や看護師への信頼や確信のこと。条件付けはパブロフの犬。 相対性の錯覚(同じ大きさなのに、片方が大きく見える)があるように、決断にも錯覚がある。

Posted byブクログ

2009/10/04

僕たちが時に全然合理的でない動きをすることを、多くの心理実験によって科学的に明らかにしようとする本。様々な実験を思いついては実行してしまう行動力は凄いけれど、僕たちの心理が不合理ではあるけれど完全にランダムなわけじゃない、ってのがわかってなかなかに面白い。あとは、何故がもっと追求...

僕たちが時に全然合理的でない動きをすることを、多くの心理実験によって科学的に明らかにしようとする本。様々な実験を思いついては実行してしまう行動力は凄いけれど、僕たちの心理が不合理ではあるけれど完全にランダムなわけじゃない、ってのがわかってなかなかに面白い。あとは、何故がもっと追求できれば面白いんだけどな。今後、行動経済学から進化生物学とか脳生理学あたりへの波及が楽しみ。

Posted byブクログ

2009/10/07

価格はすべて相対的に決まる。 外から強制されたほうが自制心に任せるよりうまくいく。先延ばしの心理。 選択の自由を担保することにより余計なコストを払い続ける。

Posted byブクログ

2009/10/04

行動経済学をベースに、人間が如何に予想に反した不合理な行動をするのかを実験を通して明かしてゆく本。 ある意味心理学的な要素もあり、なるほどと思うものばかり。 特に、客観的に考えればこちらの行動をするのが普通だろ思っているものの、実際に自分をその様な状況において考えると、本書で述べ...

行動経済学をベースに、人間が如何に予想に反した不合理な行動をするのかを実験を通して明かしてゆく本。 ある意味心理学的な要素もあり、なるほどと思うものばかり。 特に、客観的に考えればこちらの行動をするのが普通だろ思っているものの、実際に自分をその様な状況において考えると、本書で述べている通りの選択肢をしてしまう。 面白いものだ。 ○ 人間は相対性で判断してしまう。 判断が難しいAとBが有った場合、Aよりちょっと劣るA'を導入すると途端にAが良く見えてしまう。 ○ 無料のパワー ブランド物の高いAと普通のメーカー品の安いBがあり、両者が同じ金額だけ値下げされている状況においてはBがいくら安くても、Aが買われるが、Bが無料となった瞬間に、品質などの価値基準が考慮されずにBが選ばれてしまう。 ○寮の冷蔵庫の中に、現金をおいておいてもなくならないが、ジュースを置いておくと、48時間のうちにはなくなってしまう。 など。 言われてみればそうかも、と思ってしまう。 行動経済学も一つの学問なのだが、いやはや面白い学術分野があるもんだ。

Posted byブクログ

2011/09/02

人間はより「自分にとって好ましい」利を得ることを目的とし、それに向かって合理的な行動をとろうとするはず…だが実際の結果として、損をしたり、不快になったり、という不合理な行動をとる。しかもたまたまではなく、予想どおり(=確実に・繰り返し)行うのだ。筆者がさまざまな実験を通して紹介す...

人間はより「自分にとって好ましい」利を得ることを目的とし、それに向かって合理的な行動をとろうとするはず…だが実際の結果として、損をしたり、不快になったり、という不合理な行動をとる。しかもたまたまではなく、予想どおり(=確実に・繰り返し)行うのだ。筆者がさまざまな実験を通して紹介する「なんでそんなことをしてしまうのだろう?」ネタが、「あるある」ネタとして単純に面白いし、その分析には思わず膝をうってしまう。さらに素晴らしいのは、明らかになった不合理行動が、社会でよりよく生きるために活用できないかと考察を進め、具体的方法さえ提案していくことである。

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2009/10/04

『確かにそ〜だよね〜』的な行動や、『え〜そうなのぉ〜』的な行動の全てを、 実験で解明している。 面白い。 行動は不合理だけれど、その不合理さは予想できる… らしい。

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2009/10/07

■概要  Amazon2008年ビジネス書部門の第1位にもなった、全米ベストセラー書籍。  私たちは、日常の意思決定において、自分については正しい決断を下せる、つまり「合理的である」とどこかで信じている。選択肢の価値を計算し、最善の行動を取っていると考える。しかし、なぜ私たちは、...

■概要  Amazon2008年ビジネス書部門の第1位にもなった、全米ベストセラー書籍。  私たちは、日常の意思決定において、自分については正しい決断を下せる、つまり「合理的である」とどこかで信じている。選択肢の価値を計算し、最善の行動を取っていると考える。しかし、なぜ私たちは、上質な靴下を買うはずだったのに、おまけがもらえるからと安物の靴下を買ってしまうのか。なぜ、同じバルサミコ酢入りビールでも、事後に薀蓄を聞くと味が違って感じ、その後自分でもやってみようという気になるのか。なぜ、高い薬のほうが、安い薬よりも効果がある気になるのか。私たちが気づかずにはまってしまう非合理的な行動は、一度ならず、幾度となく繰り返される。つまり、「予想どおりに不合理」である。  おとりの選択肢、予測の効果、価格のプラシーボ効果など、人の理性を惑わす要素を解明する複数の実験結果と、それを回避する方法を記した、行動経済学の入門書。 ■仕事に活かせる点 ・おとりの選択肢:単純に二者択一ではなく、巧妙に選択肢を提示することで、気づいたら買ってしまった・・・という申込フォームを検討する。 ・知識が先か後かで経験が変わる:期待させすぎて後で落胆・・・というのは、自分自身が嫌だと感じるので、人に何か勧めるときには期待させすぎないようにしてきたつもりだ。しかし、逆に、期待を高めることで、その経験自体に付加価値がもたらせるのだと考えると、紹介の仕方を工夫できるかもしれない(商品や会社について)。 (千)

Posted byブクログ

2009/10/04

行動経済学というと難しそうですが いろいろな心理実験と結果が書かれているので 興味津々で読めました。 普段、なにげなく選んでいることに しっかりとした裏づけがされた感じで 大変勉強になった1冊です。

Posted byブクログ

2009/10/07

予想以上におもしろかった。 行動経済学にますますハマるきっかけを与えてくれたといっても過言ではない本。 「人間ってわかりやすいのね」というのが率直な感想。

Posted byブクログ