1,800円以上の注文で送料無料

街場の教育論 の商品レビュー

4.2

118件のお客様レビュー

  1. 5つ

    43

  2. 4つ

    41

  3. 3つ

    18

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/04/11

著者が言われているとおり こんな考え方もあるよね という思いで読ませて頂だいた。 先生とは特別な存在 純粋に聖職者とおもわされていた時代があったように思う。何時の日か日教組 スト等 耳に入り ただの労働者になってしまった。 そして、金八先生に憧れた。

Posted byブクログ

2024/04/10

グローバル資本主義が日本に入り込んだことで、教育が混乱してしまった。個性化や競争が社会に適応できない人間を作り、学級崩壊を作り出している。 集団形成をまず経験させ、その次に個性化させていかなければならない。学校のルールは試験のテストであり、完全な能力主義であり競争である。しかし、...

グローバル資本主義が日本に入り込んだことで、教育が混乱してしまった。個性化や競争が社会に適応できない人間を作り、学級崩壊を作り出している。 集団形成をまず経験させ、その次に個性化させていかなければならない。学校のルールは試験のテストであり、完全な能力主義であり競争である。しかし、社会のルールは競争ではなく、周りを支えることや周りに貢献することなどの協調性である。 これからの時代に求められるのは、今まで進んできた進歩主義的リベラルな考え方から保守的な原点回帰である。

Posted byブクログ

2023/07/13

17 29 33 40 49 56 80 100 117 127 24の瞳 142 160 185 208 235 242 244☆ 思いがあまって言葉が足りないのではなく、言葉があまって思いが足りない 256

Posted byブクログ

2022/06/26

子どもが小学生の時読んだ。新人新任の担任先生が着任したタイミングだったので余計なお世話だがこの本読んで欲しいなと思った。 こういうものを読んで文化的に教育ということを考えて教師をやっておられる方はどのくらいいらっしゃるのか、と思った。 内田先生いわく教育の本質が、[こことは違う場...

子どもが小学生の時読んだ。新人新任の担任先生が着任したタイミングだったので余計なお世話だがこの本読んで欲しいなと思った。 こういうものを読んで文化的に教育ということを考えて教師をやっておられる方はどのくらいいらっしゃるのか、と思った。 内田先生いわく教育の本質が、[こことは違う場所、こことは違う時間の流れ、ここにいるのとは違う人たち]との回路を穿つことにある、外部との通路を開くこと、 自分もほぼ学校の先生からそんな回路は感じなかったように思うけど、自分で切り拓いたものは、この本にある、教えるものと学ぶ者の出会い、その両者のどちらにも属さないものが立ち現れる外部または他社または第三者的なものに何かのきっかけで出会ったのだと思う。 キャンパスとメンターの項。入学当初大概の学生には、訳の分からない履修登録をいかにするか迷っちゃうその時どーするか、隣の人にちょっと聞いたりする、そんな当たり前のこともコロナではできなくなり、そもそも今どきの若い世代のマインドがそれを困難なさせているな。この本が出た頃そうだそうだと思ったことも2022年再読すると、愕然とする。 元々、大学のランクとか学位とか正直どうでもよくて、生きる力対応力さえできておれば、と思っていたが、内田先生の言う、マニュアルもガイドもない局面でこういう場面ではどういう振る舞いが適切であるかこれを探り当てることが知的技術。まさにそのための教育が必要だと思うが実際にはランク付け金儲けの手段もマウンティング。本質的な教育というか知恵と知識と技術の伝授には程遠い。 巻き込まれること。大学や高校でなくても。どこかにきっかけがあり巻き込まれること。立入禁止かもしれない空間に迷い込んだり入り込んだりする経験も、今は管理管理でもう犯罪みたいな感じでワクワクもスリルもない、そういう余白のない中で、自由に生きろ!てメッセージするのは難しい。 本書いわく 学ぶものに「ブレイクスルー」をもたらすのがメンターの役割、ブレイクスルーと言うのは教育的な意味においては「自分の限界を超えること」、自分の限界を超えるこれはあらかじめある枠組みの中でいかに飛んでもブレイクスルーではない、檻の中から脱獄してもブレークスルーではない、ブレイクするというのは、例えて言えば、日本地図しか持っていなくてその地図上の自分の街の場所しか知らなかった人が突然東アジアの地図を差し出され君の街はここだよどさし示されたような気分のもの。つまり自分が作っている限界自分で設定した限界を超えることがブレイクスルー。 こういうわかりやすくて勘違いを正してくれ、巻き込んでくれる、示唆がたくさんあり、さすがだなと思う。 会社で仕事をしていても目標とか貢献とか評価とかそれの見える化とか数値化とか本当に馬鹿馬鹿しくてそれを止めるだけでも効率化とかひいては温暖化の抑止にもなると思うよ、ほんとに。自分はキャリア後半でこんなギチギチな不自由と非効率とつまらなさと欺瞞と自己満足とマウンティングとその他もろもろに付き合わされてげんなりだけど、今は若い世代どころか小さな子供たちも教育現場、学校、習い事などなどからそんなことに左右されて規定されているように思います、これもこの本が発売された当時には思わなかったことだと思う。 他にもいろいろ面白いところがあるんだけど、たまたま同じ時期に読んだ日本辺境論にも師匠とは何かと言う話が展開されており、リンクして面白かった。

Posted byブクログ

2022/06/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「運転したままで修理はできない」、「教育の本質は「外部」との通路を開くこと」、「どうしていいかわからないときに、どうすべきかの目鼻をつける」、「ブレークスルーとは、それまでより高い鳥瞰的視座からみること」、「コミュニケーション・プラットフォーム:自分にできないことをきちんと理解して、自分にできることとリンケージする」、「成熟は葛藤を通じて果たされる」、「成熟というのは、「表層的には違う物のように聞こえるメッセージが実は同一であることが検出されるレベルを探り当てること」」、「とりあえずひとりひとりがまず足元の石を拾い上げる」、「仲間と互助的な共同体を作って、貧しい資源を分かち合う」、「メンターの前では自分が無塾であると認めることが少しも不安ではない」

Posted byブクログ

2022/03/09

正直思想家が何言っているのかよく分からないと思いながらいつも読んでいましたが、今回のこの本はとても良かった。 教育というものについて幅広く述べていますが、結局の所、国や組織はあまり口を出さずにしっかり金を出し、現場サイドは悩みながら人間臭い所をしっかり子供に見せながら、指導してい...

正直思想家が何言っているのかよく分からないと思いながらいつも読んでいましたが、今回のこの本はとても良かった。 教育というものについて幅広く述べていますが、結局の所、国や組織はあまり口を出さずにしっかり金を出し、現場サイドは悩みながら人間臭い所をしっかり子供に見せながら、指導していくべきだという事だと思いました。 特に面白かったのが葛藤が無いといけないという事でしょうか。確かに大人のいう事が首尾一貫していなくて困惑した事が山のように有りましたが、自分が大人になると首尾一貫している訳も無く、毎回言っている事が違うに決まっています。それによって子供が葛藤を覚えると。これは非常に面白かったです。

Posted byブクログ

2021/03/07

会った時に自分の身体感覚を上げてくれる人が、一緒に仕事をしたいと思う人…そういう感じに実感です。そして、そういう存在になれるようにいたい、と思いました。

Posted byブクログ

2021/01/14

学校は何故必要なのか、、、という基本的な問いをその歴史から現在まで、現場の実態を踏まえて考察しています。内田樹の意見は、ユニークな感じに聞こえますが、よく読むととても全うな意見だと思います。教育現場を預かる当事者の意見には重みがあります。

Posted byブクログ

2020/09/19

学校はどんな場所であるべきか? 意見の違う先生が複数いること。親と違う価値観の人がいること。 子供たち自身に矛盾と共通点を考えさせられる場であるべき。 ★面接のポイントについて 転職を繰り返す人の心理とは? ・仕事の成果がすぐに反映されない。 ・仕事の成果を個人としてでは...

学校はどんな場所であるべきか? 意見の違う先生が複数いること。親と違う価値観の人がいること。 子供たち自身に矛盾と共通点を考えさせられる場であるべき。 ★面接のポイントについて 転職を繰り返す人の心理とは? ・仕事の成果がすぐに反映されない。 ・仕事の成果を個人としてではなく集団として反映されるから。サボってたあいつと同じ評価かよ〜。 ・学校のテストのように、努力がすぐに反映されない。

Posted byブクログ

2020/04/14

多角的に見る内田さんの視点。最低限あらゆることは多角的に見られないと、根本的なお話にならないと思う。

Posted byブクログ