バスジャック の商品レビュー
短編集。どれも癖のある話な印象。 様々な事が変化し相互に影響しあう日常のある部分だけをシンプルにしてみたらどうなるか、そんなふうに書かれている印象。 何か物語を使って実験しているような感じ。
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普通の人々が普通じゃない日々を普通に過ごしてる。 何が正しくて何がおかしいのか わからないんだけど どっちでもよくなってくる。
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『となり町戦争』の作者の三崎さんの短編集 めっちゃ不思議な話ばかり 『二階扉をつけてください』 二階扉をつけることが義務化されたという回覧板がまわり、 わけもわからないまま二階扉をつけるけとにした主人公の話。 これはなんかホラーみたいだった。 初めの話だから不思議ワールドになれ...
『となり町戦争』の作者の三崎さんの短編集 めっちゃ不思議な話ばかり 『二階扉をつけてください』 二階扉をつけることが義務化されたという回覧板がまわり、 わけもわからないまま二階扉をつけるけとにした主人公の話。 これはなんかホラーみたいだった。 初めの話だから不思議ワールドになれてなくて 引いてしまった(笑) 『二人の記憶』 あるカップルの記憶が食い違い、 どちらが正しいのか確かめるすべすらない。 でも出逢いの記憶だけきちんと重なっているところがよかった 『バスジャック』 バスジャックが流行し、いかに勇敢にバスジャックを決行するかを競うものたちとそれを楽しむ乗客たち。 と、まあ不思議な話ばかりあとの4つもかなり不思議だった。 でも『送りの夏』と『動物園』は結構よかったな 死や嘘への思いを織り込みながら描かれた作品たちでした
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バスジャックが法律で認められた世界のお話とか、ちょっと不思議な物語を集めた短編集。なぜかしっくり来ました。星新一の大人版…と感じたけど、こんな呼び方は作者に失礼かな?
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この短篇集の中で好きな物語は「しあわせな光」と「送りの夏」。「しあわせな光」は見開き2ページの超ショート。でもほんわかと心があたたまる。「送りの夏」は人の中にある“死”に対する受け止め方について考えさせられた。誰かの死って、それと向き合うのはやっぱり人それぞれなんだよね。
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再読3回目。 短編集。ホラー、とは呼びたくないようなファンタジー。 表題作が一番いい、かな。結末は予測可能な範囲だったけど、丁寧な書き方が好きです。
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最近また読み返したくなって、文庫版を改めて購入。 「二階扉をつけてください」なんかは、先住民と渡来人の確執のあたりもさることながら、まるでホラーだと思う。ぞっとする感覚。 かと思うと、その次に「あたたかな光」。緩急のつけ具合がすごい。 そして表題作の「バスジャック」。バスジャックブームっていう設定が面白すぎる! 今回さらに目を引いたのが、「動物園」。まさか『廃墟建築士』に同じキャラクターが出ていたとは気付かなかった。。 やっぱり読み返しても良い一冊でした。
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とりあえず便利だからということで設置した二階扉の向こうで、悲劇が起きてしまいました。 「何かが叩きつけられた激しい音」 「どさりと落ちた」 ドアの向こう側の音や感覚が不気味すぎます。便利で役に立つはずのドアのはずだったのに、、、。 なぜ二階に扉? 最初に感じたこの違和感は正しかったようです。 違和感は人間の高機能センサーがキャッチした明らかな異常、でもその感覚を長くとどめることができません。日常に埋没してしまう前にキャッチした時点でとことん追求したほうがよいのかもしれません。
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世にも奇妙な物語のように、着地点を決めずにストーリーを決めている印象です。 想像や結末を読者まかせにしているところは否めません。 私は受け付けないです。 他の方も言っている通り、★1.5という印象です。 元々藤子F不二雄先生の短編SF作品を沢山読んでいるからか、どうもこのテキスト自体中途半端な完成度に感じてしまう。 7作ある中の4作品をよんで挫折。
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「となり町戦争」を書いた方の短編集。 「しあわせな光」は、確かによかった。と思う。 けどそれ以外は私にはちょっと、あわないみたいだった。 え、何その終わり方!だから何なの!?結局何だったの? と、何回か叫びました。。。
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