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バスジャック の商品レビュー

3.5

135件のお客様レビュー

  1. 5つ

    11

  2. 4つ

    50

  3. 3つ

    50

  4. 2つ

    11

  5. 1つ

    2

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2012/05/02

となり町戦争後で書きにくかったと思うが、なかなかこれは面白かった。 特に表題作が秀逸。 フィクションではあるけれど、確実な手触りと違和感がとにかく独特でそれがたまらない。 もう前提から間違っているのに、それが厳然たる事実として屹立しているような世界観が好き。 その他の話も素晴らし...

となり町戦争後で書きにくかったと思うが、なかなかこれは面白かった。 特に表題作が秀逸。 フィクションではあるけれど、確実な手触りと違和感がとにかく独特でそれがたまらない。 もう前提から間違っているのに、それが厳然たる事実として屹立しているような世界観が好き。 その他の話も素晴らしく、特に最後の話はしっとりしていて佳作だった。

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2012/04/19

ショートショートのようなんだけれど、オチがない。混沌とした世界観は面白いけど、それを投げっぱなし感がある。 "動物園"が一番面白かった。二階扉が一番意味不明だった。

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2012/03/19

7編からなる短編集だけど、うち2つは音楽アルバムでいうところの短いインストみたいに感じた。 「二階扉・・・」はその不条理さにおいて、「バスジャック」は設定の面白さにおいて、前回読んだ短編集同様あとをひいた。 「動物園」は三崎ワールド特有のズレと、そのズレをなんとなく納得させてし...

7編からなる短編集だけど、うち2つは音楽アルバムでいうところの短いインストみたいに感じた。 「二階扉・・・」はその不条理さにおいて、「バスジャック」は設定の面白さにおいて、前回読んだ短編集同様あとをひいた。 「動物園」は三崎ワールド特有のズレと、そのズレをなんとなく納得させてしまう説得力、ストーリーの運び、全てにおいて好み。 一方、抒情的な文章がきれいだと思ったけど、「送りの夏」は好みに合わなかった。ありきたり感が否めないのと、登場人物に共感できなかったというところが大きい。 とはいえ、全体的に読んでいて退屈しない。 今度はぜひ長編を読んでみたくなった。

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2012/03/14
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紹介文をチェックせずに読みはじめたので、タイトルから想像していたのとはまったく違う短編集だった。 「動物園」は秀逸。一方、ほぼ半分を占める「送りの夏」はイマイチだと思う。こういうの好きな人は少なからずいると思うけど、ぼくはダメだこれ(^_^;) 内容自体はよくかけてるのだけれど、ネタ的にちょっとありがちな感が否めない。

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2012/03/09
  • ネタバレ

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三崎亜記って、日常と少しずれたところを淡々と書く。ひょうひょうと書く、っていうか、それが少しも特別なことみたいに書かれない。「ほら太陽って東から昇るじゃないですか」って言う時と、「ほらバスジャック今ブームじゃないですか」って言う時の声のトーンは同じなんだろう。『となり町戦争』の時も思ったけど、こういうふうにこれが当然ですよみたいな顔をされるとこっちも「そうなんだ」って思って状況に流されていくの怖いよね

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2012/03/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「三崎亜記」の作風を求めて買い、「二階扉」「動物園」「送りの夏」で楽しめた。ショート・ショートはもうちょっとか。 「送りの夏」亡くなった人をそのような形でそばに置くことは、逝った人・残された人の両方にとって、とても残酷なことだと思う。楽しかった日々と同じくらい、あるいはそれ以上の後悔の思いがよみがえるはず。逝った人も、それは望まないだろう。

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2012/02/13

三崎ワールドの短編集。個人的には「バスジャック」「動物園」が好き。「バスジャックが流行る」という設定を思いつくのはすごいと思う。現実の世界ではありえないかなり変わった職業や法律をどんどん生み出していってほしい。

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2011/12/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

短編集。なんの予備知識もなく読み始めたから最初の1編から驚いた。こういう方向の作風だったのか。タイトル、表紙、で、表紙めくったところにある著者近影から伊坂(幸太郎)さんみたいな感じを想像してました。それがいきなり、2階に扉つけるとか、でオチるとかw筒井康隆かい! 前半の短い作品群がすごい好き。「しあわせな光」「二人の記憶」病院の待合で読んでたから、困った。泣けるー

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2011/11/24

「となり町戦争」の著者、三崎亜記の短編集。 表紙の写真とタイトルで、ちょっと損をしている気がする。 「乙一」とか「世にも奇妙な物語」が好きな人は、きっと気に入ると思う。 表題作の「バスジャック」は「バスジャックがブームになって、バスジャックのための法整備までされた社会」...

「となり町戦争」の著者、三崎亜記の短編集。 表紙の写真とタイトルで、ちょっと損をしている気がする。 「乙一」とか「世にも奇妙な物語」が好きな人は、きっと気に入ると思う。 表題作の「バスジャック」は「バスジャックがブームになって、バスジャックのための法整備までされた社会」を舞台にした話で、「となり町戦争」に通じる部分がある。 ただ、こういった奇抜な舞台設定は、この著者の本質とあまり関らない気がする。

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2011/11/22

短編集 じんわりもあり。「えっ」ってものあり。 バスジャックは、世にも奇妙な物語にもなりそう。 まぁ全部そうかな。。

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