バスジャック の商品レビュー
【読了】 リアルSFと言うかなんと言うか、、、。 要は『世にも奇妙な物語』っぽい感じの物語の短編集。 僕的にはアタリとハズレの差が大きかったですね。 『しあわせな光』と『動物園』は面白かったけど、 他のはなんとも言えない中途半端な印象を受けました。 まぁ、たまに読むジャンルとして...
【読了】 リアルSFと言うかなんと言うか、、、。 要は『世にも奇妙な物語』っぽい感じの物語の短編集。 僕的にはアタリとハズレの差が大きかったですね。 『しあわせな光』と『動物園』は面白かったけど、 他のはなんとも言えない中途半端な印象を受けました。 まぁ、たまに読むジャンルとしては良いかも知れませんね♪ #三崎亜記
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いろいろなタイプの短編が収録されている。 しかし、作者の個性が発揮されていない作品が多く、 消化不良気味。 ネタは申し分ないと思う。 もう少しインパクトが欲しい。
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なんとなく懐かしい感じがして面白かったですね。 筒井さんはじめ、不条理で少し怖くて、悲しくて、なんか染みてくる小説に夢中になった昔を思い出されます。
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やぁっと読み終えたビックリマーク もういつから読んでたかも記憶にないですよ。 ていうか動物園で止まってたんですよね汗 つまんなくて(爆) 結局飛ばして送りの夏読みました。 面白かったのはバスジャックと二階扉をつけてくださいかな。 二階~はオチがやばかった! そんなオチですか(о...
やぁっと読み終えたビックリマーク もういつから読んでたかも記憶にないですよ。 ていうか動物園で止まってたんですよね汗 つまんなくて(爆) 結局飛ばして送りの夏読みました。 面白かったのはバスジャックと二階扉をつけてくださいかな。 二階~はオチがやばかった! そんなオチですか(оДо) みたいな。 そこで期待値ががつんと上がってしまっただけに そのあとが…ヤダワァ・・・ バスジャックと二人の記憶は結構よかったけどね。 でも、実際「となり町戦争」の方がずっと面白かったかな~ ていうかあれは本当に面白かったから 期待しすぎた点もあったのかもしんないけど。。 んむー残念です。
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『となり町戦争』がおもしろかったので、その作者の二作目。購入したのはだいぶ前なので、かなり積読していた。外れの少ない短編集。好きなのは… 「二階扉をつけてください」町内会の回覧板に書かれたその言葉。わからないままつけた二回扉に隠された秘密。SFチックで後味が少し悪い。笑 「バ...
『となり町戦争』がおもしろかったので、その作者の二作目。購入したのはだいぶ前なので、かなり積読していた。外れの少ない短編集。好きなのは… 「二階扉をつけてください」町内会の回覧板に書かれたその言葉。わからないままつけた二回扉に隠された秘密。SFチックで後味が少し悪い。笑 「バスジャック」バスジャックブームにより、ルールや様式美が定められた不思議な世界。「ロマンはどこだ」感。 「動物園」動物を表現できる不思議な能力を持った女性の話。おじさん飼育員との会話が良い。 「二人の記憶」彼女との記憶に少しずつすれ違い。そのずれをどうするかという話。彼女と主人公、どちらが違うのかもはっきりしないんですよね。 「送りの夏」ある日突然蒸発した母の行き先を求めて娘が向かった先には、マネキンのような人を抱えたいくつかの家族のシェアハウスが。彼らとマネキンのような人々の正体は? ショートショートから短編まで、変わった設定の作品が多いけれど、どれも読んでいて感情移入できる。「動物園」と「送りの夏」が好き。とくに「送りの夏」はアニメ映画にでもできそうな感動的なストーリーです。命とか、死の乗り越え方について考えさせられます。
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回覧版で知らされた『二階扉』なる設備をつけるべく奮闘する男の話『二階扉をつけてください』、バスジャックがブームとなり形式化しつつある世界を書いた表題作『バスジャック』などの七つの物語。 突如不条理な世界で繰り広げられる三崎ワールド全開の短編集。 一番目の話が、戸惑いつつもコメ...
回覧版で知らされた『二階扉』なる設備をつけるべく奮闘する男の話『二階扉をつけてください』、バスジャックがブームとなり形式化しつつある世界を書いた表題作『バスジャック』などの七つの物語。 突如不条理な世界で繰り広げられる三崎ワールド全開の短編集。 一番目の話が、戸惑いつつもコメディタッチだったのに、オチがホラーで少々ビビりましたが、その他はほぼ優しさの中に寂寥感漂うお話でした。 特にラストの『送りの夏』は、小学生の女の子の生き生きとした目線で話が書かれている為、対局である『死』もより強く、残された者達の苦しさ悲しさが感じられる話だったと思います。 この中で私が一番気に入ったのが『動物園』。どこがとは上手く言えないのですが、印象強いものを感じました。
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不思議さの度合いが心地良い短編集。 世にも奇妙な物語で映像化してほしい。 大切な人の死を受け止めるには、見守ってくれる第三者と、特別な時間が必要なのだと「送りの夏」を読んで思った。哀しみに浸り切る贅沢って、あってもいいのにな…
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叙情的な季節感を醸しながら語られる不思議な短編集。その中にあって、二階扉〜とバスジャックの2篇はブラックユーモアテイストで読み手を飽きさせない。 作者は情景描写がとても素敵ですね。 お気に入りは、送りの夏かな。小6の少女が大人過ぎだけど。
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再読。 建築物に執着を見せる三崎さんですが、この短編集では建物は「二階扉をつけてください」に少し出てくる程度です。 初読の時と同じくこの短編集の中では長めの「動物園」「送りの夏」が印象に残ります。特に今回は「送りの夏」。 それぞれ動かないマネキン人形のような人間を抱えた4つの家族...
再読。 建築物に執着を見せる三崎さんですが、この短編集では建物は「二階扉をつけてください」に少し出てくる程度です。 初読の時と同じくこの短編集の中では長めの「動物園」「送りの夏」が印象に残ります。特に今回は「送りの夏」。 それぞれ動かないマネキン人形のような人間を抱えた4つの家族が共同で暮らす家。主人公の小学生・麻美の母親も家出してそこで暮らしていた。 愛する人の死を受け入れるための場所。そこで麻美の知らない動かぬ男性と暮らすどこか奔放な母親と、妻や娘を信頼する父親。ちょっと不思議な家族。 夏の物語なのにどこか静寂でひんやりと、しかし暖かな気持ちになる話でした。 ====================================== 08-099 2008/12/09 ☆☆☆☆ 不条理の世界です。 「となり町戦争」も不思議な世界でしたが。 読み始めは「何で?」という感覚が強く。何だか不条理な世界を描くことのみが目的のように見えて、付いて行けませんでした。しかし、読み進めるうちにかなり感じが変ってきました。 特に最後の2作は私好みです。 動物園の檻の中で、見物客に居もしない動物の幻視を起こさせることを生業にする若い女性。大切な人の死を受け入れかね、人形を代役にゆっくりとした別離を図る集団。不思議な世界ではあるけれど、切なさがあって、染み込んで来ます。
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