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日暮らし(上) の商品レビュー

4.2

83件のお客様レビュー

  1. 5つ

    25

  2. 4つ

    43

  3. 3つ

    9

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2010/07/11

ぼんくらのその後。 ひとりひとり本当に どこまでも入り込ませられる。 次は葵さんが好きになってしまったよ。

Posted byブクログ

2011/08/06

ぼんくらの続編。やはりスッとその世界にタイムスリップできて、しかも居心地がいい。多くのキャラが前作から変わらずいい味。上巻はまずは短編だが、ほのぼのしていたり、ちょっと考えさせられたり。ゆっくりゆっくり読んで世界に浸っていたいけど、面白くてつい一気読み。さて、この短編がどういう風...

ぼんくらの続編。やはりスッとその世界にタイムスリップできて、しかも居心地がいい。多くのキャラが前作から変わらずいい味。上巻はまずは短編だが、ほのぼのしていたり、ちょっと考えさせられたり。ゆっくりゆっくり読んで世界に浸っていたいけど、面白くてつい一気読み。さて、この短編がどういう風に「日暮らし」に繋がっていくのか、とにかく楽しみ。ただ1点、葵さんって前作ではかなり嫌な人だったように記憶しているんだけど、本作ではとってもいい人。このギャップは一体!?[BOOKデータベースより] 浅草の似顔絵扇子絵師が殺された。しかも素人とは思えない鮮やかな手口で。「探索事は井筒様のお役目でしょう」―。岡っ引きの政五郎の手下、おでこの悩み、植木職人佐吉夫婦の心、煮売屋のお徳の商売敵。本所深川のぼんくら同心・平四郎と超美形の甥っ子・弓之助が動き出す。著者渾身の時代ミステリー。

Posted byブクログ

2010/04/07

初読。「ぼんくら」の続編。 今回も連作短編集から長編に続くみたいです。まだ表題作「日暮らし」は出てきません。 やっぱりおもしろい。時代物はあんまり好きではないけど、宮部さんのでなおかつこのシリーズだけはおもしろいと思う。 しかもこれは「ぼんくら」から続いているから、あの鉄瓶長屋の...

初読。「ぼんくら」の続編。 今回も連作短編集から長編に続くみたいです。まだ表題作「日暮らし」は出てきません。 やっぱりおもしろい。時代物はあんまり好きではないけど、宮部さんのでなおかつこのシリーズだけはおもしろいと思う。 しかもこれは「ぼんくら」から続いているから、あの鉄瓶長屋のその後が書かれていてすごいおもしろい。 上巻で一番ほぉってなったのは「子盗り鬼」かな。 「ぼんくら」では幽霊としての存在だった「葵」がここでは実体として登場、しかも大活躍。 「ぼんくら」では嫌いだったんだけど、ちょっと好きになりました。 こう考えると、人って一方から見るだけで判断したらだめだなぁって思ったり(笑) 中、下と続くので楽しみです。わくわく。

Posted byブクログ

2010/03/20

お徳や、佐吉など御馴染のメンバーが登場しますが、メインの話では脇役になり、新しい登場人物がどんどん登場します。 弓之介が相変わらず冴えてます。

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2010/02/07

著者の作品「ぼんくら」の続編にあたる時代ミステリー。 築地の大店湊屋で起こった殺人事件を調べる冴えない同心の話。 上中下巻。 テレビの時代劇のようなもので、結末に驚愕の展開!とはならず、なんとなく予測できるんだけど、不思議と最後まで読みたくなる面白さ。安心して読めるという感じ。

Posted byブクログ

2010/01/29

時代物のミステリー作品です。 内容は、人間の誰もが持っている心の中の闇をテーマにしてます。 自分自身が闇に溺れれば、案の定うまくいかず泥沼にはまっていく人間の心理をうまく表現しています。

Posted byブクログ

2010/01/17

『ぼんくら』でお馴染み、同心・井筒平四郎とその甥・弓之助。二人がまた湊屋絡みの事件で動き出す。 今度は佐吉が…?! 『ぼんくら』よりもはまった。…というより、『ぼんくら』読んだら『日暮らし』も読まなきゃダメでしょ。だってアレが舞台を整えたようなもんですから。作中の台詞を借りる...

『ぼんくら』でお馴染み、同心・井筒平四郎とその甥・弓之助。二人がまた湊屋絡みの事件で動き出す。 今度は佐吉が…?! 『ぼんくら』よりもはまった。…というより、『ぼんくら』読んだら『日暮らし』も読まなきゃダメでしょ。だってアレが舞台を整えたようなもんですから。作中の台詞を借りるなら「手妻にかかっ」たように。 それと、本を読んで初めて「あ、このシーンをドラマとかで実際に見てみたいなぁ」と思ったところがあった。それは… 「お帰りなさい、佐吉さん」 そう言って、そそくさと出て行く小平次の後ろ姿を見てみたい。

Posted byブクログ

2010/01/10

江戸を舞台にした時代ミステリー小説。 本作では誰もが持つ人の心に住む鬼が描かれている。 恋に溺れた者、弟子に抜かれて荒れた者、過去の罪を背負う者。 普通に生きていても、ある時をきっかけに人は変わってしまう。 なぜだろう。 一日、一日を大切に生きているだけなのに、 ときどき間違い...

江戸を舞台にした時代ミステリー小説。 本作では誰もが持つ人の心に住む鬼が描かれている。 恋に溺れた者、弟子に抜かれて荒れた者、過去の罪を背負う者。 普通に生きていても、ある時をきっかけに人は変わってしまう。 なぜだろう。 一日、一日を大切に生きているだけなのに、 ときどき間違いが起こる。 自分の中にいる心の鬼。 小さい頃から育ててきた心の鬼。 最後の鬼と戦うシーンは、 本当に悪なのはその人ではなく、 その人の心の中にあるとと描いている。 まさに、罪を憎んで人を憎まず。 こういう気持ちを持ちたいものですね。 前作「ぼんくら」を読んでいないと分からないシーンがあるが、 本作だけでも楽しめます。

Posted byブクログ

2010/01/01

+ぼんくら+日暮らし  星3.5+星2.5+星3.5  日暮らしを読んで、あれ?と思い、ぼんくらを読み直してから、再度、日暮らしを読みました。  実は、あんまりぼんくら好きじゃなかったんですよね。旦那に共感できないというか、好きになれなくて。今回、再度読み直してみてもやっぱり...

+ぼんくら+日暮らし  星3.5+星2.5+星3.5  日暮らしを読んで、あれ?と思い、ぼんくらを読み直してから、再度、日暮らしを読みました。  実は、あんまりぼんくら好きじゃなかったんですよね。旦那に共感できないというか、好きになれなくて。今回、再度読み直してみてもやっぱり好きになれませんでした。なのに、日暮らしでの旦那は、いい旦那なんですよね。性格がちょっと変わった感じがしました。まぁ、それは、周りの人との出会いによるのかもしれませんが。周囲に、いろいろといい人が出てきますから。  ぼんくらでは、差配にさせられてしまった佐吉が好きです。妹もかわいいですね。おきゃん度合いがいいです。  日暮らしでは、やっぱり弓乃助でしょうか。それ以外に何を・・・という気もします。一度、彼の壮絶な笑みをぜひ見てみたいものです。いいなぁ。彼女になる人がちょっとうらやましいですね(笑)。  ただ、時々、弓乃助くんは、本当に旦那の傍で、自然体なのかな。つくってないのかな。と思ってしまいます。オチは、実は、ちょっと今一だと思ってしまいました。

Posted byブクログ

2009/11/13

「みんなそうやって日暮らしだ」 「ぼんくら」の続編です 江戸小説です このシリーズの面白みは 主役がワトソン役、ホームズ役が子供ということではないでしょうか 内容としては、前作「ぼんくら」をきちんと踏襲していて統一感があります このタイトル「日暮らし」には 話の時期が夏の終わ...

「みんなそうやって日暮らしだ」 「ぼんくら」の続編です 江戸小説です このシリーズの面白みは 主役がワトソン役、ホームズ役が子供ということではないでしょうか 内容としては、前作「ぼんくら」をきちんと踏襲していて統一感があります このタイトル「日暮らし」には 話の時期が夏の終わりというところもあるのでしょうが (せみのひぐらしがなくのは夏の終わりごろです) その日、その日を堅実に生きるそのことの大切さがこめられているのではないでしょうか そしてそのことがどんなに当たり前で どんなに難しいかを描いている様に感じました。。。 間違わず、真っ当に一日一日を生きるのがどんなに難しいことなのか これは現代にも通じるテーマではないでしょうか

Posted byブクログ