モンタギューおじさんの怖い話 の商品レビュー
怖い話と一言で言うと、いろいろな怖い話を思い浮かべますが、私は西洋の怖い話、悪魔とか出てきちゃう雰囲気のものも結構好きです。 主人公はモンタギューおじさんのおうちで、おじさんからたくさんの怖い話を聞きます。 モンタギューおじさんの家自体が、暗く寒い怖い家になっていて、自分だっ...
怖い話と一言で言うと、いろいろな怖い話を思い浮かべますが、私は西洋の怖い話、悪魔とか出てきちゃう雰囲気のものも結構好きです。 主人公はモンタギューおじさんのおうちで、おじさんからたくさんの怖い話を聞きます。 モンタギューおじさんの家自体が、暗く寒い怖い家になっていて、自分だったらトイレを借りるのも怖くて無理だと思ってしまいますが、主人公のように、暖炉の近くに座って紅茶を飲みながらゆっくり話を聞く雰囲気はちょっと好きです。 日本にはない独特の話は、ハロウィンなんかの季節に読むと雰囲気もますますそれらしくなってきて楽しいと思います。
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モンタギューって名前がよい。もんたぎゅー。 ちょっと怖い話が詰まった本。うーん、私、もんたぎゅーおじさんの真実が一番怖かったよ。
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「ノボルノ、ヤメロ」木の精霊に殺される 「元ドア」ドールハウス 「ベンチ飾り」悪魔のたらい回し 「ささげもの」猫にそそのかされ、虫とか鳥とか殺しちゃう 「剪定」怖いばあさんの庭の木になる 「額縁」自分の裏の顔にそそのかされ、悪いことする 「精霊」精霊(悪霊?)にとりつかれる話? 「毛布箱」殺された女の子とかくれんぼ 「道」死んだ自分においかけられる 児童書なので怖さのレベルは低いが、ちょうどいいくらいに気味悪い短編集。
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--- H23*10*22*Sun 読者 --- 図書館でふと目に止まり借りました。 --- ある1日のお話。 少年 エドガー は森の奥にある モンタギューおじさんのところに行きます。 そこで曰く付きの物の物語を聞く……… --- 読んで本当によかった! 内容が...
--- H23*10*22*Sun 読者 --- 図書館でふと目に止まり借りました。 --- ある1日のお話。 少年 エドガー は森の奥にある モンタギューおじさんのところに行きます。 そこで曰く付きの物の物語を聞く……… --- 読んで本当によかった! 内容が面白い!! もちろんタイトルに怖い話と書いてあるだけあって、 怖い部分もありました。 読んでて次が、次が、知りたくなるようなスリル感もあって楽しく読ませていただきました。 お気に入りは毛布箱と道。 とても怖かった。 以上、 ---
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森の向こうの屋敷に住むモンタギューおじさんの元へと出掛けるエドガー少年は、そこで数々な品物に関わる少し不思議で怖い話をおじさんから語り聞かされる。どの品にも語るべき物語があり、そしておじさん自身にも… 子どもが犠牲となる救いようのない話がほとんどなのですが、語り口の良さから下品な...
森の向こうの屋敷に住むモンタギューおじさんの元へと出掛けるエドガー少年は、そこで数々な品物に関わる少し不思議で怖い話をおじさんから語り聞かされる。どの品にも語るべき物語があり、そしておじさん自身にも… 子どもが犠牲となる救いようのない話がほとんどなのですが、語り口の良さから下品な感じはしないんですね。そこがこの語りの文学(怪談)の面白さなのでしょう。物語の合間におじさんとエドガーの会話が挟まれるのですが、それが怖い話を聞きたいという気持ちを高めてくれていいです。また奇妙な味わいの挿絵にも惹かれます。英国怪談の入門編としてもいいかも。
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「ききたいかね、エドガー?」 「・・・・・・もちろんです」 「すこし怖いかもしれんぞ」 「・・・・・・だいじょうぶです」ぼくは強がって言った。 「よかろう」モンタギューおじさんはじっと炎を見つめた。 「始めるとするか・・・・・・・」 ===== 本書から =========...
「ききたいかね、エドガー?」 「・・・・・・もちろんです」 「すこし怖いかもしれんぞ」 「・・・・・・だいじょうぶです」ぼくは強がって言った。 「よかろう」モンタギューおじさんはじっと炎を見つめた。 「始めるとするか・・・・・・・」 ===== 本書から ========= 霧の深い森に住むモンタギューおじさんの家に訪れるエドガー少年。 おじさんの居間にはある、いわくありの品々・・・そして、おじさんが語り始める、ひとつひとつの物語・・・ いやはや、思いのほかこわかった。 イラストもいい感じに、こわいし・・・すぐそこに、どこにでもある闇の中に蹲るもの・・・知らぬ間に、その深い闇の中へと踏み込んでしまった、少年少女たち・・・さてさて・・・
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森の奥の古い館に住むモンタギューおじさんが語る9個の怖い話。 児童書と思って侮るなかれ、普通に怖いです。 これ子供に見せたらトラウマになる子いるんじゃないかな…自分が子供の頃に読んだら怖くて夜トイレにいけなくなっていただろうと思います。 エドワードゴーリーのような挿絵がまたいい味...
森の奥の古い館に住むモンタギューおじさんが語る9個の怖い話。 児童書と思って侮るなかれ、普通に怖いです。 これ子供に見せたらトラウマになる子いるんじゃないかな…自分が子供の頃に読んだら怖くて夜トイレにいけなくなっていただろうと思います。 エドワードゴーリーのような挿絵がまたいい味出してます。メルヘンだけど不気味で怖い。
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教会風の家に一人で暮らすモンタギューおじさんは、今日もエドガーに語って聞かせる。 ニレの木と男の子の話、 交霊会を開いた詐欺師の話、 悪魔のベンチ飾りや、金の額縁、結婚式の写真にまつわる話……。 その間、家には廊下を走る足音や、ドアの取っ手を回す音が響く。 エドガーは思う。おじさんのほかにも誰か、ここに住む者がいるんだろうか? お話の中の人物がお話を語る、枠物語の形式をとっている。 森を抜けた先にある不気味な屋敷で、暖炉の火にあたりつつ物語に耳を傾ける…このシチュエーションだけでワクワクする! モンタギューおじさんの話は、どれもがゾッとするような怖い話。 死者や悪魔との出会い、または自らの愚行によって、ねじ曲がった運命をたどる子どもたちの物語である。 児童書版「世にも奇妙な物語」だと思った。 たまに感動系の話を入れてくれるタモリさんとは違い、モンタギューおじさんの話はほぼ全部バッドエンド なので注意が必要。 救いのない話が続いて、どんどん気分が沈んでいった。 ……でも、面白い。怖いなあ、嫌だなあ、と思いつつページをめくってしまう。 話のひとつひとつは短くて、最後に「なるほど、こういうことだったのか!」と思わせるギミックが施されて いるので食傷しない。 お話の合間にエドガーとモンタギューおじさんのストーリーも展開し、二重に楽しい。 デイヴィッド・ロバーツの挿絵がいい味出している。
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モンタギューおじさん(本当はもっと遠い親戚)は、暗い森の奥の古い屋敷に住んでいる。そこは、霧に包まれ、電気も無い、暗くて寒い所だ。ぼく(エドガー)はモンタギューおじさんの所へ行く。怖い話を聞きに・・・ 短い怖い話がいくつもつまっている。最後の最後に、おじさん自身の話も・・・
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妖精と幽霊と仲良しな国にぴったりの物語。 おどろおどろしく、ひっそりと悲しい話たち。 モンタギューおじさんを求めてしまうエドガーの孤独の相当深いものだと思うけれど(本人も薄々気が付いているような) おじさんがいてくれていてよかったと、きっと後年になって思うんだろうな。
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