モンタギューおじさんの怖い話 の商品レビュー
部屋の隅の暗がり。 ベッドの下。 庭のはじっこ。 …そんな所に潜んでいるかもしれない奇妙で怖い話を語る、モンタギューおじさん。 そしてモンタギューおじさんの話をきくエドガー。 物語は語る者ときく者がいないと成立しないのだなぁとしみじみ感じた。 おじさんの話に出てくる子供た...
部屋の隅の暗がり。 ベッドの下。 庭のはじっこ。 …そんな所に潜んでいるかもしれない奇妙で怖い話を語る、モンタギューおじさん。 そしてモンタギューおじさんの話をきくエドガー。 物語は語る者ときく者がいないと成立しないのだなぁとしみじみ感じた。 おじさんの話に出てくる子供たちの怖い話はエドガーでなくとも心惹かれるものがある。 イラストの雰囲気がまた、物語と合ってて良い感じです。
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分類的には児童文学になるのだけれど、それ故に、決して子供だましなわけでなく。 読み終えて後、不意にゾクリと来る正統派のゴーストストーリー。 小学生くらいの頃に出会っていれば、今の嗜好ももう少し根深いモノになっていたかも。 そう思うと、幸運なのか不幸なのか。
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どれだけ恐い話なのか・・・と思ったら。 子どもを怖がらせようと書いている恐い話は様々ありますが、 大人が思ってるベクトルと子どもの興味とは少々違ってるような気がします。 恐くなかったよ!との声が。 それでもこのシリーズの表紙がはキレイで好き。
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怖いわ- 気味の悪いことに、を如実に表す短編連作。 夜寝るのがちょっと怖くなる。 悲しみも含まれていて、私にはちょうどよかったです。 子供の時に読まなくて良かった。
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児童文学なのでそれほど怖くないと思っていましたが、後味の悪い終わり方や寒気を感じる不気味さ。最後のマシューの話は特に印象に残ってます。 これは子供が読んだら夜眠れないどころじゃないんじゃ・・・。
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外国の怖い話って、ゾゾゾ〜っていう怖さだけじゃなく、結構残酷。読者ターゲットと同じような年齢の子どもを、普通に殺しちゃうんですね。グリム童話とかマザーグースを考えれば、まあわからなくもないですが。そして怖い話を次々と聞くだけじゃない、伏線が・・・? ファンタジーなようで、しっかり...
外国の怖い話って、ゾゾゾ〜っていう怖さだけじゃなく、結構残酷。読者ターゲットと同じような年齢の子どもを、普通に殺しちゃうんですね。グリム童話とかマザーグースを考えれば、まあわからなくもないですが。そして怖い話を次々と聞くだけじゃない、伏線が・・・? ファンタジーなようで、しっかりホラーな話10編。
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モンタギューおじさんがエドガー少年におじさんの家の家具や装飾品にまつわるお話をしていくという内容。 小学生ぐらいのコが読むと楽しいんじゃないかな。 最後の二つが特に怖かった。
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出来れば見たくもないし、触れたくも無い。 関わりなんて持ちたくないし、 考えたくも無い。 醜くて恐ろしい。 暗くて邪で、救いようが無い。 大丈夫。 その扉は内側からは絶対に開きはしない。 全ての恐怖は 外側からそのノブに手をかけようとする意思を持つ者にのみ、 降りかかるも...
出来れば見たくもないし、触れたくも無い。 関わりなんて持ちたくないし、 考えたくも無い。 醜くて恐ろしい。 暗くて邪で、救いようが無い。 大丈夫。 その扉は内側からは絶対に開きはしない。 全ての恐怖は 外側からそのノブに手をかけようとする意思を持つ者にのみ、 降りかかるものだから。 ノボルナ… アケルナ… フレルナ… ノゾクナ… 警告は確かに出ていた。 だが、 登ったらどうなるの? 開けたらどうなるの? 好奇心が恐怖心を易易と乗り越えてしまう所が人の愚かさなのだろうか?
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モンタギューおじさんの語ってくれるお話が思っていたより怖かったのでとても良かったと思います。最後になるにつれて話の内容も怖くなりますし、最後にはモンタギューおじさんの隠していた真実も話されます。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
星新一さんや世にも奇妙な物語のような雰囲気? ぼくエドガーは、学校のないときは決まってモンタギューおじさんのところへ行っていろんなお話を聞かせてもらうんだ。 ◆ノボルノ、ヤメロ---あるニレの木のお話 ◆元ドア---開かずのドアのお話 ◆ベンチ飾り---醜い木彫りの悪魔のお話 ◆ささげもの---退屈な村で出会った友達のお話 ◆剪定---魔女と呼ばれるおばあさんのリンゴの木のお話 ◆額ぶち---願い事を聞いてくれる額縁の中の女の子のお話 ◆精霊---砂漠の村で起こった怪事件のお話 ◆毛布箱---女の子といっしょにかくれんぼをするお話 ◆道---少年が家出途中の道で出会った男のお話 ◇
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