日本語が亡びるとき の商品レビュー
廃れていない日本語の存在を蘇らせてくれるのだがバイリンガルなどを二重言語者的な民族というように現存の風潮を捉えている様子は納得そのものだった。その反面に危機感をも持って言及されているところも大きく頷けた。著者の視点はとても刺激的で著者のファンという船橋洋一の書籍も思わず手に取って...
廃れていない日本語の存在を蘇らせてくれるのだがバイリンガルなどを二重言語者的な民族というように現存の風潮を捉えている様子は納得そのものだった。その反面に危機感をも持って言及されているところも大きく頷けた。著者の視点はとても刺激的で著者のファンという船橋洋一の書籍も思わず手に取ってしまった。こうして深掘りをすると読書の楽しさが更に深まる。
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英語が「普遍語」として君臨する中で、日本語を母語とする我々はいかに処すべきか。今すぐというより、これから次第に大きなテーマになってくるであろう問題について語った本。警世の書であり、日本語および近代日本文学へのラブ・レターでもある。 私自身は日本語の将来について割と楽観的で、著者...
英語が「普遍語」として君臨する中で、日本語を母語とする我々はいかに処すべきか。今すぐというより、これから次第に大きなテーマになってくるであろう問題について語った本。警世の書であり、日本語および近代日本文学へのラブ・レターでもある。 私自身は日本語の将来について割と楽観的で、著者が引用している河合隼雄や坂口安吾に近い。だが、書き言葉としての日本語をもっと大切にすべき、という指摘は重く受け止めたい。ならば近代日本文学はもとより、それら明治・大正の作家たちの知的バックボーンとなった漢文・古文にも、我々はもっと親しむことだろう。 著者は文学畑にいてしかも女性。問題意識やモノの見方に「偏り」があるのは否めない。だが本書で取り上げられている数々の論点は、広く日本人みんなが考える必要がある。幸いというか、本書の日本語は非常に上質。できれば旧仮名づかいで書いてほしかったとすら思う。
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著者の主張は定義、範囲などあいまいな点が多く、とてもじゃないが論理的に説得力があるとは思えないし、またそういうのを求める本ではない。ただ英語が幅を利かせる世界に生き、その中で日本語を操るものとして、著者の提起する問題点に対して自分なりの意見を持つことに大いに意味がある。そのたたき...
著者の主張は定義、範囲などあいまいな点が多く、とてもじゃないが論理的に説得力があるとは思えないし、またそういうのを求める本ではない。ただ英語が幅を利かせる世界に生き、その中で日本語を操るものとして、著者の提起する問題点に対して自分なりの意見を持つことに大いに意味がある。そのたたき台として非常に良い本。 http://blog.livedoor.jp/namunamu_6_3/archives/51566490.html
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ベストセラーのようなので、読む。 著者は「にほんご」?、「にっぽんご」? 「にほんご」のような気がする。
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[関連リンク] 404 Blog Not Found:今世紀最重要の一冊 - 書評 - 日本語が亡びるとき: http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51136258.html
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