元職員 の商品レビュー
かなり前に読んだはずが、レビューを忘れてた。 それほどしっかり憶えていないので星は3つにしておきます。
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外国によく行っている吉田修一らしい作品だなという感じ。タイの亜熱帯の気候など、描写のうまさはさすがだなと。 そして登場人物が非常に少ないなかで、ストーリーを展開させるのも吉田修一の得意なところで、この作品も同様に、退屈させない書き方だった。 主人公の男がなぜタイに来たのかという...
外国によく行っている吉田修一らしい作品だなという感じ。タイの亜熱帯の気候など、描写のうまさはさすがだなと。 そして登場人物が非常に少ないなかで、ストーリーを展開させるのも吉田修一の得意なところで、この作品も同様に、退屈させない書き方だった。 主人公の男がなぜタイに来たのかということは、最後の最後までわからないのだが、それがわかったところで、なるほど!だからそういうことだったのね!という納得はあまりなかった。
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公金横領…背筋がぞっと寒くなるけど、主人公が発覚を怯えながらもタイで豪遊。なんだかなーと腹も立ちながら、続きが気になり一気に読み終えてしまった
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恐い。お金って怖い。公務員って・・・ 社会の暗部を表現させたら、吉田先生の他にはいないって気がする。
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吉田修一なので・・・・ 壊れちゃった!!!! という感想 でも吉田修一なので 好きなので なんだかわかんないけどおもしろかったので 星は3つ
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問題を抱えた主人公の回想を含みつつ、心情的には平凡な主人公がタイに一人で旅行に行くことになり、現地で知り合った日本人の男と、それに紹介された女と片言の英語で過ごし、旅行を楽しむ。その過程で普段は普通の人が大金を得て、さらに途上国で嘘っぽい生活をする様子や、それを含めて楽しく生きている人などが描かれている。 最後のほうで、途上国で金持ち面して不遜な態度になる日本人が、自分自身でもあることに気づき、さらに、不遜な態度も含め、現状に対する開き直りのような感じがあまり気持ちのよいものではなかった。
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よっしゅうの暗いところ満載でした。 お話は妙にリアルで、面白いとかそうでないとかという次元でなかったというか。 好んで読む物語ではなかった。 けど、うまいとは思う。 異国の匂いとか、温度が伝わるような気持ち悪さです。
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有休を使ってタイ、バンコクに行った。 眠らない街、そこで偶然出会った武志と、武志に紹介されたタイ人のミント。 貧しい人裕福な人、金を持て余す観光客、あてもなく流れ着いた観光客 騒がしい街、どれが嘘でなにが本当なのかは、自分にしかわからず、ときにそれすらも見失う。 俺は、日本でしでかしてきたことを受け入れることをやめた。 私はラストでそう感じた。 元職員=教員と勝手にイメージしてたけど違かった。 危ういねギリギリだね著者らしいね。 最後の最後で横領、ってはっきり文字にしたのがよいと思った)^o^(
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横領した主人公の、タイ旅行記。 横領までの経緯や、タイでの豪遊に近い遊びなど、読みやすかった。 ただ、怯え暮らしていた日本を出て、タイで遊びまくり、帰国する飛行機の中では、バレるはずがないと開き直ってしまう主人公に、非常に腹が立つ。
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内容(「BOOK」データベースより) 栃木県の公社職員・片桐は、タイのバンコクを訪れる。そこで武志という若い男に出会い、ミントと名乗る美しい娼婦を紹介される。ある秘密を抱えた男がバンコクの夜に見たものとは。
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