元職員 の商品レビュー
読み終わり、私の最初感想は 「悪夢から覚めれて良かった」 だった。 主人公が、私じゃなくて良かった。 言葉の通じない男と女の繋がり方もよく分かった。 面白かった。 私は好きな感じの小説だった。
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珍しくバタバタしてるGWです。 ってな事で、吉田修一の『元職員』 何処かで読んだ事のある様な内容w 角田光代さんの紙の月の様な感じ。 もう少しグッと唸る様な展開になると思ったけど、最後も何だかなぁって感じじゃたかな。 2017年17冊目
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吉田修一著『元職員』(講談社) 2008.11発行 出来心から公金を横領してしまい、罪悪感に苛まれていた主人公は、一人バンコクに旅立つ。そこは享楽に満ちた偽物の生活に酔いしれる人達で溢れ返っており、主人公はそんな日本人観光客に嫌悪感を抱くが、自身もまた自分を偽って分不相応な生活を演じようとするピエロであることに気づかない。 不正を犯していながら、嘘が嘘であることを一つずつ確認して安堵していないと気がすまない卑怯者。娼婦の弟に殴られて自分もまた蔑まれるべき人間の一人であることを自覚した時、炎のように狂気じみた本性が噴き出す。もう元に戻れない。元職員。 URL:https://id.ndl.go.jp/bib/000009762395
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・恐怖心には波がある 吉田修一さんらしい、後味の悪い人間性が描かれている。最後の結末!あとはご想像にお任せします。と言わんばかりに。。
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図書館に行って本棚を物色してるとなんか地味なまったく輝きが見えないけどシンプルなタイトルに惹かれて借りてみた。 一人の日本人男性がタイに旅行に来たのだが、なんか訳あり。 なんとなく内容がわかるんだけど、元職員っていうのがひっかかる。 頭の中に昔ニュースになった事柄がチラホラする...
図書館に行って本棚を物色してるとなんか地味なまったく輝きが見えないけどシンプルなタイトルに惹かれて借りてみた。 一人の日本人男性がタイに旅行に来たのだが、なんか訳あり。 なんとなく内容がわかるんだけど、元職員っていうのがひっかかる。 頭の中に昔ニュースになった事柄がチラホラする。 やっぱり…そうか。 吉田さんの文章は流れるようで読みやすく好きです。
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吉田節全開、横領過程や背景とバンコクの日々の対比された色が、帰路の空路で溶け込んで結局は限りなく黒に近いグレーになる事が想像できた。
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読み始めて、これは読んだ事があったのを思い出した。が、その時の記録がなぜかない。 吉田修一らしい、面白い本だった。桁外れの横領は定期的に実世界でも起きているが、それをしてしまう状況や逃げている時の心境がこの本で書かれているので、現実世界で起きたニュースの真相を知れたような気分に...
読み始めて、これは読んだ事があったのを思い出した。が、その時の記録がなぜかない。 吉田修一らしい、面白い本だった。桁外れの横領は定期的に実世界でも起きているが、それをしてしまう状況や逃げている時の心境がこの本で書かれているので、現実世界で起きたニュースの真相を知れたような気分になれる。 読み始めると、テンポも良いし人物や状況の描写も丁寧なのでどんどん読み進めた。
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読んでいて、主人公が何をやったかなんとなく分かってきます。 いや、ダメだろうと、何度も主人公につっこみました。 舞台はタイで、タイの風景が思い浮かぶような書き方に癒されました。
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ぱっぱと話が進んで、2時間くらいで読み終わった 途中まで何の話をしているのかわからなくて(薄気味悪い感じは最初から)、タイトルの意味も分からなかったが、まさか横領したお金で遊んでいたとは、、、、 最初は公社の口座にあった514円の誤差を文庫本に使っただけで、それがきっかけで、くせになって何千万円も横領してしまった人の話だった ものすごくやばいことをしているのに、大丈夫な気がしてきて、どんどんスケールが大きいことをしでかしてしまって、でも、恐怖心が大きくなったり小さくなったりしていく描写がすごくリアルで怖かった 吉田修一の作品は、人間の汚さとか、根本的にダサいところ、いやーなところが事細かに描写してあることが多くて、主人公の片桐も、タイに住む武志から見たら、タイの屋台にクレームを付けていたような嫌な感じのする日本人観光客と同じように見えていたんだとわかるラストシーンが、後味最悪で印象に残った 吉田修一らしい話だと思った わたしは、もう少し人間の温かさに触れられるもののほうが好きだなー
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タイ旅行を豪華に楽しむ男の話と、彼の回想がオーバーラップしながら進む小説。 まっとうに自分が稼いだ分のお金の中で楽しもうと思った。笑 ちょうどこの本が出てから一年後くらいにバンコクに行ったので、イメージはすんなり入ってきたと思う。懐かしい気持ちになった。
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