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日日是好日 の商品レビュー

4.4

738件のお客様レビュー

  1. 5つ

    357

  2. 4つ

    227

  3. 3つ

    81

  4. 2つ

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2024/12/03

2018/12/2読了 ビブリアから移行 感性を研ぎ澄ますって、こういうことだと分かった。 私が兄に自分のことを相談した時に、「お前には感性が足りない。」と言われて、そうか、と思い映画観賞や読書を始めたけれど、 結局感性ってなんなのかよくわからないままでいた。 だけど、この本を...

2018/12/2読了 ビブリアから移行 感性を研ぎ澄ますって、こういうことだと分かった。 私が兄に自分のことを相談した時に、「お前には感性が足りない。」と言われて、そうか、と思い映画観賞や読書を始めたけれど、 結局感性ってなんなのかよくわからないままでいた。 だけど、この本を読んで感性が何か分かったようなきがした。 「冬は寒いから嫌い」私はそう思っていたけれど、 毎日、お花、匂い、天気、それぞれ違った一日があるので、冬は冬と一括りに出来ないものだと思った。 最近はスマホをいじって、音楽をイヤホンできき、周りと五感を遮断することが多いけれど、 五感で物事を感じる能力を研ぎ澄ますことが、感性を研ぎ澄ますということだと分かった。

Posted byブクログ

2024/11/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

⚫︎感想 お茶を通して得た、人生を長い目で見るとすべて繋がっているこも、目の前のことに心を入れること、教えるということと知る楽しみを奪うということ、別れは必ずやってくるから、100%大切にしよう…といった、人生における大切なことを筆者がお茶を通じて学んだことを優しく語りかけてくれる。とても良かった。 ⚫︎本概要より転載 まえがき 序章 茶人という生きもの 第一章 「自分は何も知らない」ということを知る 第二章 頭で考えようとしないこと 第三章 「今」に気持ちを集中すること 第四章 見て感じること 第五章 たくさんの「本物」を見ること 第六章 季節を味わうこと 第七章 五感で自然とつながること 第八章 今、ここにいること 第九章 自然に身を任せ、時を過ごすこと 第十章 このままでよい、ということ 第十一章 別れは必ずやってくること 第十二章 自分の内側に耳をすますこと 第十三章 雨の日は、雨を聴くこと 第十四章 成長を待つこと 第十五章 長い目で今を生きること あとがき 文庫版あとがき 解説 柳家小三治 本文より 会いたいと思ったら、会わなければいけない。好きな人がいたら、好きだと言わなければいけない。花が咲いたら、祝おう。恋をしたら、溺れよう。嬉しかったら、分かち合おう。 幸せな時は、その幸せを抱きしめて、百パーセントかみしめる。それがたぶん、人間にできる、あらんかぎりのことなのだ。 (第十一章「別れは必ずやってくる」 ・世の中には「すぐにわかるもの」と「すぐにはわからないもの」の二種類がある。 ・お茶を通して季節がどんどん、自分の中で細分化されていく感覚。解像度が上がっていく。 ・ある雨の日、自分が雨そのものになって降っている感覚を覚えた。定期預金の満期のように、「生きてるってこういうことだったのか」が時々やってくる ・今、ここにいること  「心」を入れる  「間違えるのは、構わないの。だけど、キチンとやりなさい。ひとつ一つの小さな動きに、キチンと心を入れるのよ。」  今目の前のことに心の入れること、ここにいること ・別れは必ずやってくること 会いたいと思ったら、会わなければならない.好きな人がいたら、好きだと言わなければいけない.花が咲いたら、祝おう。恋をしたら、溺れよう。嬉しかったら、分かち合おう。 幸せな時は、その幸せを抱きしめて、100%噛みしめる.それがたぶん、人間にできる、在らん限りのことなのだ。だから、大事な人に会えたら、共に食べ、共に生き、だんらんをかみしめる。一期一会とは、そういうことなんだ… ・教えること、教えないこと ・長い目で生きること 

Posted byブクログ

2024/11/19

読みやすかった。 著者がお茶のお稽古の直前まで「行きたくないよ〜」とぐずっているところに親近感が湧いた。 お茶を始めた頃の著者のように、わたしも勉強や仕事で理由を求めてしまう考え方が身に染み付いているんだけど、それが必ずしも正しいとはかぎらない世界があることが新鮮だった。それと...

読みやすかった。 著者がお茶のお稽古の直前まで「行きたくないよ〜」とぐずっているところに親近感が湧いた。 お茶を始めた頃の著者のように、わたしも勉強や仕事で理由を求めてしまう考え方が身に染み付いているんだけど、それが必ずしも正しいとはかぎらない世界があることが新鮮だった。それと同時に安心した。 世の中にはどうしても言葉で説明できない気持ちがあるのに、無理に言語化して伝えることや、気持ちを言葉に押し込めて、勢いでSNSで発信してしまうことがある。 けれど、お茶の世界は厳格な形式はあっても、そこにいる自分のあり方や感じ方は自由で、それを美徳とする文化があることに救いを感じた。 お茶がこんなものだったなんて知らなかった。 日々の生活では目の前のことに精一杯だけど、その日の天気や季節、十二支の巡りまで、長い時間と向き合う世界があるんだなあと感慨深い気持ちになった。 お茶やってみたいよ!

Posted byブクログ

2024/11/18

何故かわからないけど手に取って購入した本。後にすごく有名な本だと知る。。 うまく言葉に表せないが、心が洗われるような作品。日常や四季を五感で感じる尊さや今を生きることの難しさも感じたかな。 自分が好きなことや行っていることを教訓として昇華したいなと思った作品であった。

Posted byブクログ

2024/11/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

エッセイストの森下典子氏による茶道に関するエッセイ。2002年の作品。 2018年に映画化。ちなみに本人役を黒木華さんが演じたそう。 ・・・ というか。 内容より何より、タイトルをどう読むか。 これ気になりませんか? ひびこれこうじつ? まあここら辺が現実路線か。 表紙を見ると、「にちにちこれこうじつ」ということです。 一応漢詩の一部っぽいし、無駄に中国語の発音をしてみる。 「リュー、リュー、シュィー、ハオ、リュー」 四声だと4, 4, 4, 3, 4 ? 知らんけど(中国語勉強したのも20年前につき忘れた)。 因みに意味は、毎日が平和・無事でよい日である、という事らしい。というかマンマですね。 寧ろ、困難や苦難にあっても、それをポジディプに受け取ろう、というものかと思います。 確かに内容はそういう感じの話です。 ・・・ で、本作は筆者の若年時代の振り返りのような作品です。 大学時代、ふとした思い付き程度でお茶を習い始め、先生には都度都度注意され、なかなか上達せず、そして人生はうまくいかず、それでもお茶を続ける、というお話。 5年、10年、15年と続けるうちに、次第に、彼女の見える世界・感じる空気が、茶道と共に変わってきます。 季節の移ろい、温度の変化、それらに応じた食べ物やふるまい、さらにはお湯の沸騰の音やそれを感じる自身の変化。 そうした微細な変化に感心・驚く、そういう繊細さに徐々に目覚めてゆく、というものです。 ・・・ で、結局何がメッセージか。 感じること、体で慣れること、常に学ぶこと、受け入れること。 こういうことと感じました。 私としてははむぅ?、って感じです。良く分かりませんでした。論理ではなく、感じなさい、と言われているような気分でした(そしてまさにその論理・仕組み・要は?を私は知りたいのです)。 まあでも、言葉で伝わらない世界、肌や空気で感じる世界があるのも分かります。茶道では、そうしたものを経験を通じて教えてくれる、と解しました。 ・・・ ということで森下氏の茶道エッセイでした。 時間をかけてお茶を頂き、季節を感じる。茶道の世界は魅力的ですが、今生は私にはあまり関連がないかもです。 お茶に興味がある方、ちょっと落ち込み気味の方、自分を受け入れたいけど受け入れられない人、などにはおすすめ出来るかもしれません。

Posted byブクログ

2024/11/06

茶道を通して著者が感じた事。気づきが書かれている作品です。 お茶をたてるという茶道の動作は一つひとつ丁寧に行われている一方で独立している訳でなく、一つの流れとして動くものだと思っていました。著者は初めの時は頭で覚えようとしており、何らかのきっかけで考えが止まった際に動作の連続性...

茶道を通して著者が感じた事。気づきが書かれている作品です。 お茶をたてるという茶道の動作は一つひとつ丁寧に行われている一方で独立している訳でなく、一つの流れとして動くものだと思っていました。著者は初めの時は頭で覚えようとしており、何らかのきっかけで考えが止まった際に動作の連続性が失われ、型を見失ってしまう経験が作中に書かれていました。お点前の動きを何度も繰り返し行うことで動きを頭ではなく体で覚え、感覚を通して『分かる』に至れるようになる事が書かれ、一つの気づきが得られました。 また、直感的な気づきで『周囲を見る・感じられる』感覚は、長年の経験の積み重ねからふとした瞬間に得られるものなのかと思いました。 日本の伝統芸能は奥が深いな…とほんのり感じつつ、五感で感じる事の大切さに気付かされる作品でした。

Posted byブクログ

2024/11/06

高校生のとき茶道部に入部し、3年間で様々な掛け軸を目にしたが「日日是好日」という掛け軸が印象深かった。そんな言葉がタイトルとなっている本、私にとってはまさに運命的で思わず手に取り読み始めた。 3年間私はお点前を覚えるのに必死だった。もちろんお点前をするなかで風情、花やお道具から季...

高校生のとき茶道部に入部し、3年間で様々な掛け軸を目にしたが「日日是好日」という掛け軸が印象深かった。そんな言葉がタイトルとなっている本、私にとってはまさに運命的で思わず手に取り読み始めた。 3年間私はお点前を覚えるのに必死だった。もちろんお点前をするなかで風情、花やお道具から季節の変化を感じることはあったが、この本に書かれていた変化や気付きまで感じ取ることはできなかった。でもお茶から学ぶことはたくさんあって、その感覚を取り戻したような気持ちになった。この本を読んでもう一度茶道をしたい、教えてくれていた先生に会いたいという気持ちが高まった。お茶やお点前の偉大さを改めて感じた。 高校を卒業してから約3年たったが今でもお点前をしているときの温かい気持ちは忘れないし、本を読んで思い出したような気がした。 これから私も就職や人間関係など様々なことでつまずくことがあると思う。その時はお茶の世界に入って気持ちを落ち着かせたいと感じた。

Posted byブクログ

2024/10/27

季節を五感で味わうことができる「お茶」。 悲しいことや不安なこともあるけれど、そばにお茶があることで、色々なことが見えてきた。 お茶を習っている人、これからお茶を習いたいと思っている人にオススメの1冊です。

Posted byブクログ

2024/10/23

茶道家の娘として生まれたから、「お茶」が身近すぎて、考えたことあんまりなかったけど、生まれた時からお茶に囲まれて育った私は幸せなのかも!って思った! 家帰ったら全然してないお稽古しようかな、、、

Posted byブクログ

2024/10/21

めっちゃ良かったです! この本を読んで、自分が、日常に埋もれてしまう小さな変化や気付きを大切にする、愛でる、みたいなことがすごく好きなんだなと初めて気付きました。ぼんやりしてたことがはっきり分かった感じです。 すごく茶道が習いたいなと思いました!型を作ってそこに心を入れて行くとい...

めっちゃ良かったです! この本を読んで、自分が、日常に埋もれてしまう小さな変化や気付きを大切にする、愛でる、みたいなことがすごく好きなんだなと初めて気付きました。ぼんやりしてたことがはっきり分かった感じです。 すごく茶道が習いたいなと思いました!型を作ってそこに心を入れて行くというアプローチにすごく興味があります。 いろいろ感じることが多かったのですが、うまく言葉にできない。私にとっては切り口が新しい本だったからだと思います。手元において何度も読み直して、自分の頭の中を整理したいな〜

Posted byブクログ