彼女の嫌いな彼女 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
OLならではの話ですね。全体的にさらっと読めますが、面白いのは後半(最後の方)です。もう少し早めに盛り上げて欲しかったかなっていう気もします。
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タイトルからしてもわかる通り、主人公は相対する2人の女性。 千絵は独身の23歳。仕事は事務職で、特別やりがいがあるわけでもなく、彼氏はいるが夢追い人なうえに自分勝手な人のため、このままでいいわけない、と女性としての焦りが出てきている。 瑞子は独身の35歳。千絵と同じ部署の総...
タイトルからしてもわかる通り、主人公は相対する2人の女性。 千絵は独身の23歳。仕事は事務職で、特別やりがいがあるわけでもなく、彼氏はいるが夢追い人なうえに自分勝手な人のため、このままでいいわけない、と女性としての焦りが出てきている。 瑞子は独身の35歳。千絵と同じ部署の総合職で、少しずつ責任ある仕事を任され出し、やりがいを感じる日々。しかし、恋愛はというとどうしようもない状態。 そんな2人の部署に絵に描いたような素敵な男性が入社してくる。2人はそれぞれ違う思いを秘めて彼に近づく。 女性なら「あるある」「こういう女いるいる!」と手を叩くんじゃあないかと思う。 相対して、お互いに疎ましく思ってるけど、実は本質はそっくりな千絵と瑞子。だからこそ疎ましいんだろうな。「わたしの年いった頃」「わたしの若かりし頃」を見せられているみたいで。 ただ、今の30代はまだまだ女を捨ててないし、若いから、全体的に5歳増しくらいで読むと今に当てはまるかも。 正直冴木については最初からわかりやすすぎたけど、この本のテーマはそこじゃないから、まあそれもアリかな。 そして個人的には小田さんも気になった!ああいう一見からっぽに見える女の子の中身って興味あるなあ。
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タイトルと設定に興味がわいて手に取った本。 派閥争いが絡んでくる内容で、 これまでの私の社会人生活とは無縁の世界。 だけど、派閥争いとかは『島耕作』が一番ですね笑
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ドラマになりそうな安っぽいストーリーではあるものの、読みやすく、単純に「面白い」といえる作品。 30歳を越えて独身だと人目が気になるといった世の中ではなくなってきても、女性自身がなんだかんだで一番「結婚」というものを意識していて、そういう生き物なんだということを再認識する。 ラス...
ドラマになりそうな安っぽいストーリーではあるものの、読みやすく、単純に「面白い」といえる作品。 30歳を越えて独身だと人目が気になるといった世の中ではなくなってきても、女性自身がなんだかんだで一番「結婚」というものを意識していて、そういう生き物なんだということを再認識する。 ラストのあだ討ちには気分爽快!
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社会人の女子ならば分かる、会社のあるあるが満載です。 「こういう先輩、いるいるー」 「あー新入社員の女の子、この女そのまんまだわー」 と共感しながら読みました。 二人の女性キャラの視点でそれぞれ物語りが描かれています。 今の仕事に別に満足もしていないし、恋人と呼べる人はい...
社会人の女子ならば分かる、会社のあるあるが満載です。 「こういう先輩、いるいるー」 「あー新入社員の女の子、この女そのまんまだわー」 と共感しながら読みました。 二人の女性キャラの視点でそれぞれ物語りが描かれています。 今の仕事に別に満足もしていないし、恋人と呼べる人はいても煮え切らない関係性で、やりたい事があるわけじゃないし……だけど今の仕事を辞めるわけにいかない。といったような一度は考えてた事があるような描写があります。 時代背景が今と若干違う点がありますが、充分楽しめます。
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OLの実態が描かれていて、面白い。 ベテランと若いOLの確執と最後には協力というスカッとするストーリー展開。 いかにもありそうな話。 こういうのは、さすが「唯川恵」という気がする。
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同じ職場の35歳と23歳の女性が、新しく配属されたエリート社員を巡って… 最後はふたりとも恋に破れるけれど、すかっとした読後感です。 マンガ感覚ですね。
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35歳の瑞子と23歳の千絵。何かと反目しあう二人が所属する第二販売部に、ロサンジェルスからきたエリート男性・冴木が配属された。いつの間にかお局さまと呼ばれている瑞子、自分より若い女子社員が入って焦り気味の千絵。それぞれの思惑を持って、冴木に近づくが…。――会社こわい、人間こわい。...
35歳の瑞子と23歳の千絵。何かと反目しあう二人が所属する第二販売部に、ロサンジェルスからきたエリート男性・冴木が配属された。いつの間にかお局さまと呼ばれている瑞子、自分より若い女子社員が入って焦り気味の千絵。それぞれの思惑を持って、冴木に近づくが…。――会社こわい、人間こわい。なんだかな、冴木が欠片も恋愛感情を持っていなかったのがな。持ってないなら持ってないで、もっと非道な人であってほしかったと思ってしまう。
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OLてこわい。 というか、社会がこわい。 仕事に男女をもってくるのはどうなのか、 考えてしまいました。 結局は人のつながりの世界なのはわかるけど、 それを男女で利用するのはどうなんだろう。 それだけ魅力があるってことなんだろうけど。
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35歳の端子と23歳の千恵。 同じ会社に勤めながら、 社会において10年という女性の年齢差は 二人をまったく別の人種へと分かつ。 「お局」「腰かけ」と反目し合う間柄となっていた。 端子は元カレとの不倫 千恵は身勝手な劇団員との関係をズルズルと続けていた。 そんな二人の前に27...
35歳の端子と23歳の千恵。 同じ会社に勤めながら、 社会において10年という女性の年齢差は 二人をまったく別の人種へと分かつ。 「お局」「腰かけ」と反目し合う間柄となっていた。 端子は元カレとの不倫 千恵は身勝手な劇団員との関係をズルズルと続けていた。 そんな二人の前に27歳のエリート・冴木が配属されてくる。 それぞれに恋心を燃やす二人だったが…? OL歴10年の作者にとっては1年目の自分と10年目の自分、それぞれの立場から互いを見、会社を見、男を見るという作業だったか。『愛なんか』の一人語りよりも、互いの視点で客観視される分、より互いの個性が際立って面白い。属性が明確だからこそ、こう「空手家とカポエラ使い、戦ったらどっちが強い?」的な面白さがあるよね。 OLを10年勤めた作者ならではの、 その10年という年月の差が女性の人生に与える変化と 互いへの目線をリアルに描き、 しかもその隔たりを超えて想いが交わる瞬間をさわやかに描いた一作。作者自身が語っているように、すべてのOLへ向けて送られたエールなのだろう。 。
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