左岸 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
まだ右岸を読んでいないので 謎が残りますが、 すごく引き込まれました。 特別面白いとかそーゆーわけぢゃないけど、 すごく魅かれた(●´-` ●) 主人公の兄の死別や母との別れなど、 さまざまなことを経験し 歩んでいく姿に惹かれたのかも。 でも、なんか ありえねーーってこともあるから、 さっぱりはしてない。 右岸もよまなきゃーー!!
Posted by
二日で一気に読んだ。 不幸にも幸福にもとどまれないのだと思いながら。 外見は年月と仲良しなのに、中身は置いてけぼりをくらって、 途方に暮れている。 もっと年月を重ねれば折り合いがつくのかとも思ったが この小説を読んで、諦念とも安堵ともつかない気持ちになった。 そして人はやっぱり...
二日で一気に読んだ。 不幸にも幸福にもとどまれないのだと思いながら。 外見は年月と仲良しなのに、中身は置いてけぼりをくらって、 途方に暮れている。 もっと年月を重ねれば折り合いがつくのかとも思ったが この小説を読んで、諦念とも安堵ともつかない気持ちになった。 そして人はやっぱり一人なのかと思った。
Posted by
「旅をするのに教科書はない。 ただ、他人のノート(記録)を参考にする事は出来る。」 以前読んだ、沢木耕太郎氏の著作にあった一説だが、 「人間関係に教科書はないが、参考にする事が出来る」 といった事は、小説に言えるのではないだろうか。 彼女と別れて読み始めた事もあり、感情移入...
「旅をするのに教科書はない。 ただ、他人のノート(記録)を参考にする事は出来る。」 以前読んだ、沢木耕太郎氏の著作にあった一説だが、 「人間関係に教科書はないが、参考にする事が出来る」 といった事は、小説に言えるのではないだろうか。 彼女と別れて読み始めた事もあり、感情移入したのもあるが、 27年間生きてきた自分を、自然と茉莉に照らし合わせて 読めました。 「人は常に熱を発しているが、その熱が高すぎると病気になるんだよ。」 「迷ったけれど、まず飛び込んでみようと思ったの。」 他にも、いくつか、ふと気になる表現もありましたが、 「人間って、一人じゃ生きられないんだよ」 ってことを、感じました。 特に、精神面/感情面においてですが、強がっている裏側には、 どこかしら、暗い影が存在します。 自分の感情に素直になれたとき、次の一歩を踏み出す事が出来る、 そんな気がします。
Posted by
ありふれたはなしかもしれなくても、ひとりのひとの人生を追うということをするとしたら、きっとどのひとの人生も、こんなに鮮烈で真摯なのだとおもいます。強烈なので、むねやけがするくらい、濃い。茉莉ちゃんはさいしょからさいごまでかなしい、それでもちゃんと幸せを噛み締める瞬間がいくつかある...
ありふれたはなしかもしれなくても、ひとりのひとの人生を追うということをするとしたら、きっとどのひとの人生も、こんなに鮮烈で真摯なのだとおもいます。強烈なので、むねやけがするくらい、濃い。茉莉ちゃんはさいしょからさいごまでかなしい、それでもちゃんと幸せを噛み締める瞬間がいくつかある。約束されていたみたいに。それが心底ほっとさせてくれました。
Posted by
読んでてちょっと苦しくなってしまった。 今読むべきじゃなかったと思うけど、じゃあいつ読むのに適しているのかと言ってもよくわからない。
Posted by
すっごい読むのに時間かかった。 とにかく読み切るのに精一杯。 右岸はまだ読んでないけど、またあの量を読むと思うととっかかりにくい。 一言でいうと波乱万丈な人生だけど特に何かを感じたりということはなかった。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
超長編だった・・・P.500超えで、4段の本。。。 右岸から読み始めるべきだったかもなぁー 江國香織はちょっと合わないかもしれない。ラストも感動するところかもしれないけど、正直読み切るのに精いっぱいだった^^;
Posted by
福岡出身の女の人の波乱万丈すぎる(主に男性関係)半生を描いた小説。 福岡、東京、パリを舞台に話は流れていきます。 会話のほとんどが博多弁で、一見この作者の小説っぽくないです。 が、四季の移り変わりの色鮮やかな感じとか、主人公がしっかり自分の意志を持っているかのように見えて、本能の...
福岡出身の女の人の波乱万丈すぎる(主に男性関係)半生を描いた小説。 福岡、東京、パリを舞台に話は流れていきます。 会話のほとんどが博多弁で、一見この作者の小説っぽくないです。 が、四季の移り変わりの色鮮やかな感じとか、主人公がしっかり自分の意志を持っているかのように見えて、本能の赴くままにほわほわと飛んで行くところを読んでいると江國さんぽいなぁと思います。 右岸も読んでみたいとです。
Posted by
「恋多き女性を主人公にした恋愛小説」と言った感じです。 文庫化され書店に平積みされたのを見て、本書を知りました。 辻さんと対をなす作品と言うことで、「冷静と情熱の・・・」を想像しましたが、全く違いました。 先に辻さんの「右岸」を読んでからの「左岸」です。 「右岸」では祖父江九...
「恋多き女性を主人公にした恋愛小説」と言った感じです。 文庫化され書店に平積みされたのを見て、本書を知りました。 辻さんと対をなす作品と言うことで、「冷静と情熱の・・・」を想像しましたが、全く違いました。 先に辻さんの「右岸」を読んでからの「左岸」です。 「右岸」では祖父江九と言う人物を描いて、一方「左岸」では寺内茉莉と言う人物を描いています。 辻さんの「右岸」と対になってるとは思えないほど、違った作品だと思いました。 「右岸」を先に読んだせいもあるかもしれませんが、女性視点での描写だからなのか、私的には物足りなかった。 辻さんの「右岸」レビューは以下より http://booklog.jp/users/kickarm/archives/1/4087712346
Posted by
あの「冷静と情熱の間」から早何年なのだろうか。 江國香織と辻仁成の2作品にわたる小説である。 でも、今回はあの時よりはるかに話の内容が多い。 どんなものだろうかと、本屋で手を伸ばした。 江國香織さんの作品は文庫になればかなりの頻度で読んでいる。 言葉遣いが好き。 リズムが...
あの「冷静と情熱の間」から早何年なのだろうか。 江國香織と辻仁成の2作品にわたる小説である。 でも、今回はあの時よりはるかに話の内容が多い。 どんなものだろうかと、本屋で手を伸ばした。 江國香織さんの作品は文庫になればかなりの頻度で読んでいる。 言葉遣いが好き。 リズムが好き。 作品の中の女性が好き。 自分とどこか似ていて、でも全然似ていない主人公。 ただ、今回の話については少し違った。 読み始めると、いつもの調子が出ない。 なんだか少しおかしい。 そんな感じだった。 けれど、1/3ほど読み進めた後、調子が出てきた。 運命に翻弄されながら、 強く生きている女性。 やっぱり強い女性だ。 女性として強いというのはどういうことか、それがよくわかった。 この後、今「右岸」を読んでいる。 そして良くわかった。 調子が悪かった理由が。 この作品は「冷静…」よりももっと2冊で読まなければいけない作品なのだと。 補完されあっている作品なのだなぁと。 2つを読んだ後に、また感想を記したいと思う。
Posted by