できそこないの男たち の商品レビュー
そうかぁ、男って、女からしたら、おまけな存在なのねと。女系の縦糸に対して、男は橋渡し役でしかないという事実。愕然。だけど、納得。 気楽になれるね。
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前半は女が男となるメカニズムを分子生物学的視点から解説。 後半は男と女という生物を比較している。 前半はスリリングで面白さ★×5。 後半はとりあえず男をおとしめている感じで、あまり面白くなかった。。。というわけで★×3
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最近ブレークしている,「生物と無生物の間」を書いた著者の近著。 思わずタイトルに惹かれて購入してしまった。ということは,自分的にも,男のくせに「男って奴は愛すべき馬鹿だ」と思っている節があるからなのかもしれない。 さてさて,感想ですが,やっぱり男は使い捨てられる生き物だそうで...
最近ブレークしている,「生物と無生物の間」を書いた著者の近著。 思わずタイトルに惹かれて購入してしまった。ということは,自分的にも,男のくせに「男って奴は愛すべき馬鹿だ」と思っている節があるからなのかもしれない。 さてさて,感想ですが,やっぱり男は使い捨てられる生き物だそうです。 科学的に解明されてしまいました。 村上龍は正しかったのです。 そう,男はただの消耗品にすぎないのです。 男の生物学的な至上の喜びは射精することに尽き,そして,男の果たすべき役割は女性の遺伝子を運び広めることだそうです。 いやはや,非常に簡潔でわかりやすい内容でした。そして,男が背負った悲しい運命を再確認しました。 ところで,著者は科学者とは思えないほど情緒豊かな表現が多彩。比喩的表現も面白い。「生物と・・・」も買おうかと思ってしまった。
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タイトルとはかけ離れた学問的な内容。生物学の意外な裏話がつまっていた。今の今までレーウェンフックは学者一徹かと思っていた。一読の価値あり。
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購入。生物と-と同じくスルスル読了。一部著者独自の推論がどの程度の信頼性を持つものなのか判断つきかねる。そして後半のアメリカの学者夫婦の件は少々下世話な感じが・・・主張をうまくサポートする挿話なのかも微妙な気がした。 とはいえ非常に面白く読んだので満足。
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すらすら読める。 通勤電車で少しずつ読んでいるので、続きが気になる。 わくわくする。 面白い。 なので、ちょっと警戒してしまうところもあり。 人を引き付ける文章であることは確かだ。
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人間の基本仕様(デフォルト)は女。男はただの使い走り。 前半部分では、遺伝子研究の変遷をおさらいし、中、後半部分では、特に男性、女性の性決定メカニズムに言及している。 性決定因子としてSRY遺伝子が発見されたことにより、 XX遺伝子を持つマウスを男性(オス)に変化させることができ...
人間の基本仕様(デフォルト)は女。男はただの使い走り。 前半部分では、遺伝子研究の変遷をおさらいし、中、後半部分では、特に男性、女性の性決定メカニズムに言及している。 性決定因子としてSRY遺伝子が発見されたことにより、 XX遺伝子を持つマウスを男性(オス)に変化させることができる。 全体として物語形式で書かれていることもあり、非常に読みやすい印象。 男性は女性という基本仕様を無理やりカスタマイズした存在。
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前作、『生物と無生物のあいだ』(講談社現代新書、サントリー学芸賞受賞)に感動して、早速入手。 http://mixi.jp/view_diary.pl?id=474387733&owner_id=3413510 今回は何なんだろうとワクワクして読み始める。 性...
前作、『生物と無生物のあいだ』(講談社現代新書、サントリー学芸賞受賞)に感動して、早速入手。 http://mixi.jp/view_diary.pl?id=474387733&owner_id=3413510 今回は何なんだろうとワクワクして読み始める。 性決定遺伝子 SRY遺伝子の発見をめぐる研究者レース。 ここが一番面白かった。 受精後7週目までは、染色体に関わらず、全て女。その後のカスタマイズで男になるという。 その後の縫い跡が今でも残る。確かになんで「スジ」があるのだろうとはおもっていた。 「発生」「分化」って本当に面白い。 それが全て遺伝子でコントロールされているところがまた不思議。 【ポイント】 184/本来、全ての生物はまずメスとして発生する。なにごともなければメスは 生物としての基本仕様をまっすぐに進み立派なメスになる。 このプロセスの中にあって貧乏くじをひいてカスタマイズを受けた不幸なものがオスである。 193/いつの時代でもどんな地域でも、そしてあらゆる年齢層にあっても男の方が女よりも死にやすい。 男の方が人生大変だから、という自己陶酔的なヒロイズムは無力である。(自分は思い込んでいた) 生物学的に男のほうが弱い。(へぇー、そうなんだ) 243/心臓の細胞は生後2年ほどたつと分裂を停止する。心筋梗塞で酸素不足で心臓細胞が死ぬと二度と再生されない。 細胞が分裂して増殖しないので、心臓は癌にならない。(納得) 262/多くの生物種において、オスは遺伝子の運び屋としての役割以上の役割を担っていない。 (寂しい)
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地球が誕生したのが46億年前。そこから最初の生命が発生するまでに およそ10億年が経過した。そして生命が現れてからさらに10億年、 この間、生物の性は単一で、すべてがメスだった。
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フェミニズムとか、ジェンダー論とか、そういった類の本ではありません。 文体は好みが分かれるかもしれないけれど、理系学生はその科学的でかつ甘美な(ちょっぴり)文学的な文章に酔える、かも。 個人的にはエピローグが大好きでした。それだけでも買い、な本。
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