クラウド化する世界 の商品レビュー
人はネット上で(もリアルセカイでも)、自分にとって心地良い情報を周りに集めたがる。 Twitterでもそんな感じかなあ。 一度フォローしたヒトをリムーブする前に一度立ち止まって考えてみたい。 カエサルは二千年前に言っている『人間は自らが欲する現実しか観ない』
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「クラウドって何?」「どういうシステムを作るの?」という技術よりではなく、経済学っのような 「クラウドを通じてこんな風に世界が変わります」という内容です。 実に、おもしろかったです。 IT業界で働いている人は是非読んでみるといいと思います。
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2009/9/30 原題は”The Big Switch"。GoogleやAmazonが既に行っているクラウドコンピューティングのメリットを説く本。 筆者はかつて「(企業は)ITにお金を使うのはもうやめなさい」と言った人物。その真意は、今後通信回線の大容量化、高...
2009/9/30 原題は”The Big Switch"。GoogleやAmazonが既に行っているクラウドコンピューティングのメリットを説く本。 筆者はかつて「(企業は)ITにお金を使うのはもうやめなさい」と言った人物。その真意は、今後通信回線の大容量化、高速化とコンピュータの高性能化に伴い、ネットワークを通じてソフトウェアを利用することが可能になるので、企業ごとでサーバを立ててITシステムを構築するのはムダになりますよ、というものだ。 最近のクラウドコンピューティングはブームになっている気がするし、現在のすべてのコンピュータが置き換わってしまうとは想像できないが、それが新たなサービスを切り開くのは事実だと思う。 本書の面白いところは、新たな情報ネットワークが広がっていく様を、20世紀初頭に電力ネットワークが広がったときのアナロジーとして描いてみせてた点だ。かつてのエジソン直流送電システムが交流システムに変わった際、電気は遠くまで届くようになり、電力システムは大規模なものtなり、安定性は高まった。そのおかげで電気の利用者は自分たちの敷地内に小規模発電所を置くことなく、コンセントにプラグを差し込むだけで大規模発電所からの質の高い電気を使えるようになった。情報サービスもそういうものになるだろう、と彼は言っているのだ。実際、GoogleやAmazon,appleは大規模データセンターの建設を相次いでいる。
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クラウド、今、IT業界で最も話題だといってもいいくらい一人歩きしている言葉。 この本には、電気とITを比較しながら、今まさにITの大変革が起こっている様が描かれています。 昔、企業には必ず発電部門があって、自分達で発電していたと知っていましたか?私は知らず。。 対して、今、企...
クラウド、今、IT業界で最も話題だといってもいいくらい一人歩きしている言葉。 この本には、電気とITを比較しながら、今まさにITの大変革が起こっている様が描かれています。 昔、企業には必ず発電部門があって、自分達で発電していたと知っていましたか?私は知らず。。 対して、今、企業には絶対にIT部門があって、莫大な開発・運用コストをかけながら、どの会社でも同じような業務が行われてますよね。 それが、今すぐにではないにしろ、雲の上(クラウド)に行ってしまう時代がくるのではないか、とこの本はいっています。 この本を読んで、自分の働き方・必要とされるスキル、生活などにも大きく影響してくる話だと思ったし、アメリカはやっぱすごいと感じました。 クラウド化とは、今まで企業・個人が保持していた情報をお金を払って他人に預けるということで、今は預け先がほとんどアメリカのシリコンバレー発祥の企業。 つまり、クラウド化とは見方によっては、アメリカへの情報の一極集中を表します。 時代の流れは間違いなくクラウド化。企業がIT投資(しかも使われないものも多い)に莫大なお金をかけなくていいのは素晴らしい。 しかし、アメリカへの情報の一極集中って危なくないか? 時代の移り変わりの時期は必ずそうかもしれないのですが、気持ちよく全賛成はしがたい感じで。色々考えさせられる本でした。 ビジネス的観点から、クラウドのことを知るには、とてもいい本だと思います。
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ITがワールドワイドウエブにより大きな1つの機械となっていく様子がよく分かる。 人間がコンピュータに合わせた行動をとりそれが全体知となってウエブを益々賢くしてゆく。クリックの一つ一つがすでに情報として収集されその気になれば特定されるレベルに達しているのはなるほどと思った。 グーグ...
ITがワールドワイドウエブにより大きな1つの機械となっていく様子がよく分かる。 人間がコンピュータに合わせた行動をとりそれが全体知となってウエブを益々賢くしてゆく。クリックの一つ一つがすでに情報として収集されその気になれば特定されるレベルに達しているのはなるほどと思った。 グーグルが本のデジタル化の背後で人工知能に結びつけようとしていることを知り90年代の第5世代コンピュータを考えていた日本の最優秀の方々のその後が知りたくなった。 【内容】 IT業界のみならず経済界からも注目されているニコラス・G・カーが本書で打ち出すのは、電力会社の発展をメタファーとして語る“商品を物理的な形態やコストから解き放った、インターネットと情報産業がもたらす新しい経済”である。 潤沢なインフラが提供されたことでSaaS[Software as a Service]が可能になり、ひいてはユーティリティコンピューティングにつながることで、企業はITにとらわれず自社の生産活動に純粋に打ち込めるようになるのだ。そして、そのとき企業のビジネスモデルはどのように変わるのか? グーグルやアマゾンなどが、すでに着手しているクラウドコンピューティング時代の幕開けに、ビジネスモデルの大きな変革期が訪れようとしているのだ。
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『クラウド・コンピューター』という言葉が最近言われているが、なんとなくわかったような、イメージできるようなできないような・・・・この本はイメージを膨らませるための一冊。
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2部構成で、前半は電力がユーティリティ化したことを比喩にITが今後ユーティリティ化することを説明してます。後半はネットの中で起きていることの解説と方向性の説明。 自分としては半分納得、半分懐疑的です。電気は東京電力が作った電気も、関西電力が作った電気も同じだし、自分がこぐ自転車...
2部構成で、前半は電力がユーティリティ化したことを比喩にITが今後ユーティリティ化することを説明してます。後半はネットの中で起きていることの解説と方向性の説明。 自分としては半分納得、半分懐疑的です。電気は東京電力が作った電気も、関西電力が作った電気も同じだし、自分がこぐ自転車のライトに使われる電気も交流、直流の差はあれ、同じでしょ。 でも、情報は違うやん。特に企業で使うトランザクションデータは。その中身はもちろん、扱い方も。 どこまでパブリックにもっていけるんやろ? とはいえ、大半の内製化されている領域が今後外にもって行かれるのは賛成です。 後半のネットで起きていることは結構、業界の人間としてもびっくりというか驚く部分が多かったです。 IT、そしてネットの世界が今後どういう動きをするのか俯瞰的な視点を持つのにはいい本だと思います。 教養として読むべき本かな。
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電力システムの発展とwebの発展を対比して展開する。 「商品を物理的な形態やコストから解き放った、インターネットと情報産業がもたらす新しい経済」 (読んだ日:2009/07/28) 電力:私設発電→電力会社から購入する 現在の情報システムは電力でいう「私設発電」の状態になって...
電力システムの発展とwebの発展を対比して展開する。 「商品を物理的な形態やコストから解き放った、インターネットと情報産業がもたらす新しい経済」 (読んだ日:2009/07/28) 電力:私設発電→電力会社から購入する 現在の情報システムは電力でいう「私設発電」の状態になっている インターネットサービスを組み合わせる amazon google インターネットサービスの例 セールスフォース・ドットコム:CRM エンプロイーズ:人事管理 リーンロジスティクス:輸送管理 オコ(Oco) デジタル・インサイト:オンラインバンキング アプロジック ディグ、ディグレット:投票制によるニュースフィルタリング YouTube:動画 スカイプ:ネット電話 クレイグリスト:地域情報検索 PlentyofFish:出会い系サイト イェルプ:地域別口コミ 通常は「規模に対しての収穫逓減」 インターネットサービスは「規模に対しての収穫逓増」 エジソンの言葉 大胆さとインスピレーションは同義 もっとも重要なことは効率性 バーデンの水車 自動化して効率を上げる エネルギーを作る ワンマシン すべての部品は一つの機械を構成している コンピュータは「汎用技術」 あらゆる人々があらゆる目的で使用する 仕事・発明とは 全体を創造する 必要な「部分」を造る 部分をつなぎ合わせる 外部を利用する データセンター アプリケーション 仕事・技術は物質とエネルギーを処理するためのアンバランスに対応すること
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エジソン(GE) -> サミュエル・インサル 水力機関(システム)=> 蒸気機関("からくり"の機械装置)、動力の1/3は消費される。 電力システム(自前の電力供給システム)、発電機+配電線 蒸気タービン => 巨大な中央発電所(ユーティリ...
エジソン(GE) -> サミュエル・インサル 水力機関(システム)=> 蒸気機関("からくり"の機械装置)、動力の1/3は消費される。 電力システム(自前の電力供給システム)、発電機+配電線 蒸気タービン => 巨大な中央発電所(ユーティリティ) 直流電流 => 交流電力 : 需要メータ ハーマン・ホレンス(パンチカードタビュレータ) => タビュレーティング・マシン・カンパニー => 合併し、トーマス・J・ワトソン(IBM) ビル・ゲイツ => レイ・オジン テキサス州警察:メキシコ国境沿いにウエブカメラを設置し、ビデオフィードをインターネットに 流し、ボタンをクリックできるようにした。 ・バラ売り時代 ・2006.12.6:潜在的エネルギー危機の認識 ト、2009.7.10
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Webはテロリストにとっては情報の賜物。あらゆる情報が転がっている。Web2.0から冷戦2.0へ。今後のネット社会はどうなっていくのか楽しみだ。
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