クラウド化する世界 の商品レビュー
仕組みをつくることの重要性 メディアの人間化 人間のメディア化 ライフスタイルの変化と富の移転 コストなしで情報を調達可能 人間のできることは何か?
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どうも仕事でクラウドをやることになったらしいので、クラウドと言えばこれは読んでおかなきゃと思って読んだ。"IT doesn't matter" で一躍名を馳せた Nicholas Carr の最新作。 第一章は、電気の普及(企業や工場における自家発...
どうも仕事でクラウドをやることになったらしいので、クラウドと言えばこれは読んでおかなきゃと思って読んだ。"IT doesn't matter" で一躍名を馳せた Nicholas Carr の最新作。 第一章は、電気の普及(企業や工場における自家発電機が、大規模発電所と送電網によって駆逐された話)と現在のクラウド・コンピューティングを比較して、あちらこちらで引用されている有名な著述。 第二章はクラウドと高度に発展したインターネットが描く未来を清濁合わせて記述しており、特に「濁」の方が興味深い。インターネット・ビジネスが加速させる富の一極集中化、「バラ売り」が進むことによる中長期的視野の喪失、テロリストや犯罪者によるネットワーク・リソースの利用、国家や組織の情報統制力の強化(当初インターネットは国家の情報統制力を弱めるツールだと考えられていたが、実際には逆だった)、大量データとデータ・マイグレーション技術によるプライバシーの喪失など、ここに描かれる様々な負の側面は、クラウドによってもたらされる「大規模発電所後の世界」が楽観主義者が言うほど素晴しいものではないことを予見している。
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今まさに普及しようとしているクラウドについて、電力供給の歴史と対比させながら描いているところが良かった。文体にも、質の良いノンフィクションの趣があって、読んでいて楽しかった。 ただ、第二部の途中からインターネット=ディストピアみたいな話になって、雰囲気がガラリと変わる。こちらに...
今まさに普及しようとしているクラウドについて、電力供給の歴史と対比させながら描いているところが良かった。文体にも、質の良いノンフィクションの趣があって、読んでいて楽しかった。 ただ、第二部の途中からインターネット=ディストピアみたいな話になって、雰囲気がガラリと変わる。こちらについては、「こういう危険もある」「こんな弊害が起こり得る」というのを協調し過ぎの感じがして、あまり賛同できない。 ちなみに、電力については今後さらなるパラダイム・シフトが見込まれている。多様な発電元からの電力を、ネットワークを通じて相互に融通し合うというものだ。ネットやコンピューティングについても、こうした未来はあるのだろうか。
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第1章と2章の差が激しすぎて、5つ星にはならない。1章はインターネットを知る上で絶対知っておくべき大局観だと思う。素晴らしいにつきる1章は。2章はとても退屈でつまらない。自分の知識とか他人の研究しか語っておらず、ネットに悲観的だったし、無駄に長い。
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まじめな本も一冊。 売れてるっぽいので昨年末くらいに読みました。 タイトルの「クラウド」から、 SalesForceやAmazonのS3などのようなクラウド系のサービスを解説する本だと思い、 その説明を期待して読み始めたものの、良い意味で裏切られました。 この本はより広い意味で...
まじめな本も一冊。 売れてるっぽいので昨年末くらいに読みました。 タイトルの「クラウド」から、 SalesForceやAmazonのS3などのようなクラウド系のサービスを解説する本だと思い、 その説明を期待して読み始めたものの、良い意味で裏切られました。 この本はより広い意味で、 世の中がなぜそのようなクラウドコンピューティングを利用した世界に向かっているのか、 これまで向かわ(え)なかった理由、そして今後どうなっていくのか、を発電の歴史と比較しながら、 様々な角度から語ってくれています。 Web2.0が一般に広まったきっかけは梅田望夫の「Web進化論」の影響が大きいと思いますが、 その中ではweb2.0に関して、様々なキーフレーズをもとに解説してくれていました。(たぶん。) 例えば、ロングテールとか、ユーザー参加型とか、階層ではなくタグによる分類とかとか。 当時学生だった私は「へーへー!」と思うことが多かったことを覚えていますが、 この「クラウド化する世界」は、それと同じような感覚が味わえた本でした。 ただし、発電の歴史を都度都度引用してくるところがやや宗教じみているので、 気になる人はボリュームも多いのでがっつり読み飛ばしつつが良いと思います。 ということで、「あたし彼女」より、こっちの方がオススメってかんじ、みたいな。 (あまり読み返す時間が取れなかったので、感想が本の内容とずれていたらごめんなさい。)
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クラウドに関しての調査中に買った本だが、クラウドそのものについてはほとんど記述がなかった。この本ではもう少し抽象度を高くてネットの進化が何をもたらすのかという観点で書かれている。 歴史を振り返って、電力の普及が社会に何をもたらしたか、電力が普及する上でどのような変遷があったか、...
クラウドに関しての調査中に買った本だが、クラウドそのものについてはほとんど記述がなかった。この本ではもう少し抽象度を高くてネットの進化が何をもたらすのかという観点で書かれている。 歴史を振り返って、電力の普及が社会に何をもたらしたか、電力が普及する上でどのような変遷があったか、という記述は参考になる。もともと発電機能は各工場にあるなどし、中央集権的な「発電所」という機能はなかった。工場など大量に電気消費に対する十分な供給ができなかったこと、そもそもの信頼性などが要因であった。それがインフラが普及するにつれ発電所に発電機能を集約させていくことが経済的にも見合うようになり、ある時点で一気にそちらに切り替わったという点は現在のコンピューティングにおいても類似する要素が多分にあろう。
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「人とインターネット」の「今まで」と「これから」。 エジソンからグーグルまで、ダイナミックに変遷を辿れます。 「●●を作る」というグーグルの野望に驚愕。
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グーグルが夢見ているのは脳に直接検索サービスをつなぐようなこと。 マイクロソフトとグーグルは、鉄腕アトムと攻殻機動隊くらい違ってるんですね。
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ITの今後を知るには、「クラウドコンピューティング」の用語は欠かせないです。 そのクラウドコンピューティングの説明ではなく、クラウド化することによって、世の中がどんな風に変わるのかを説明してます。クラウドによって、今までのようにすべての企業がITに投資をしなくてもいいような時代が...
ITの今後を知るには、「クラウドコンピューティング」の用語は欠かせないです。 そのクラウドコンピューティングの説明ではなく、クラウド化することによって、世の中がどんな風に変わるのかを説明してます。クラウドによって、今までのようにすべての企業がITに投資をしなくてもいいような時代がくることを予想しています。それによって、今は重宝されているエンジニアでさえも、企業としては必要なくなります。 過去の電気産業をモチーフに説明をずらずらずらずら・・・(無駄に長い・・・) 企業ごとに発電機を持っていた時代から、発電所を通じて安定した価格の安いものを手に入れられるようになったことが、インターネットの産業でも起こるっていう。。。 この本を読んで、危機感・・・
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序盤では「インターネット」という概要、テクノロジーの変容を 「電気」というテクノロジーの発展の歴史との比較からすごく分かりやすく説明。 そして途中から突然中身は現在のクラウドコンピューティングの目指すもの、そしてそれによる警鐘へ。 文系でPCはうわべしか分からない僕にも分か...
序盤では「インターネット」という概要、テクノロジーの変容を 「電気」というテクノロジーの発展の歴史との比較からすごく分かりやすく説明。 そして途中から突然中身は現在のクラウドコンピューティングの目指すもの、そしてそれによる警鐘へ。 文系でPCはうわべしか分からない僕にも分かりやすい本でした。 ・クラウドコンピューティングは不可避の流れである ・しかし電気との違いもあり、それはコンピューティングが人間を支配しうるということ ・そして一番怖いのはそれに対して現代の人間の大部分が無意識、無関心、無抵抗であること googleってのはすごいね、そして怖い。 みんなー履歴消してようが何しようがgoogleさんは個人情報お見通しだぞーw
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