犯罪小説家 の商品レビュー
「犯罪 小説家」 なのか 「犯罪小説 家」 なのか。とある文学賞を受賞した小説の映画化を巡って作家自身とは一見なんのつながりもないと思われる自殺サイトの存在が浮かび上がる。映画化に対し独自のストーリーを持ち込む脚本家によって見えてくるサイトの秘密。運営者の自殺、幹部の失踪、そ...
「犯罪 小説家」 なのか 「犯罪小説 家」 なのか。とある文学賞を受賞した小説の映画化を巡って作家自身とは一見なんのつながりもないと思われる自殺サイトの存在が浮かび上がる。映画化に対し独自のストーリーを持ち込む脚本家によって見えてくるサイトの秘密。運営者の自殺、幹部の失踪、そこにある真実とは…作家と脚本家、どちらも何か秘密を抱いているようでないようで。クライマックスの場面と、その後の場面と、そのあたりの展開がどうにもギクシャクしている感じが否めない。「彼」がアノ後、どうして「そういうこ」とができたのか、そこが納得できないな。
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作家、待井のもとに作品の映画化の話が持ち上がる。監督は奇才小野川。 小野川は待井の作品に「「死」の匂いを感じ、過去の事件を調べ始める・・・ ストーリーが錯綜して「誰がなんなんだ〜」って感じで楽しめます。 でもちょっと登場人物に魅力が・・・いまひとつだったかも・・・・・ ラストは余...
作家、待井のもとに作品の映画化の話が持ち上がる。監督は奇才小野川。 小野川は待井の作品に「「死」の匂いを感じ、過去の事件を調べ始める・・・ ストーリーが錯綜して「誰がなんなんだ〜」って感じで楽しめます。 でもちょっと登場人物に魅力が・・・いまひとつだったかも・・・・・ ラストは余韻が気持ちいですね。
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主人公の小説が映像化される話なんですが。 ダーク…暗い、暗すぎです…。人間の狂気まで見せられて、最後まで、恐怖を感じながら物語が終わりました。読了後は、すこぶる良くなかった!
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新進作家、待居涼司の出世作『凍て鶴』に映画化の話が持ち上がった。監督に抜擢された人気脚本家の小野川充は『凍て鶴』に並々ならぬ興味を示し、この作品のヒロインには、かつて伝説的な自殺系サイト〔落花の会〕を運営していた木ノ瀬蓮美の影響が見られると、奇抜な持論を展開する。待居の戸惑いをよ...
新進作家、待居涼司の出世作『凍て鶴』に映画化の話が持ち上がった。監督に抜擢された人気脚本家の小野川充は『凍て鶴』に並々ならぬ興味を示し、この作品のヒロインには、かつて伝説的な自殺系サイト〔落花の会〕を運営していた木ノ瀬蓮美の影響が見られると、奇抜な持論を展開する。待居の戸惑いをよそに、さらに彼は、そのサイトに残された謎の解明が映画化のために必要だと言い、待居を自分のペースに引き込もうとしていく。そんな小野川に、待居は不気味さを感じ始め―。全篇に充ちた不穏な空気。好奇心と恐怖が交錯する傑作心理サスペンス。。 というあらすじ(パクリ)。 結論から言うと、めちゃめちゃ面白かった。 『犯罪小説家』というフィクション作品でありながら、待居の書いた『凍て鶴』という全く別のフィクション作品から始まるという書き出しがまず面白いし、[落花の会]という自殺サイトの設定も絶妙。ここまでリアルな設定を楽しめたフィクション作品は今までにない。 また、作品中に登場する「名前」のセンスもこの作品をより楽しめた理由だと思う。『凍て鶴』・[落花の会]はもちろん、待居涼司とか小野川充という名前もキャラクターに合致していて(あくまで主観だが)、本の世界に入りこみやすかったのだと思う(そういえば『犯人に告ぐ』の巻島も、ほんと「巻島」っぽいなと思いながら読んでいたし、その点雫井さんはずば抜けたセンスの持ち主な気がする)。 というわけで、作者の知性が凝縮された名作だと思う。 一般的な評価はそこまで高くないみたいだが、個人的には『犯人に告ぐ』よりもよっぽど好きな作品でした。 ※印象的だった文章 現実の街にあるなら躊躇して足を踏み入れないような場所でも、ネット上ならためらいなく覗くことができる。個人がアクセスしたネットの履歴は、その人間の心の地図であり、そこを歩いた心の軌跡である。
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期待して読んだけど、うーんまあまあかな。終盤はちょっとおもしろかったけど、登場人物誰にも共感できず。。 2009.1.30〜2009.1.31
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楽しみに待って、ようやく借りてきた本。 期待を裏切るつまらなさ。 読む価値なし。 珍しく酷評です、わたくし。
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「凍て鶴」で賞をとった待居涼司、担当の三宅と喜ぶ。 映画化の話で、人気ホラー脚本家のオノミツ・小野川充をつれて プロデューサー・別所が会いに来る。 ライターの今泉と小野川が自殺。 「落花の会」を追う。 どこに事件が起きて誰が関わって、誰を探しているのかしばらくかかった。 自殺サイ...
「凍て鶴」で賞をとった待居涼司、担当の三宅と喜ぶ。 映画化の話で、人気ホラー脚本家のオノミツ・小野川充をつれて プロデューサー・別所が会いに来る。 ライターの今泉と小野川が自殺。 「落花の会」を追う。 どこに事件が起きて誰が関わって、誰を探しているのかしばらくかかった。 自殺サイトが関わっていて書き込みなど宗教っぽい感じもあり暗い印象。 のめりこむまで時間かかった。 後半はどうなるのか早く早くと読んだ。 2008/11/26
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感想を書けないくらい、何とも言えない読後感・・・ 物語はミステリー系の賞を受賞することから始まる。 受賞作が映画化されることが決まり、そこに出てくる脚本家が、以前起きた集団自殺と無理やりに関連付けて、映像化しようとすることで話が展開する。 今まであまりないタイプの作品と言えば、そ...
感想を書けないくらい、何とも言えない読後感・・・ 物語はミステリー系の賞を受賞することから始まる。 受賞作が映画化されることが決まり、そこに出てくる脚本家が、以前起きた集団自殺と無理やりに関連付けて、映像化しようとすることで話が展開する。 今まであまりないタイプの作品と言えば、そういう意味では興味深いけど、脚本家の小野川を始め、自分の主張ばかりが強く、感情移入が出来るような登場人物がいないのが、いまいちのめりこめない理由なのだろうか? 大体の作品が外れがない作家なだけに、かなりがっかり・・・
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想像してた話とだいぶ題材が違ってたけどおもしろかったー。ラスト10ページの空気が凍った瞬間が、もう、たまらず息を呑みました。待居涼司の書いた小説が読んでみたいと心底思う。
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内容が自殺サイトに重きをおいていたので、個人的に好きではない感じだったけど、後半の犯人を突き止めていくまでの過程はとても面白かった。 ラストは思わずうなってしまった。 だからこのタイトルか〜
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