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その日のまえに の商品レビュー

4.3

674件のお客様レビュー

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    288

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2009/10/07

選ぶ言葉の一つ一つが優しいとゆうか、人によって好き嫌いはあると思うけどおれはいつも泣かされてます、重松清。死に焦点を当てることで生の意味や大切さをかみ締めさせてくれます。大切な人と過ごす日常を大事にしよう。短編集とみせて全部が一応繋がってるのも結構好きかな、あぁあの人こうなったん...

選ぶ言葉の一つ一つが優しいとゆうか、人によって好き嫌いはあると思うけどおれはいつも泣かされてます、重松清。死に焦点を当てることで生の意味や大切さをかみ締めさせてくれます。大切な人と過ごす日常を大事にしよう。短編集とみせて全部が一応繋がってるのも結構好きかな、あぁあの人こうなったんだとか。

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2020/04/20

これを読んで泣いたらベタすぎるなぁと思って読み始めました。 途中で、涙が出てきちゃいました。 止まりませんでした。電車の中なのに。 自分の周りの人がいとおしくなる本ですな。

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2009/10/04

電車の中で読んでいて号泣寸前になり、上を向いて涙をこらえるのに必死でした。私自身も家族の死を経験しているので、自分と重ね合わせてしまい…。 昨日まで確かにここに居た人が居なくなるという現実。でも、時は流れ、日常は続いていく…。私も今では普通に日常を送り、悲しみを忘れている時間も増...

電車の中で読んでいて号泣寸前になり、上を向いて涙をこらえるのに必死でした。私自身も家族の死を経験しているので、自分と重ね合わせてしまい…。 昨日まで確かにここに居た人が居なくなるという現実。でも、時は流れ、日常は続いていく…。私も今では普通に日常を送り、悲しみを忘れている時間も増え… そのことに罪悪感を感じたり。そんなときに出会った、この本。哀しい本は避けて通ってきたけど、読んでよかったと素直に思えます。 最後に、いくつかの物語がリンクするところが、嬉しいサプライズでした。 (2009-001)

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2009/10/04

がん末期患者と周りの人々を描いた短編小説。 だけど設定は少しずつリンクしてる。 まわりの人もすごくつらい。 取り残される気持は胸にぽっかり穴があいちゃうかんじ。 これまで当たり前のようにそばにいた人が もうすぐいなくなっちゃうのは心臓をわしづかみにされたようだと思う。 ただ、...

がん末期患者と周りの人々を描いた短編小説。 だけど設定は少しずつリンクしてる。 まわりの人もすごくつらい。 取り残される気持は胸にぽっかり穴があいちゃうかんじ。 これまで当たり前のようにそばにいた人が もうすぐいなくなっちゃうのは心臓をわしづかみにされたようだと思う。 ただ、病気なのはがんの当人で、つらいのもがんの当人だから、 そこは間違えちゃいけない。 とおもった。 「忘れてもいいよ。」って 最大級の愛情だと思う。 こんなこと絶対いえない。 優しくて強い人になりたいなってかんじた一冊。

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2018/10/14

上手だけど、にせものくさい。できるだけ多数の人の共感が得られるようにデジャブのようなシーンばかりを記述する。世評の高い重松だが、僕はあまり好きではない。

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2009/10/04

初めて読んだ重松作品。 うまくまるめこまれているような気がしなくもないけど、 こういう話の締め方、好き。

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2009/10/04

大切な人がこの世からいなくなってしまう「その日」までを 描いた小説。読み終わるまで涙が止まらなかった。 でも重松さんの作品は心に小さな灯火を点けてくれる。 「悲しさ」だけじゃない、大切なことを教えてくれるからやっぱり好きだ。

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2009/10/04

「人の死」というのは当たり前のことだけど、自分たちにとっては非日常的な出来事。頭では「その日」がいつか来ることがわかっていても、いざ直面したときは「どうして自分が」「なぜあの人が」という気持ちになるのだろうなと思った。 「その日」を迎えようとしている人、それを見守る人の心情が切...

「人の死」というのは当たり前のことだけど、自分たちにとっては非日常的な出来事。頭では「その日」がいつか来ることがわかっていても、いざ直面したときは「どうして自分が」「なぜあの人が」という気持ちになるのだろうなと思った。 「その日」を迎えようとしている人、それを見守る人の心情が切なく綺麗に表現されている作品だった。 特に「ヒア・カムズ・ザ・サン」は初めから終わりまで泣きながら読んだ。息子に心配をかけまいと明るく振舞おうとする母親の姿が、ベタと言われればそうかもしれないけど、でも泣ける。

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2009/10/07

文章がうまくて きれいすぎで 悲しすぎて 泣けてきた。 現実には、近しい人の死にたいしては、こんな風にはならないのかもしれない。 けど、よかったなーと思う。

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2009/10/07

医師がした講演を昔聞いたときに、「死ぬならガンがいいです」と言っていたのを鮮烈に覚えているが、その通りだと思う。交通事故死や殺人など突然死んでしまうとするならば、何の準備もできずに死ななければならない。けれど、ガンだと余命を宣告され、「その日」が来る準備ができる。これは、逝くほう...

医師がした講演を昔聞いたときに、「死ぬならガンがいいです」と言っていたのを鮮烈に覚えているが、その通りだと思う。交通事故死や殺人など突然死んでしまうとするならば、何の準備もできずに死ななければならない。けれど、ガンだと余命を宣告され、「その日」が来る準備ができる。これは、逝くほうにも逝かれるほうにも大切なことではないかと思う。 ガンを取り巻く人の死を扱った短編集。私は幼い頃からたくさんの人の死に接してきたから、大切な人の死は受け入れ「慣れ」していると思う。問題は、自分の死だろうな。でも、残されるほうが残すほうより絶対つらいと思うから、生きている人には「頑張っていきて」としか言えないかもしれない。和美の死後3ヶ月後に届いた手紙にはほろり。私ももし、先に死ぬとしたら、大切な人にそんなふうな手紙を残そうと思う。 基本的にこの人の小説は苦手。昔読んだビタミンFもそんなに好きではなかった。今回のも文体はそんなに好きではない。けれど、ひとつひとつの物語が最後に結集するという短編の王道みたいなところもあって、読後感は悪くはない。

Posted byブクログ