その日のまえに の商品レビュー
医師がした講演を昔聞いたときに、「死ぬならガンがいいです」と言っていたのを鮮烈に覚えているが、その通りだと思う。交通事故死や殺人など突然死んでしまうとするならば、何の準備もできずに死ななければならない。けれど、ガンだと余命を宣告され、「その日」が来る準備ができる。これは、逝くほう...
医師がした講演を昔聞いたときに、「死ぬならガンがいいです」と言っていたのを鮮烈に覚えているが、その通りだと思う。交通事故死や殺人など突然死んでしまうとするならば、何の準備もできずに死ななければならない。けれど、ガンだと余命を宣告され、「その日」が来る準備ができる。これは、逝くほうにも逝かれるほうにも大切なことではないかと思う。 ガンを取り巻く人の死を扱った短編集。私は幼い頃からたくさんの人の死に接してきたから、大切な人の死は受け入れ「慣れ」していると思う。問題は、自分の死だろうな。でも、残されるほうが残すほうより絶対つらいと思うから、生きている人には「頑張っていきて」としか言えないかもしれない。和美の死後3ヶ月後に届いた手紙にはほろり。私ももし、先に死ぬとしたら、大切な人にそんなふうな手紙を残そうと思う。 基本的にこの人の小説は苦手。昔読んだビタミンFもそんなに好きではなかった。今回のも文体はそんなに好きではない。けれど、ひとつひとつの物語が最後に結集するという短編の王道みたいなところもあって、読後感は悪くはない。
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かなりよかった(´∀`) ってか、よかったとか んなコトバじゃ表されへんくらい いいよー。 短編集で読みやすいし 絶対読むべきっ!!
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泣けるなあ…重松清はうまいなあ…。死にゆく人と向き合うのは大変な力がいることだ。でも、生きていくうえで避けて通れない事だ。そこでそれを避けてしまうと、後で絶対後悔する。人を大事にすることを教えてくれる本だ。いつかのために強い人間にならなくては、と思った。
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人の命や死をテーマにした、連作短編集。読んでる最中は、最後の3編だけが連作で、あとは独立した話を収録しているのだろうと思っていたのですが、ところがどっこい、あんなふうに全ての話が繋がるとは・・・。それが少しも強引な感じはなく、何とも自然な感じで、やっぱ巧いなぁと感心しきり。しかし...
人の命や死をテーマにした、連作短編集。読んでる最中は、最後の3編だけが連作で、あとは独立した話を収録しているのだろうと思っていたのですが、ところがどっこい、あんなふうに全ての話が繋がるとは・・・。それが少しも強引な感じはなく、何とも自然な感じで、やっぱ巧いなぁと感心しきり。しかし重松氏は、人の死をなぜこうも淡々と、しかもリアルに描くことができるのだろうか。プロの仕事と言ってしまえばそれまでなのだが、病状の進行していく状況の表現や、人々の心理や行動の描写など、こうも冷静に筆を進めることができるものかと思ってしまいます。いやはや、すごい。久々の重松作品で、「どーせいつもの手で泣きにもってくんだろ〜、ふふん」などと思いつつ読み始めたのですが、読んだらミゴトにハマってしまいました。結論:職場で読む本じゃあないっすね。うるるる・・・・・。
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大切な人がいなくなったらどうしよう。自分のことより、誰かのそれについて考えることのほうが何より不安だ。それでも顔をみてその人を送ることができたら、それはきっととても幸せなこと。だからもっとたくさん笑おう。大切な人のために元気でいよう。
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2009年5月9日の今日、私の本棚を作り始めました。 この本含め10冊は、私が就職活動中に、電車の中や 家でぽーっとしているときに読んだ本。 この本は、本当に、2009年の5月9日に読み終わりました。 13時位に起きて、ごはん食べて、夕飯にお母さんの作った スパゲッティ食べ...
2009年5月9日の今日、私の本棚を作り始めました。 この本含め10冊は、私が就職活動中に、電車の中や 家でぽーっとしているときに読んだ本。 この本は、本当に、2009年の5月9日に読み終わりました。 13時位に起きて、ごはん食べて、夕飯にお母さんの作った スパゲッティ食べて幸せだなぁって思った日に読み終わった本。 幸せだなぁって素直に感じたのは、この本のおかげかもしれません。 最初は、おいおいくっらいなーって思ったけど、 本当に読んでよかったと思う。 一日一日を大切に生きようって思わせてくれる本でした。
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テーマからして感情的になるから 冷静に「いい小説でした」とか書けないけれど とりあえず 人のいるとこでは読まないほうがいいです 自分が大切に思う人たちの「その日」が ずっとずっとずっと先だといいなと思います H21.4.28読了
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通勤途中に電車の中で読んでて、何度も泣きそうになった。 自分に置き換えたり、相手に置き換えたり・・・ まだ、「その日」のことは考えたくないけど、 いつか絶対来る日なんだ。 耐えられるかな。。。
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泣けるって評判だったから買ってみた。 でもそんなに泣けなかった。 やっぱり、短編集って苦手です。。 いい話はいい話。
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年代が近いせいか、この人の本を読むとたいてい泣いちゃってるんだけど。 中でもコレが一番かもしれない。
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