その日のまえに の商品レビュー
カフェで読んでいてボロボロ泣いちゃいました。 旅立つ側、遺される側、その日に向かって向き合うことの大切さ、その日のあとをどう過ごすべきか考えさせられました。 久しぶりに素直によかったと思える本でした。
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「死」って悲しいものだけど、何か温かいものを生み出す力も持っているのかもしれない。自分が「死」について考えなければならない時が来たら、もう一度この本を読もうと思った。
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「死」というテーマに対して、明確な答えが示されないのが良かった。 捉え方や考え方、その後の生き方は人それぞれ。 各章の登場人物たちと一緒に考えることができた。
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人の死した後の、最期の最期に直面する仕事柄この手の話は必読せねばと書店で手にした一冊。死後数時間経過した後の故人と家族にしか接する事しかないので、生前死間際の各々の心情を思い遣る事の大切さを改めて気付かされた。ただ私なら『忘れてもいいよ』とは決して言わないだろう。だからと言って『...
人の死した後の、最期の最期に直面する仕事柄この手の話は必読せねばと書店で手にした一冊。死後数時間経過した後の故人と家族にしか接する事しかないので、生前死間際の各々の心情を思い遣る事の大切さを改めて気付かされた。ただ私なら『忘れてもいいよ』とは決して言わないだろう。だからと言って『忘れないで』とも言わない。あえてそれを言葉にする必要性を感じないし、何より忘れるはずがないのだし。
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「忘れてもいいよ」 こういう言葉を身近な人に伝えることが、死ぬ人の務めではないだろうか。 自分のことを身近な人には覚えていて欲しい。 そんなのはエゴだ。 残された人を縛りつけるべきじゃない。 と、今は思うんだけど、よくわかんないです。
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大切な、身近な人の死について、考えさせられる本。 短編の中の、お母さんが亡くなる話を読んだ時、とても哀しかった。自分にだって起こるかもしれないことで、今いてくれることに感謝したい、家族に対してもっと優しく在りたい、と感じた。 人の死は突然に、公平に、逃げることは出来ないものとして...
大切な、身近な人の死について、考えさせられる本。 短編の中の、お母さんが亡くなる話を読んだ時、とても哀しかった。自分にだって起こるかもしれないことで、今いてくれることに感謝したい、家族に対してもっと優しく在りたい、と感じた。 人の死は突然に、公平に、逃げることは出来ないものとして身近にある、と伝えているように思う。 読んで良かったと思った。
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余命を宣告された人の、そしてその人の家族はどのようにその日を迎えるのか。そしてどのように死を認識するのか。日常の幸せに気づくのは失ってから。 和美の手紙に涙がとまらなかった。
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妻の死=その日 その日を前に、新婚時代を過ごした街を歩く夫婦。 その日の家族。 その後。 表題作の連作短編三つと、その他、やはり「死」をテーマにした短編。 最後にほとんどの話が繋がったのを見て、何と言うか、感動した。
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『その日のまえに』『その日』『その日のあとで』【その日】とは妻が亡くなる日。死んで逝く人にとっても、あとに残される人にとっても、(死を)考える事が答え、というセリフが印象的でした。 確かに真剣に向き合った事ないかも。
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ヒアカムズザサン以降で込み上げてくるものがある。 結婚しているからか、そこそこの年齢だからか、親とか妻とかの死というものの重さを感じ、改めて今を大事にしないといけないと思う。 「忘れていいんだよ」はさすがにキツかった。
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