天使のナイフ の商品レビュー
第51回江戸川乱歩賞。構成、ストーリー、かなり考えられている良作だが、テーマが心に痛い。このテーマ(犯罪被害者)になると読後感にやりきれなさがどうしても残ってしまう。7.25
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マスコミが報道している内容と、真実の詳細。 被害者家族と加害者家族。 単に秀逸なミステリーというだけでなく、少年犯罪について考え方が変わる一冊となりました。 犯罪を犯した人が更生したのかってどう判断する? 法律が改正されてどう変わったのかな。 そして、自分だったら許せるのか。...
マスコミが報道している内容と、真実の詳細。 被害者家族と加害者家族。 単に秀逸なミステリーというだけでなく、少年犯罪について考え方が変わる一冊となりました。 犯罪を犯した人が更生したのかってどう判断する? 法律が改正されてどう変わったのかな。 そして、自分だったら許せるのか。 難しいです。
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江戸川乱歩賞受賞作品。 うーん。面白いのは面白い。描写も上手だし、心に響く。が、期待値が高かったかな…。 どんでん返しモノとしてはいまひとつかも。
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妻を中学生に殺された夫の苦悩の物語。少年法と被害者遺族の問題。そして加害者の贖罪意識。難しいテーマだが、丁寧に描いている。中盤から物語は一気に加速。ラストはやや畳みかけすぎた感もある、薬丸氏のデビュー作と考えると、完成度はかなり高い。
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全体として重苦しい雰囲気だったが話のテンポがよくて一気に読めた。 解説や参考文献をみてもわかるように、作者が「少年犯罪」というテーマをどれだけ真摯に扱っているかが感じられる。 二転三転する展開も楽しめるが、少年犯罪や犯罪被害者の遺族の心理など考えさせられるものがあった。
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生後五ヶ月の娘の目の前で妻は殺された。だが、犯行に及んだ三人は、十三歳の少年だったため、罪に問われることはなかった。四年後、犯人の一人が殺され、桧山貴志は疑惑の人となる。「殺してやりたかった。でも俺は殺していない。」裁かれなった真実と必死に向き合う男を描いた、第51回江戸川乱歩賞...
生後五ヶ月の娘の目の前で妻は殺された。だが、犯行に及んだ三人は、十三歳の少年だったため、罪に問われることはなかった。四年後、犯人の一人が殺され、桧山貴志は疑惑の人となる。「殺してやりたかった。でも俺は殺していない。」裁かれなった真実と必死に向き合う男を描いた、第51回江戸川乱歩賞受賞作。 *** 面白かった! どんでん返しには驚いた!
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初めての薬丸岳さん。会社のひとに「やばい」と勧められました。 江戸川乱歩賞とってたんですねー 内容は、ほんっとミステリー! どんでん返しの連続でしたー 怪しいとにらんでた人は関係なくて、最後には出てきた人全員が複雑に絡み合って、犯罪を起こしちゃってたと。。。 ちゃんと読まないと...
初めての薬丸岳さん。会社のひとに「やばい」と勧められました。 江戸川乱歩賞とってたんですねー 内容は、ほんっとミステリー! どんでん返しの連続でしたー 怪しいとにらんでた人は関係なくて、最後には出てきた人全員が複雑に絡み合って、犯罪を起こしちゃってたと。。。 ちゃんと読まないと時系列・関係性がこんがらがっちゃう感じ。 でもすっごくドキドキしながら読めました。 殺された奥さん。500万円の謎。3人の少年。バイトの女の子。犯罪。贖罪。。。 分厚い本でしたが、ザクザク読めました!大満足!
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第51回江戸川乱歩賞受賞作品。 刑法第四十一条「14歳に満たない者の行為は、罰しない。」がこの本のテーマ。 真の更生とは、贖罪とはなんなのか。また被害者、加害者に対して社会はどう対応すべきなのか。相変わらず少年法にはいろいろと考えさせられるところがあります。 またそれだけでなく...
第51回江戸川乱歩賞受賞作品。 刑法第四十一条「14歳に満たない者の行為は、罰しない。」がこの本のテーマ。 真の更生とは、贖罪とはなんなのか。また被害者、加害者に対して社会はどう対応すべきなのか。相変わらず少年法にはいろいろと考えさせられるところがあります。 またそれだけでなく後半からは急展開が待ち構えておりミステリとしても楽しめる要素があります。
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レビューに多々あるラストの詰込みは同感なものの、全体的には未成年者の人格の可塑性、本当の贖罪意識など難しいテーマを取り上げた傑作だと思う。
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