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天使のナイフ の商品レビュー

4.1

407件のお客様レビュー

  1. 5つ

    119

  2. 4つ

    180

  3. 3つ

    76

  4. 2つ

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  5. 1つ

    1

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2012/10/02

登場人物が多く、作上の人間関係を容易に把握できるとは言えないが、人間関係が複雑な分、最後に登場する人物のほとんどが事件に関与する結末に非常に惹かれた。

Posted byブクログ

2012/10/02

名探偵コナン君ばりの不幸引き寄せ体質。 …という軽口は置いといて。 少年の犯罪と処罰、更生の可能性、被害者や遺族の権利。 現在の法律の不完全さが現れています。 罪を償うってどういうことなんだろう。一生笑わずに過ごすことなのか。社会的に立派な人間になることなのか。 考えれば考える...

名探偵コナン君ばりの不幸引き寄せ体質。 …という軽口は置いといて。 少年の犯罪と処罰、更生の可能性、被害者や遺族の権利。 現在の法律の不完全さが現れています。 罪を償うってどういうことなんだろう。一生笑わずに過ごすことなのか。社会的に立派な人間になることなのか。 考えれば考えるほど分からなくなります。

Posted byブクログ

2012/10/01

少年犯罪の被害者、加害者双方の心理がよく描かれている。ストーリーの後半で、登場人物の接点が重なりすぎている感が。

Posted byブクログ

2012/09/28

少年たちによる人殺し。その背景には、もう一つの物語があった。どんどん引き込まれて一気読み。 (背表紙より)~生後五ヶ月の娘の目の前殺された。だが、犯行に及んだ三人は、十三歳の少年だったため、罪に問われることはなかった。四年後、犯人の一人が殺され、桧山貴志は疑惑の人となる。「殺し...

少年たちによる人殺し。その背景には、もう一つの物語があった。どんどん引き込まれて一気読み。 (背表紙より)~生後五ヶ月の娘の目の前殺された。だが、犯行に及んだ三人は、十三歳の少年だったため、罪に問われることはなかった。四年後、犯人の一人が殺され、桧山貴志は疑惑の人となる。「殺してやりたかった。でも俺は殺していない」。裁かれなかった真実と必死に向き合う男を描いた。

Posted byブクログ

2012/09/16

期待を裏切るほど面白かったストーリー。 読み進めるうちに疑問が氷解していく楽しさを十分に感じることができた。 少年犯罪はノンフィクションを色々読んで食傷気味だったので 避けていたが 押し付けがましい感じでもない。

Posted byブクログ

2012/09/05

乱歩賞に好みが多いため読んでみた。 自分に対して降り掛ったのなら、最も憤るだろうジャンルについてだが、あまりジメジメしておらず、淡々とした印象。 個人的には少年だろうと厳罰を支持するが、解説の高野さんも述べていた通り、懐柔双方の意見を冷静に物語に組み込んで、血気盛んな論評などに...

乱歩賞に好みが多いため読んでみた。 自分に対して降り掛ったのなら、最も憤るだろうジャンルについてだが、あまりジメジメしておらず、淡々とした印象。 個人的には少年だろうと厳罰を支持するが、解説の高野さんも述べていた通り、懐柔双方の意見を冷静に物語に組み込んで、血気盛んな論評などになっていない、また何処か優しさを感じる終わり方が余韻があって良い印象だった。 色んな事件の当事者が主人公の身近に沢山いるようにも思うけど、ツッコまないことにする。

Posted byブクログ

2012/08/25

一年半ぶりに再読してみた。少年法への問題提起という社会小説としても優れており、クライマックスに新事実がどんどん明らかになり読者をひきつける、サスペンスとしても優れており、薬丸岳の代表作と思う。

Posted byブクログ

2012/08/16

休みを使って一日で読み終えちゃったよ。。。いやーなかなか考えさせられる一冊。それでも飽きさせない内容と展開に花まる。

Posted byブクログ

2012/08/13

色々な小説を読んできたが、一番伏線が張り巡らされてたと思う。最後に伏線の回収が一気にされてたのでまだ中身が整理し切れてない感じがします。結末をしってから二度目読んだらまったく違う視点から読み進めていけそうです。

Posted byブクログ

2012/07/25

少年犯罪をテーマにした作品。 刑事罰を受けない少年たちの「贖罪」とはなにか?と、肯定派と否定派の両方からの視点で、少年法についての問題提起をしている。 色々と考えさせられることが多く、自分自身は少年も刑事罰を受けるべきだと考えていはいたが、この本を読んでから考えを改めさせられた...

少年犯罪をテーマにした作品。 刑事罰を受けない少年たちの「贖罪」とはなにか?と、肯定派と否定派の両方からの視点で、少年法についての問題提起をしている。 色々と考えさせられることが多く、自分自身は少年も刑事罰を受けるべきだと考えていはいたが、この本を読んでから考えを改めさせられた。

Posted byブクログ