1,800円以上の注文で送料無料

かもめ食堂 の商品レビュー

3.9

601件のお客様レビュー

  1. 5つ

    145

  2. 4つ

    212

  3. 3つ

    167

  4. 2つ

    25

  5. 1つ

    2

レビューを投稿

2024/02/29

読みやすいです。 映画を観ていたので、本を読みながらも小林聡美さん、片桐はいりさん、もたいまさこさんで脳内再生されました。 おにぎりから伝わる父の愛情がサチエを幸せな気持ちにさせてくれたから、サチエも想いを込めて握る。 そんなサチエのおにぎりが美味しそうで、私ならどれを頼もう...

読みやすいです。 映画を観ていたので、本を読みながらも小林聡美さん、片桐はいりさん、もたいまさこさんで脳内再生されました。 おにぎりから伝わる父の愛情がサチエを幸せな気持ちにさせてくれたから、サチエも想いを込めて握る。 そんなサチエのおにぎりが美味しそうで、私ならどれを頼もうかな?なんて想像しながら楽しく読みました。 とりあえずお金の心配がないからゆったりした気持ちで出会う人を迎えられるのかなとは思うけど、嫌な人が出てこないので平和に読み進められます。 サチエのおにぎりみたいなお話です。

Posted byブクログ

2024/02/26

何十年?かぶりの群ようこさんの本。 かもめ食堂は読むのは初めて。 なんともいえない空気感がただようヘルシンキでかもめ食堂を営む3人の女性の物語。 サチエとミドリの絶妙な距離感がよかった。 こういう人間関係を築くのは簡単なようで難しい。←私にとっては トンミくんのおかしな日本...

何十年?かぶりの群ようこさんの本。 かもめ食堂は読むのは初めて。 なんともいえない空気感がただようヘルシンキでかもめ食堂を営む3人の女性の物語。 サチエとミドリの絶妙な距離感がよかった。 こういう人間関係を築くのは簡単なようで難しい。←私にとっては トンミくんのおかしな日本語も楽しくて、最高のスパイス。 もっともっと読んでいたかった。 群ようこさんの本、続けて読んでみようかな。

Posted byブクログ

2024/02/21

本のほうももちろん良いですが、映画は何度も観てしまいます。 休日にプロジェクターに投影して、珈琲淹れてまったり読書。のような時にピッタリです。

Posted byブクログ

2024/02/21

登場人物みんな真面目なのに、どこか変わっている人たちの交流が温かい物語。 穏やかにゆったりと流れる時間の中で起こる嬉しいことも、ハプニングも、たまたま居合わせた人たちと共有することで心を通わせていく空気感に和みました。

Posted byブクログ

2024/02/19

故郷から遠く離れた国でも自分のルーツを大切に。芯を強く持っていれば、割とどこでも生きていけるのかも。サッパリして読みやすかった。

Posted byブクログ

2024/02/11

薄くて短い本だけど、心に響く言葉がたくさん詰まっていたストーリーでした! 個性的な登場人物も面白かった!

Posted byブクログ

2024/02/03

群ようこさんのこういう小説大好き。女性がゆったりと日々をこなしていく小説。 大変とか困難がそう感じられない、ゆったりした流れがとても心地良い。

Posted byブクログ

2024/01/07

フィンランドで小さな食堂を始めた中年の日本人女性の話。 自分のこだわりの部分はブレずに少しずつ繁盛してゆくのが良いなぁ。 ゆる〜い感じのストーリーが心地よい。

Posted byブクログ

2024/01/06

フィンランドで食堂を開いたサチエ 一緒に働くミドリ、マサコと仲間が増え、店にはお客さんも増えていく 年齢は違えど、まじめに生きてきて、少し孤独な一面も持っている3人 サチエの持つ空気なのか、凄く穏やかなかもめ食堂の雰囲気に幸福感を感じました 作中にあった、環境を本人がどう捉えるか...

フィンランドで食堂を開いたサチエ 一緒に働くミドリ、マサコと仲間が増え、店にはお客さんも増えていく 年齢は違えど、まじめに生きてきて、少し孤独な一面も持っている3人 サチエの持つ空気なのか、凄く穏やかなかもめ食堂の雰囲気に幸福感を感じました 作中にあった、環境を本人がどう捉えるかによって現実の見え方は変わると言う考え方は、まさにその通りですよね フィンランドの片隅で幸せそうな3人の姿で、そう感じました 心の軽やかさと温もりをくれた一冊でした 【読了短歌】 幸せを 手繰り寄せたは 自分の手 異国の空で 羽ばたくカモメ

Posted byブクログ

2023/12/31

タイトルが素敵だとずっと思っていたけれど、読んだことがなかった。 それがこの前BSで映画が放送されて、それを観たらとても良かったので、これは読まなくてはいけない、と思った。 「華やかな盛りつけじゃなくていい。素朴でいいから、ちゃんとした食事を食べてもらえるような店を作りたい」と...

タイトルが素敵だとずっと思っていたけれど、読んだことがなかった。 それがこの前BSで映画が放送されて、それを観たらとても良かったので、これは読まなくてはいけない、と思った。 「華やかな盛りつけじゃなくていい。素朴でいいから、ちゃんとした食事を食べてもらえるような店を作りたい」という夢をもったサチエは、フィンランドのヘルシンキで食堂を開いた。 先に映画を見ていると、お店の映像が目の前に浮かんでくるから良い。 シンプルで、いかにも北欧らしい。 日本を象徴する飾り物は一切ない。 「外国でわざわざ日本をアピールするのはものすごく野暮ったい」 ・・・と思っているサチエだが、かもめ食堂の一番の推しは、おにぎりなのだ。 フィンランドに発つ朝も作ってくれた、父のおにぎりには特別な思い出と思い入れがある。 最初のお客は日本かぶれの青年・トンミくん。 日本人女性のミドリと、次にマサコが店を手伝うようになる。 だんだんと仲間が増えていく様子は、ロールプレイングゲームを見ているようだ。 ハヤシ サチエ 38歳 サエキ ミドリ 41歳 シンドウ マサコ 50歳 みんなちょっと地味で、ちょっと孤独で、フィンランドに来た理由はさまざま。 でも、まじめに生きてきたというところを強調したい。 まじめにきちんと生きてきた人には、幸せになる権利があるのだ。 映画も原作も、ちゃんと同じ世界を共有していた。 原作の文章にはところどころ群さんらしい味が感じられ、映画の方は「猫を預かったので」というマサコの理由づけがなんとも良かった。

Posted byブクログ