平台がおまちかね の商品レビュー
面白かった!!! 出版社営業のお話。 シューカツ中ということで【働く】に対して過敏になっているんだけど、営業の仕事ってこんなかんじなんだなって。 面白そうな本もたくさん紹介されてて。本への愛が溢れ出している良書。続きも楽しみ。またひとり、いい作家さんに出会えちゃった〜。しあわせ!...
面白かった!!! 出版社営業のお話。 シューカツ中ということで【働く】に対して過敏になっているんだけど、営業の仕事ってこんなかんじなんだなって。 面白そうな本もたくさん紹介されてて。本への愛が溢れ出している良書。続きも楽しみ。またひとり、いい作家さんに出会えちゃった〜。しあわせ! 作家という仕事の大変さも垣間見えたんだけど、負けずにふんばって心躍る作品をどんどんだしてほしいなぁ。なんて、図書館専門のわたしに言えたことじゃないけれども。 *・*・*・ 始めての東北出張で得たものは多い。いつまでも忘れないように。絵本は、智紀にとっても神さまからの贈り物になりそうだ。
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明林書房の新人営業マン、ヒツジくんこと井辻くん。書店まわりをするなか自社の本をいかに売るかそして平台に並べてもらえるか奮闘する。 「贈呈式で会いましょう」はサスペンスぽく行方不明の受賞者を捜す。「絵本の神様」廃業した個人書店の悲しい話し。「ときめきのポップス...
明林書房の新人営業マン、ヒツジくんこと井辻くん。書店まわりをするなか自社の本をいかに売るかそして平台に並べてもらえるか奮闘する。 「贈呈式で会いましょう」はサスペンスぽく行方不明の受賞者を捜す。「絵本の神様」廃業した個人書店の悲しい話し。「ときめきのポップスター」大手書店が各出版社の営業担当を煽っていかに本を売るかポップコンテストを企画。一位のご褒美は平台。ところがポップコンの応募作に並び替えの謎。暗号が隠されていた。ヒツジくんが見事に解読するけど普通無理っ感じ。 成風堂とかちらっと別のシリーズのが登場。
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出版社の営業さんと書店員さん目線のお話。本の裏事情を垣間見るようでとても楽しい~♪ 本屋巡りをしたくなるし、書店で働いてみたくもなる! 大崎さんのこの視点とても好きだわ~
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淡々としすぎている。出版社の営業の若者が書店を舞台にしたなぞをといていく。なぞといってもどうしても解いてほしいと思う謎は少ない。 書店へ行って、この人営業だなあと思う人にあったことなど一度もない。都会に郁としょっちゅうそういう人に会うのだろうか?
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通院のためにひっつかんだ第2弾。 本関連続きなので、この辺で当たり障りのない?推理小説を挟むか迷って、やはり開いてしまった。 気になるから。 個人書店の本(早川義夫さんの)の記憶が新しいので、本屋さんってたいへんだよね、の気持ちのまま、今度は出版社の営業さん視線での本。 旧担当者の吉野さん人気に凹みながらも書店をまわる入社3年目営業マンの井辻くん。 営業先で出会うささやかなミステリに「あれ?」と足をとめ、鮮やかに解決。 明林書房の本をプッシュしてくれているのに、井辻くんに急につめたくなった店主の謎。「平台がおまちかね」 素敵な品揃えの本棚をつくる、営業のマドンナ的存在の女性店員から突然笑顔がなくなった。「マドンナの憂鬱な棚」 新人賞受賞者の失踪事件。「贈呈式で会いましょう」 仙台の個人書店が閉店。この書店前に佇む青年とは?「絵本の神様」 とある書店で各出版者の営業がポップを競うことになる。飾りつけられた台の上で本の山が移動する。「ときめきのポップスター」 解決は鮮やかなのに、女性を誘うことを考えたり、愛称で呼ぶことを思ったりしただけではにかんでしまう、井辻くん。 そして「なんて罪作りな男だろう。いや、お客さんである女子高生さんにちょっかいを出すことからして許せない。心温まるやさしい読み口の本を紹介するなんて、ほとんど犯罪だ。」なんて憤ることもある。 そんな井辻くんに絡んでくる他出版社の営業さん方がまた個性派、曲者揃い。本屋さんで営業さんを探してしまいそう。 謎はちょっと切ないものもあるけれど、最後は笑顔になれる。ホカホカするミステリ。 本屋さんが舞台なだけに数々の本が登場し、それがまた懐かしかったり、読んでみたくなったり。 ずっと迷ってた「ななつのこ」シリーズ、やはり読もうかな。 ジョン・ダニングの続編かあ。気になるけどなあ。 「少ないお客さんを奪い合ってどちらが潰れるのではなく、お客さんをなんとして増やして、両方とも生き残っていこうって。きれいごとや理想論じゃないです。小さいところが潰れて大きいところだけ残っても、その大きいところはもっと大きなところ相手に、いずれ立ち行かなくなります。そして残るのは大きな街の大きなチェーン店のみ。本屋は、そこに足を運ぶ人たちだけのものになる。それはあんまりじゃないですか」 チビちゃんたちがお小遣いを握って走って行ける、そんな本屋さんたちがんばれ!
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面白かったです。 いつも読んでいる本がどんなふうにして自分の手元に届いているのかが分かって楽しかった。 井辻くんのイメージ、真柴君のイメージ、吉野さんのイメージ、を勝手に作ってしまったのでドラマ化とかしないでほしいです。
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※このレビューにはネタバレを含みます
書店を廻る新人出版社営業・井辻智紀が主人公の奮闘ミステリ、「平台がおまちかね」「マドンナの憂鬱な棚」「贈呈式で会いましょう」「絵本の神さま」「ときめきのポップスター」5編の短編集。他社の先輩営業マンには散々いじられ、自社本をたくさん売ってくれた書店を訪ねたら何故か冷たくあしらわれ、自社が開催する文学賞の贈呈式には受賞者が現れず窮地に追い込まれる。書店員の経験が有る作者だけあって、出版・書店関係の内容が詳しく面白い。2013.9.26読了・図書館。本が好きな方なら是非読んでください。日常系ミステリー作品。
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久々の大崎梢さん♪(といいつつ、プリティが多すぎるは先に読んだのだけれど、大崎さんの日常系ミステリが好きなもので……) 書店を舞台にした日常系ミステリ。 とても面白かった! 「配達赤ずきんちゃん」シリーズとは違い、こちらは出版社側の視点。新人営業マン、井辻くんが成長とともにちょ...
久々の大崎梢さん♪(といいつつ、プリティが多すぎるは先に読んだのだけれど、大崎さんの日常系ミステリが好きなもので……) 書店を舞台にした日常系ミステリ。 とても面白かった! 「配達赤ずきんちゃん」シリーズとは違い、こちらは出版社側の視点。新人営業マン、井辻くんが成長とともにちょっとした謎をといてゆく。 切ないエピソードが多いものの、基本的に温かいお話なのは、井辻くんの人柄? 井辻くんを「ひつじくん」と呼び(そのたびごとに「井辻ですけど」ときっちり訂正する井辻くんもなかなかのキャラだ)なんやかやで、手助けしてくれる他社営業マンの真柴さんがいい味出してる。 いいコンビだ。 私の住んでいる町には書店はないけれど、生まれ育った町の小さな書店を思い出した。 この作品に出てくるような、本が大好きな書店ではなくこれといって特長もない小さな書店だったけれど、ティーンズ誌を毎号そこで買っていたっけ。 今もし、家の近くに、歩いて通える書店があったなら、私、間違いなく常連さんだわ!!!
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本屋の周辺で起こる小さなミステリー。自分が本屋で働いていたことがあるせいか、とても楽しく読めた。 この本のように答えは見つからなかったが、不思議なことって時々あったよな、と思い出してニヤニヤ。 次作も楽しみです。
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出版社の新米営業が繰り広げる日常の謎解き。ほっこり物語を楽しみながら新しい本との出会いもあって一石二鳥。おすすめは「絵本の神様」
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