ひなた の商品レビュー
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四人のそれぞれの日常を 代わる代わる綴っていく。 夫婦の感情、夫とその友だちの感情 こういうなんでもないけど ちょっとした日常みたいな物語は嫌いではないな。
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感情の機微が良かった。さみしいかなしい嬉しいなどとわかりやすい話ではないけれど、それぞれが日常のなかでその日常のかたちを変えていっている流れが好きだなと思う。なんてことない日もなんてことなくない日も実際こんな風にして過ごしていて、周りからは毎日を過ごしているようにしか見えないんだ...
感情の機微が良かった。さみしいかなしい嬉しいなどとわかりやすい話ではないけれど、それぞれが日常のなかでその日常のかたちを変えていっている流れが好きだなと思う。なんてことない日もなんてことなくない日も実際こんな風にして過ごしていて、周りからは毎日を過ごしているようにしか見えないんだなという…言語化が難しい…。 割と好きだけど多分半年で内容をすっかり忘れている気がする。
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私は好きだった。 日常と、名前の付けられない感情と。 なにが幸せか、なにがふつうなのか、 考えさせられる作品。 結末がなくて これからどうなるかわからない モヤモヤを抱えてしまうラストだけど これが現実で、 みんな抱えてるものなんだな、としんみり思う。
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兄夫婦、弟カップルの別々の4人の視点から1年が描かれる。傍から見たら賑やかで幸せな者同士だが皆が心に何かを抱えてる。出生の秘密を知っても尚普段のとおり振る舞う弟は強い。弟カップルはどうか兄夫婦のようにはなって欲しくない。
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なんてことはない家族とまわりの人たちの日常を淡々と描いているのだけれど、大きなできごとがないように見えて、実はいつの間にか何かが変わっていたり、大きな変化のように見えるのに登場人物が何事もなかったように過ごしていたり、あぁ日常ってこういう感じなんだろうなぁと思う。 多かれ少なかれ...
なんてことはない家族とまわりの人たちの日常を淡々と描いているのだけれど、大きなできごとがないように見えて、実はいつの間にか何かが変わっていたり、大きな変化のように見えるのに登場人物が何事もなかったように過ごしていたり、あぁ日常ってこういう感じなんだろうなぁと思う。 多かれ少なかれ誰の人生もドラマティックで平凡なのかも、と。 淡々と描かれていく感じは「パレード」とも似ているけれど、読後感はこちらの方がさわやか。そして茗荷谷というマイナーなところを舞台に描かれていくのがとっても嬉しい。あ、これはあの坂だな、とかわかる分イメージもわくし、わからないところはふらっと行ってみたいとも思う。
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さっと読める。 4人それぞれの語りで春夏秋冬のお話。 兄の嫁が、何か解せない。 兄も兄で何だ一体。友達も友達で図々しすぎて理解に苦しんだりムカついたり。
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好きな人と一緒にいても、常に心が通いあってる訳ではなく、でも、一緒にいるのはやっぱり好きだから、なんて考えた。 仲のよい家族、夫婦、恋人、それぞれが個人で、だけど繋がっている。
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自分自身が変わらないかぎり、環境の変化だけじゃ人生って変わらないものだと、常々私は思っていて、その思いを改めて強く感じることのできた本でした。 兄嫁の気持ちがすごく共感できました。
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同居人、家族と言えど、それぞれの人生あり。あくまで孤独だけど、どこかで繋がってる。少し羨ましくなった。
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彼・彼女 夫・妻 日常の秘めた心 四季を通し綴られた作品 親子でも どんなに愛した人でも 隠して置きたい思い きっと誰にでも あるだろうな 何かを感じつつも お互いそこに追求せず こういう思いやリって なかなか出来ないけど 大事だなと思いました
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