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好き好き大好き超愛してる。 の商品レビュー

3.7

209件のお客様レビュー

  1. 5つ

    48

  2. 4つ

    56

  3. 3つ

    55

  4. 2つ

    18

  5. 1つ

    4

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2017/09/30

ふざけたタイトルが気になるが、芥川賞ノミニーの作家の作品で、読み応えはある。個人的には主人公の作家が書いた作品のプロットや『ニオモ』という短編がおもしろかった。まともじゃない作品を書けそうなアイデアを持った作家だと思う。他の作品も読みたいと思った。

Posted byブクログ

2017/02/12

まさにタイトルがぴったりな作品。 好きとは、愛とは、気持ちに徹底的に向き合った作品だと思う。繰り返し読みたい。

Posted byブクログ

2016/10/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

何度も読み返して軽すぎて浮かんでる文体を心に沈着させなければならない本。主人公の「僕」の出した結論はラブストーリーでは憤慨ものだけど現実ではよくあることだ。恋人の死はAZMAと同じくらい理不尽で納得できなくて、失った後にもっとああしてればと後悔することも多い者なのだと思う。個人的に夢の話はもう夢でだって会えないし会いたくないということなのかと思ったのだけれど、挿入三篇に意味を求める必要は特にない。全部読んで何回か読んでなんだ愛してるだけじゃんと納得するだけがいいのだと思う。好き嫌いが別れるだろう。

Posted byブクログ

2016/09/12

タイトルと中身のイメージがだいぶ違うようでいて、タイトルが中身の本質を見事に表している不思議な本。 文学賞受賞作候補になる度に重鎮からタイトルをくさされてるというエピソードが痛快 あと、舞城先生の本はブツっと途中で急に終わる印象があって、それがブンガクなのかもしれないけどちゃ...

タイトルと中身のイメージがだいぶ違うようでいて、タイトルが中身の本質を見事に表している不思議な本。 文学賞受賞作候補になる度に重鎮からタイトルをくさされてるというエピソードが痛快 あと、舞城先生の本はブツっと途中で急に終わる印象があって、それがブンガクなのかもしれないけどちゃんと終わったらどんな感じになるのかも見てみたい気がする。

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2016/06/18

”祈りは言葉でできている。言葉というものは全てを作る。言葉はまさしく神で、奇跡を起こす。過去に起こり、全て終わったことについて、僕たちが祈り、願い、希望を持つことも、言葉を用いるゆえに可能になる。過去について祈るとき、言葉は物語になる。” 再読

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2016/04/18

合うか合わないかと聞かれたら合わない 私は馬鹿なので理解が追いつかない 頭カラッポが読めるような内容ではなかった 例えどんなに理不尽な状況でもハッピーエンドを望むくらい私の頭はハッピーだし、納得できない内容は「私には合わない!」と批判するくらい馬鹿なのだ しかし、タイトルは最...

合うか合わないかと聞かれたら合わない 私は馬鹿なので理解が追いつかない 頭カラッポが読めるような内容ではなかった 例えどんなに理不尽な状況でもハッピーエンドを望むくらい私の頭はハッピーだし、納得できない内容は「私には合わない!」と批判するくらい馬鹿なのだ しかし、タイトルは最高。 中身のインパクトを含め、スッパリ忘れることはないでしょう。 舞城王太郎氏、侮り難し。

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2016/03/20

冒頭の一節が美しすぎてなんだか打ちのめされるような思いがする。 何度よんでも重さや温度が失われず、読むたびに胸がいっぱいになるような気持ちがする。書かれていることの意味がわかる気がするし、私はここに書かれていることを信じていると思う。なんだか尊い感じがして、こういう思いをずっと持...

冒頭の一節が美しすぎてなんだか打ちのめされるような思いがする。 何度よんでも重さや温度が失われず、読むたびに胸がいっぱいになるような気持ちがする。書かれていることの意味がわかる気がするし、私はここに書かれていることを信じていると思う。なんだか尊い感じがして、こういう思いをずっと持っていたい、大切にしたい、と思う。

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2016/03/11

*ブログ感想あり* http://blog.livedoor.jp/marine0312/archives/52138875.html

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2016/03/09

記憶の中ではたぶん二冊目の舞城作品。 表題作はすごくツボだったんだけど、ブレインの方はだめでした…… でも、作品によって紙質やフォントを変えるのは面白い。 好き、愛するという行為は半端ない労力と時間を要して、しかもそれが疲労を呼ぶこともあれば、憎しみに変わることもある。 それで...

記憶の中ではたぶん二冊目の舞城作品。 表題作はすごくツボだったんだけど、ブレインの方はだめでした…… でも、作品によって紙質やフォントを変えるのは面白い。 好き、愛するという行為は半端ない労力と時間を要して、しかもそれが疲労を呼ぶこともあれば、憎しみに変わることもある。 それでも人が好きになって、愛することをやめないのは、そんな負の要素を軽々と越えてしまえるほどの美しい「何か」があるからかもしれない。 愛とは祈りだ。

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2015/10/20

冒頭の詩とも感じられる数ページの文章、ここにだけ、コロリといってしまった。 かと思えば、短編の最初の物語から物騒なファンタジーっぽい内容に、次へ次へと現実感を無くしていく描写。書式の独特な文字の構造も味わいに一役買っているのかもしれない。読みやすい軽い文体ではあるが、どこかクセが...

冒頭の詩とも感じられる数ページの文章、ここにだけ、コロリといってしまった。 かと思えば、短編の最初の物語から物騒なファンタジーっぽい内容に、次へ次へと現実感を無くしていく描写。書式の独特な文字の構造も味わいに一役買っているのかもしれない。読みやすい軽い文体ではあるが、どこかクセがあり、人によっては躓く。そして、深い。書き方の問題なのか、コクがある、とでも呼べばいいのか、独白などを読むとそういう印象を受ける文章の書き方をしている。 短編かと思ったが、自分は最後を読み終えて、これで一冊の長編だったのではないだろうか、と感じた。 小説というのは、一言を、限りなく遠回りした説得力を抱えた個人の表現(芸術)と、どこかで読んだ一文を思い出した。

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