好き好き大好き超愛してる。 の商品レビュー
面白くなかったと言うか刺さるところがなくて終始ハテナマークだった。 最初の3?ページくらいが一番ピークでそこからは淡々と読んだ 体を蝕む虫や、世界が逆さまの女の子、壊れた夢を直す人、、急なアダムとイヴ、、、うーん。彼女が亡くなったその気持を小説で表していることはわかるけど、ほんと...
面白くなかったと言うか刺さるところがなくて終始ハテナマークだった。 最初の3?ページくらいが一番ピークでそこからは淡々と読んだ 体を蝕む虫や、世界が逆さまの女の子、壊れた夢を直す人、、急なアダムとイヴ、、、うーん。彼女が亡くなったその気持を小説で表していることはわかるけど、ほんと、刺さらんかったな。 弟がめっちゃ面白いと絶賛していてこの評価の割れ具合が非常に興味深い
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とてもポップでかわいい、直接的なタイトルだからこそ、どんな舞城王太郎さんが拝見できるのだろうとドキドキで読みました 激しい愛の話であると同時にはっきりエゴの話でもあるし、相手を思いやるこころと言うより感情が己の中に満ち満ちていて、お互いの想いで満たされ過ぎている同士が感情を持って...
とてもポップでかわいい、直接的なタイトルだからこそ、どんな舞城王太郎さんが拝見できるのだろうとドキドキで読みました 激しい愛の話であると同時にはっきりエゴの話でもあるし、相手を思いやるこころと言うより感情が己の中に満ち満ちていて、お互いの想いで満たされ過ぎている同士が感情を持って殴り合う話でもある 肉体の損壊や暴力や病の描写がたっぷりだし、愛の言葉よりは罵り合う場面が印象的で、剥き出しのこころのせめぎあいが熱い この話は、中心に置かれているのは小説家の男性とその恋人で病により亡くなる女性で、冒頭から挿入されている様々な幻想譚はおそらく、小説家の男性の書いた世界の話で、恋人への愛情や彼女が死んでしまったこと、死ぬ間際まで側にいて過ごしたこと、それは書くことへどのような影響を与えたのか? を感じさせる側面もある 小説の創作論に述懐が及ぶ場面に、読んでいて鳥肌が立つ そこにこそ、作者さんの剥き出しの感情が腹をかっさばくように開かれてるように読めたから 愛を捧げるように書くのでも、死んでしまった相手を想うためでも、それより書くことが大切だからという訳だけでもなく、そのどれもが渾然一体となって、“書かれてない向こう側”を感じられる小説だった 好きなシーンは終盤での弟との言い合いと、前半のキャプテンフック(ミスターシスター)との問答 アダムたちとイヴたちの終末世界の戦いのような場面も好きです 舞城氏の書くめんどくさい女子ってかわいい 柿緒が行き先や目的を告げずに出かけたことを見ると、手紙の1通目が失くなっていることもわざとなのかなと思ったりした あと表紙の舞城氏の絵が可愛い よく見るとイカれてる絵なのもすてきです
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不思議でした。初めての舞城さん、スラスラと読むことができました。ニオモと夢のお話の世界観が好みでした。主人公の描く小説が短編なのかなとか思いながら読んでいた。それぞれのテーマに死があって、死んでも愛せるってほんとに純愛を感じた。死んだからこそなのかもしれないけど。死んでも自分の心にいたら、愛を祈るんだ。相手に届くまで。愛は重すぎるくらいがちょうどいい、愛しすぎていないなら、充分に愛していないのだ。愛を伝えられてるうちに、好き好き大好き超愛してると伝えたい。自分が伝えられる手法を見つけ、幸せを祈りながら、愛を伝えることが出来る日常であって欲しい。
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好きだから生きていて欲しい、君が君じゃなくなっても、どんな形であれ。愛とは時に自分勝手だ。 正直理解できない箇所がありましたが、20年前の文章ですが新しく感じ不思議でした。
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”愛”の存在自体は永続的とも言えるが、一瞬の感情の交わりで愛を成立させるのすらわりと無理だし、フィクション的だと言い続けたい。しかし、虚構もまた存在である。だから祈ったらいいよ。わたしも祈ってみようかな。愛について語る人は、愛を持ってる人と、そうでない人だが、後者のほうが自己愛が...
”愛”の存在自体は永続的とも言えるが、一瞬の感情の交わりで愛を成立させるのすらわりと無理だし、フィクション的だと言い続けたい。しかし、虚構もまた存在である。だから祈ったらいいよ。わたしも祈ってみようかな。愛について語る人は、愛を持ってる人と、そうでない人だが、後者のほうが自己愛が強そう。つまり愛だよ。
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「愛は祈りだ。」 こんなに痺れる小説の書き出しが他にあるかな。このフレーズも、一見敬遠されそうなバカみたいにまっすぐなタイトルも、文体も、あたしはぜんぶ大好き。舞城王太郎が大好き。 ASMAの話、智依子が内側から光るASMAに照らされた自分の身体を眺めるシーンが美しくて切なくてずっと頭に残ってる。それと、柿緒の弟の賞太が火葬場で棺に飛び乗って燃やすなと泣いたこと、それを見て泣いた治の涙は悔し涙で、本当は僕がそれをやりたかったと思っていること! なんだか衝撃で、でもあたしも、そんなふうに思えるような恋がしたい。その人が死んだときにその人の肋骨を胸に突き刺すような、突き刺せなくても、突き刺したかったと泣くような恋がしたい。好きな人に「好き好き大好き超愛してる」と恥じることなくばかみたいにまっすぐに伝えられるような恋がしたい。
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初の舞城王太郎作品を読了。 文字が大きめなのであっという間に読み終わった。 他の恋愛物語とは少し違うと感じた。 けど、イマイチ私に合わなかったな……
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ASMA、「どうにかしてあげるよ。」って光るだけ!?助けてくれないの? と思ったけど、美しさは死の恐怖すら超越して、短いながらも二人に安らぎの時間を与えてくれた。 その悲しくも暖かな情景が印象に残った。 心の中で祈るだけでは何も変わらない。 結果的に自己満足になったとしても、伝えるべき時、相手にまっすぐ言葉としてぶつける事が、後悔なく生きるコツなのかもしれない。
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結構ポップというか軽い文体だけれど、起こっていること、主人公が小説に書くことの周囲との隔絶は結構辛いですね。 自分の経験を元にしたことって、絶対に説得力が出るし、なにより、だからこそ書き残す意味があるんですよね。 まあ、自己満足と言われればそれまでなのかもしれませんが…
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恋愛とはそういうものなのだ。 結果としてどうなったかではなく、ほんの一瞬でも気持ちが通じ合ったかどうかなのだ。
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