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忍びの国 の商品レビュー

3.7

220件のお客様レビュー

  1. 5つ

    41

  2. 4つ

    82

  3. 3つ

    67

  4. 2つ

    15

  5. 1つ

    0

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2009/10/07

タイトル通り、忍者の発祥の地「伊賀の国」に織田信長次男、北畠信雄(のぶかつ)が攻め入るお話。 忍者の生態って、映画なんかで天井裏から盗み聞きするとかいうイメージしかないから、 案外知らないことが多いと思うんだけど、これを読んで「わ〜〜すごいすごい、面白い!!」って感じで興奮し...

タイトル通り、忍者の発祥の地「伊賀の国」に織田信長次男、北畠信雄(のぶかつ)が攻め入るお話。 忍者の生態って、映画なんかで天井裏から盗み聞きするとかいうイメージしかないから、 案外知らないことが多いと思うんだけど、これを読んで「わ〜〜すごいすごい、面白い!!」って感じで興奮しました。 技の種類やすごさもさることながら、伊賀者の考え方がめちゃくちゃ面白かった。 忍びとして過ごすためには、そういう考え方をしなければならないというのはわかるんだけど、 なんだか現代社会にも通ずるものがあって、声を出して笑ってしまうこともしばしば。 また、後半の合戦の場面はスピード感があって真に迫ってました。映像でなくてよかった。。。って感じです。 以前「異形の者」という忍者ものを読んだことがありましたが、そちらは荒削りでざらざらしてそれはそれで面白かったんですが、 「忍びの国」はあっけらかんとノーテンキな感じで全く正反対な忍者ものなので、興味深かった。 二つ合わせて読むと面白いかもしれません。

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2009/10/07

伊賀忍者vs伊勢 伊賀忍者は金に汚く、残虐、人情味もない。だがなぜか憎めない。 ノリよく書いてあるものの、なぜか読むのに時間がかかった。

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2009/10/04

忍びの感覚おそろしや・・・ 最後、奥さんかわいそうだった。 苦しいね。 信長さん主役の本も書いてほしいなぁ★

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2009/10/04

確かにこれは面白い。 すんなりと入りやすい文章とスピーディな展開。 歴史小説というよりは、エンターテイメント小説。 そんなノリでサクサク読めた。

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2009/10/07

エンタテイメント忍者小説。戦国武将織田軍VS伊賀忍者! 忍者ものの小説を読むのは初めて。ロマンチストとも言える武士の美学には馴れてたけど、それとは全く相容れない、親も子も無い血も涙もないような忍者の世界が新鮮! 忠義心などまるで無く、行動の基本は銭・銭・銭!「約束する」と言...

エンタテイメント忍者小説。戦国武将織田軍VS伊賀忍者! 忍者ものの小説を読むのは初めて。ロマンチストとも言える武士の美学には馴れてたけど、それとは全く相容れない、親も子も無い血も涙もないような忍者の世界が新鮮! 忠義心などまるで無く、行動の基本は銭・銭・銭!「約束する」と言った舌の根も乾かぬうちにあっさりと覆す豹変っぷり!でも伊賀ではそれが普通でみんな承知の上。恐ろしい世界だな。 主人公の無門もそんな伊賀忍者の一人で、その中でもずば抜けて超人的な能力を持っている。飄々としていて誰にも媚びない。でも、安芸の国から攫うようにして連れてきた女、お国には滅法弱い。 こういう飄々とした超人って設定はかなり好みなんだけど、いまいちお国の魅力が伝わってこなくてちょっと説得力に欠けたかなー。 全体としては話の流れもいいし、出てくるキャラクターも面白い。サラリと読める時代物。面白いけど、何かどっちにも感情移入しずらくて中途半端な感じ。忍者ものに馴れてないから? それにしても、戦国武将とは全然違う忍者の超人技には目を見張るばかり!肩や手首の関節どころか、無門に至ってはあばらまで外しちゃう。読んでるこっちのが痛くなってくるよ。 ラストシーンはこれからも続いてく忍者の闘いが目に見えるようで、躍動感に溢れる最後でとてもよかった。 けど、なんかちょっと前評判で期待しすぎたかなー。

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2009/10/04

最初は何がなんだかよくわからなかったのですが、 途中から話をつかんで、ぐいぐい読みました。 伊賀忍者って本当にあんなカンジだったのかな。 別段詳しくもなく、真相もわからないのに、 ものすごくリアルに感じられましたよ。 で、最後もよかった。 重くなりすぎず、でも軽くなりすぎず。

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2009/10/04

のぼうの城にはまって、和田竜第2弾。 美容室で髪洗ってもらってる間に、美容室中で注目の的に。 黒に蛍光赤1Cの装丁が、強い。 中身はまだ読んでる最中だけど、これまた、面白い。 人間性が、きれいなだけ、でなく、 また、あくどいだけ、でもない。忍びの残忍さと飄々とした生き方のギャッ...

のぼうの城にはまって、和田竜第2弾。 美容室で髪洗ってもらってる間に、美容室中で注目の的に。 黒に蛍光赤1Cの装丁が、強い。 中身はまだ読んでる最中だけど、これまた、面白い。 人間性が、きれいなだけ、でなく、 また、あくどいだけ、でもない。忍びの残忍さと飄々とした生き方のギャップが、なんか、読み進んでしまう一因。

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2011/07/16

「のぼうの城」が面白かったんで、こっちも気になって読んでみました。伊賀忍者VS織田信雄率いる伊勢軍の話です。「のぼうの城」同様、ところどころに歴史的資料を挟み込む独特の作風。そのため前作は読むのに時間がかかりましたが、今回は慣れたのかすんなり読めました。ストーリーの展開もこっちの...

「のぼうの城」が面白かったんで、こっちも気になって読んでみました。伊賀忍者VS織田信雄率いる伊勢軍の話です。「のぼうの城」同様、ところどころに歴史的資料を挟み込む独特の作風。そのため前作は読むのに時間がかかりましたが、今回は慣れたのかすんなり読めました。ストーリーの展開もこっちのほうが速くて、読みやすいと思いました。忍者の話ということで、マンガとかにあるような派手な術の数々が飛び出すのかと思いきや、出てくる術はちゃんとした説明のつけられるようなものばかり。(まあとても人間業じゃありませんが…)だからといって地味なわけではなく、アクションシーンは豪快です。手裏剣技も出ますし、押さえるべきポイントはちゃんと押さえてるって感じです。登場人物全員にクセがあるところが好きです。あと大規模な合戦にもかかわらず、その勝敗がある人物の恋愛事情にかかっている、なんて大胆な設定も面白かったです。私は歴史に疎いので、どっちがどんな感じで勝つんだろう…とドキドキしながら読めました。「のぼうの城」より派手な要素が多い感じがあり、そこが好みの分かれるところでもあると思うのですが、私好みの展開でした。歴史モノですが決して難解なわけでも堅いわけでもありません。(偏見っぽくてスミマセン…)むしろ普段歴史モノをあまり読まない人にこそオススメな本かと思います。

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2011/08/01

面白かったんだけど、★が3つなのは、伊賀者が人非人みたく書かれているから。ま、実際そうだったのだろうけどね。伊賀者vs織田信雄 結果は分かってるのだけれど、騙し騙され討ち討たれの権謀術数にワクワクドキドキズキズキオロオロしちまいました。のぼうと同じく時折はさまれる豆知識が歴史音痴...

面白かったんだけど、★が3つなのは、伊賀者が人非人みたく書かれているから。ま、実際そうだったのだろうけどね。伊賀者vs織田信雄 結果は分かってるのだけれど、騙し騙され討ち討たれの権謀術数にワクワクドキドキズキズキオロオロしちまいました。のぼうと同じく時折はさまれる豆知識が歴史音痴にはありがたい。けど、何だな、和田さんの書く小説はまるで映像化が前提のようだな。連続ドラマとかアニメとかにしたらすごくいいと思う。あ、その際はもちっと伊賀者にも愛をください。

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2009/10/24

のぼうの城が面白かったので、作者繋がりで読破。のぼうはキャラクタばかりに目がいってしまいがちだったけど、今回は「伊賀」という独特の風習を持った国の背景がしっかりとしていたので、話に深みがありました。無門のキャラクタがやはりいいなー。伊賀一の忍びのくせにへたれって!ただ読了感から言...

のぼうの城が面白かったので、作者繋がりで読破。のぼうはキャラクタばかりに目がいってしまいがちだったけど、今回は「伊賀」という独特の風習を持った国の背景がしっかりとしていたので、話に深みがありました。無門のキャラクタがやはりいいなー。伊賀一の忍びのくせにへたれって!ただ読了感から言えばやはり少しずーんとしたものが残るかな。私的には無門が鉄を助けに行ったというところで何となく救われました。

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