忍びの国 の商品レビュー
人間離れした技ばかりが、忍びの術ではない。親兄弟すら欺き、ひたすら出し抜くこと。でなければ、生き残れぬ。戦国大名不在の国、伊賀国に織田軍一万余が攻め込んだ。「その腕、絶人の域」と言われる忍びの無門は想い女のお国を連れて敵前逃亡をはかるが……。歴史時代小説の枠を超えた面白さと圧倒的...
人間離れした技ばかりが、忍びの術ではない。親兄弟すら欺き、ひたすら出し抜くこと。でなければ、生き残れぬ。戦国大名不在の国、伊賀国に織田軍一万余が攻め込んだ。「その腕、絶人の域」と言われる忍びの無門は想い女のお国を連れて敵前逃亡をはかるが……。歴史時代小説の枠を超えた面白さと圧倒的な感動に包まれる傑作長篇(アマゾン抜粋) 織田信長子息・信雄の、二度にわたる伊賀攻めが軸になり、心中を読み読まれつつ繰り広げられる謀略の数々。 何をするにも金次第、独特の価値観の伊賀忍者たち。 その中でも異彩を放つ陰忍・無門。 父親の偉大さがプレッシャーとなっている織田信雄。 元主君を現主君より打ち取るよう命令され、それをやむなしと実行した長野左京亮。 苦難のうちに共に元主君を打ち取ることになった日置大膳。 多くの男たちが、その心の内に思うものに導かれ、決戦への舞台へと上ってゆく・・・。 前作に続き、これまた男性が好みそうなお話でしたね。 今回は汚れ役の人物が多かったので、前作ほどさわやかではありませんが。 織田の伊賀攻めの話なら、大御所・山田風太郎がすでにすばらしい作品を書き上げているので、どうしてもそれと比べてしまいますね・・・。 しかも面白そうなエピソードも、それぞれがうまく繋がらず、いったい誰が主人公なのか最初はよくわからないくらいでした。 ラストもいまいちすっきりせず。 よかったのは史実に則って描かれた戦のシーンですかね。 陽炎乱し!霧閉ざし!というような技は一切なく(←当たり前だ)地味なんですけどオーソドックスな土遁の術を使ったりするところは好感度大です。 「いつか日置大膳が馬前にて闘死する日のため、命をおしむ」部下たちとかも。 結構細かいところは読んでいて面白いんですよね。 ぐっとくる場面もたくさんある。 ただ何度も言うけれどつなぎ方がなぁ・・・。 なんか惜しい!と感じてしまうのですよ。 ぜひ、ぜひ次回作で「こ、これは!!」と思わせるような傑作をお願いします!
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前作のほうが好きだったが、前半は我慢が必要。後半の合戦はおもしろい。前作同様余韻が残る終わり方が好き(o´・Υ・)ノ
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忍びは性酷薄にして残虐が定番。忍び中心の物語には抵抗があるものの、『のぼうの城』に続く第2段作品。 読み始め、主人公が判然とせず、伊賀一の忍び、無門と分かるまで時間を要す。 伊賀忍び対織田軍団一万余。天正伊賀の乱に導く、権謀術数、心理戦の描写。鮮やかな筆力を見せている。 伊...
忍びは性酷薄にして残虐が定番。忍び中心の物語には抵抗があるものの、『のぼうの城』に続く第2段作品。 読み始め、主人公が判然とせず、伊賀一の忍び、無門と分かるまで時間を要す。 伊賀忍び対織田軍団一万余。天正伊賀の乱に導く、権謀術数、心理戦の描写。鮮やかな筆力を見せている。 伊賀一の忍びであるのに、お国の尻に敷かれ、頭が上がらない無門。忍び働きの裏で見せる人間臭さが描かれ、それが人間味を保つかけがえのない存在であることに、最後に気づく場面はとても切ない。謀略、合戦が占める範囲が大きいが、これは純愛物語といえるものではなかろうか。 この後、無門はどう生を全うしたのかだろうか、少しの切なさが心に残る。
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全体的に見ると、おもしろいのですが 登場人物が多くて、誰が主人公なのか分かりづらく 感情移入が難しかった気がする… 『本を読ませる』というより、『映像で見せる』の方がしっくりくるww
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なるほど、忍者ってけっこう残忍なんだねと思った。面白いのですが、史実に基づいているため、「ここでこいつは倒されろよ!」ってな感じでストーリー的にやきもきするところがちょっとありました。
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「のぼうの城」は主人公の雰囲気が面白かったんだけどなぁ、この「忍びの国」は題材が良くとも人物、展開が出鱈目。まぁ、その荒唐無稽を持ち味にしたいんだろうけど、過ぎたるは・・だなぁ~途中からうんざり。時代小説というより、アニメの原作みたいになってる。結局、設定も人物も生きてない感じ。...
「のぼうの城」は主人公の雰囲気が面白かったんだけどなぁ、この「忍びの国」は題材が良くとも人物、展開が出鱈目。まぁ、その荒唐無稽を持ち味にしたいんだろうけど、過ぎたるは・・だなぁ~途中からうんざり。時代小説というより、アニメの原作みたいになってる。結局、設定も人物も生きてない感じ。少年が対象なんかな~
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「のぼうの城」に続き、和田竜さんの作品です。 とても好きですこの作品…… 最後、予想外でした…… 興味があれば、一度手にとってみてはいかがでしょう
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面白かった 題名のまんま忍者(伊賀)の話 史実に基づいてる感じがまたいい 忍者って本当にこんな事できたのか? なんだかマンガのようです 鎖帷子を無門が脱いだシーンで悟空を思い出してしまいました(^_^)信長が好きなので、信長が男前って書かれるとにやりとしてしまいます どちらかと...
面白かった 題名のまんま忍者(伊賀)の話 史実に基づいてる感じがまたいい 忍者って本当にこんな事できたのか? なんだかマンガのようです 鎖帷子を無門が脱いだシーンで悟空を思い出してしまいました(^_^)信長が好きなので、信長が男前って書かれるとにやりとしてしまいます どちらかと言うと のぼうの城の方が好きかなぁ
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『のぼうの城』で大ブレイクした作者の第二弾。 歴史の表舞台には上がらない忍びの、壮絶な生き方。 その神業の陰には 修行の途中で多くの死者を出し、 金のためなら主や血縁も裏切り、裏切られる。 気が滅入ることの連続だけど、それが真実なのでしょう。 のぼう が「陽」のイメー...
『のぼうの城』で大ブレイクした作者の第二弾。 歴史の表舞台には上がらない忍びの、壮絶な生き方。 その神業の陰には 修行の途中で多くの死者を出し、 金のためなら主や血縁も裏切り、裏切られる。 気が滅入ることの連続だけど、それが真実なのでしょう。 のぼう が「陽」のイメージなら、こちらは凄惨な「陰」。 敵役は 石田三成に対して、織田信雄でしょうか。 父信長から「大ぬる山」と呼ばれ、自分を認めてほしいがための伊賀攻め。 それでも、大敗しても従う家臣たちから、主君の道を学んでいく。 天才を父に持った人間の 悲哀が伝わってきました。 伊賀者の典型無門と、女房にとさらわれたお国。 決戦を前にした二人の行動、胸を打たれました。 己の意地を貫く 歴史に埋もれた人々が、ここにもいました。
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舞台は伊賀、時代は戦国時代なのデスが、地の文も現代的デスし登場する伊賀忍者達の優先順位(忠誠<銭)は現代的と言えるかも(笑。 キャラもたってて面白かったデス。
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