くまとやまねこ の商品レビュー

湯本香樹実【文】,酒井駒子【絵】

2011/10/27

「喪失」とか「癒し」とか「泣ける」とか、そういう言葉はつかいたくないけれど。
何度開いても、やっぱり涙が出ます。

2013/01/16

大学で出会った絵本です。

紹介されて、大好きな絵本になりました。

白黒の世界に色がだんだんついてくる描写は感動的でした。

悲しみから、楽しさとか明るい気持ちに変わっていく様子がよくわかります。

2011/09/30

いつもの朝はいつかの朝でしかない。そしていつもの朝はないって失って初めて気づく。小鳥がこの熊の悲しみをどうみただろうか？感動するのだろうか、それとも熊以上に悲しむのだろうか？おそらくだが、悲しむんじゃないだろうか。自分との楽しい日々より失った悲しみのほうが大きいなんてと。怒ったこともあったけど、けんかしたこともあったけどそれでも楽しかった日々が無くなっていく感じがしたんじゃないのかな。
　くまとやまねこの演奏。ぎこちないタンバリンの音。美しく奏でるバイオリンの音色。そしてだれにも聞こえないけど聞こえることりの歌声。そんな世界を勝手に想像して本を閉じた。

2011/10/20

最初のページをめくってびっくり
そこから本の中にぐいぐい引き込まれて、
読み終わったときには思わず涙が...

亡くすってことの意味を考えさせられる一冊

2011/09/06

わすれなくちゃいけなくても、心ついていかないときもある。それでも出会う、いのちと出会う。大事に大事に、奏でたい。

2011/09/06

大切なともだち、ことりを亡くしたくま。
くまは肌身離さず、ことりを連れて、
死の哀しみのなかを歩いた。

大切な人を亡くしたとき、
いつもそばにいてくれた人の命が
自分のもとを離れていったとき、
なんとか繋ぎ目をこの手に持っていたい、
目に見える形で。

どうやって繋いでいるのがいいのだろう。

2011/09/03

絵本屋さん大賞を受賞した『くまとやまねこ』読みました
泣きそうになる、胸がきゅーんとなる、やさしい気持ちになる
絵に見入る、何度も読み返す
忘れなくちゃいけないことは無くって
忘れてしまうことがあるんだ
じっとしていても時間はたっているんだね
すごく大好きになった絵本

2011/08/20

近年出版された中で一番好きな絵本です。

酒井駒子さんのイラストに惹かれて手に取ったのですが、とてもいいお話でした。
絵本の行間にこれほどまで深みを感じたことはないくらい。

ポイントは題名が「くまとことり」ではなく「くまとやまねこ」であるというところです。

一家に一冊、まず手元において損は無い、名作絵本。

2011/08/16

酒井駒子さんが画で湯本香樹実さん作とか私特すぎるでしょ!!

大切な友達を失ったくま。
多分くまは忘れられなかったんじゃないと思う。
忘れたくなかったんだよね。
大好きな友達の事。

だけどやまねこに出会って気付いたんだよね。
そういう相手に出会えて良かった。
心優しいくまが前に進める様になって良かった。

2011/08/07

読む度に、ちょっと泣きそうになってしまいます。
くまくんに愛されて、ことりはきっと幸せだったに違いないね。
くまくんが、やまねこと楽しくやっているといいな。