クレィドゥ・ザ・スカイ の商品レビュー
負傷したカンナミは目を覚ますと病院のベッド。 記憶がすべて失われていた。 それでもサガラの残したナンバーに電話をかけ、病院から逃げだす。 何から追われているのか、記憶も戻らないままサガラと共に車で逃げ続ける。
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うーん、一気にミステリー要素が加わったかも。。これまでは大人になることのないキンドレの授業な空への渇望やら彼ら自身か持つ葛藤や精一杯生きる姿にフォーカスしていた気がしていた。(あと、戦闘機で舞う姿も)が、今回は主人公が誰か不明であった。ますますこの世界に引き込まれる気がする。
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以下同文。 (The Sky Crawlers,None But Air,Down to Heaven,Flutter into Life)
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森博嗣による「スカイ・クロラ」シリーズの第5作。 かつてクリタ・ジンローであったであろう自我は、夢現の感覚を漂いながら、空を飛んでいた頃に出会った娼婦フーコや科学者サガラと逃避行を続ける。 記憶も将来への希望も持たないキルドレが、地上での「どろどろとした」夢幻の世界からク...
森博嗣による「スカイ・クロラ」シリーズの第5作。 かつてクリタ・ジンローであったであろう自我は、夢現の感覚を漂いながら、空を飛んでいた頃に出会った娼婦フーコや科学者サガラと逃避行を続ける。 記憶も将来への希望も持たないキルドレが、地上での「どろどろとした」夢幻の世界からクリアな空へと舞戻り、キルドレとしての自我を取り戻すというストーリー。 ごく短いが巻末の押井守の解説では、本シリーズで扱われている自家撞着的な存在であるキルドレの本質についての問いがなされている。
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120207読了。スカイクロラシリーズ最終巻。記憶をなくしたクリタジンロウが会社から逃げ、最終的に会社に戻る。記憶がなく、自分がカンナギなのかはたまたクサナギなのか。この夢うつつとした恍惚感、浮遊感が森博嗣の真髄だと思いませんか?的な。
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あー終わってしまった、スカイクロラシリーズ。おもしろかったなぁ。ここにきて主人公が誰だかわからないという謎。 普通にいくと前作フラッタ・リンツ・ライフの栗田なんだけど、エピローグでまさかの混乱。 人格の移植?顔の整形?そんなのを仄めかす部分もあったけど、んなことする意味があるのか...
あー終わってしまった、スカイクロラシリーズ。おもしろかったなぁ。ここにきて主人公が誰だかわからないという謎。 普通にいくと前作フラッタ・リンツ・ライフの栗田なんだけど、エピローグでまさかの混乱。 人格の移植?顔の整形?そんなのを仄めかす部分もあったけど、んなことする意味があるのか?分からない。 しかしここでまさかのミステリー要素。毛並みの違う本作のせいで最初のスカイクロラをもう一度読みたくなる。
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いやー難しい。本筋よくわかんね。 しかし本作は空の描写が少なく、地の文が多かった。地の文と地上の文、二つの意味で。これが言いたかっただけ。わかりにくいですか。……えーっと、飛行機描写が多いこれまでのものより個人的には好きだったです。はい。こういう自分の感想を書いてる時に「個人的...
いやー難しい。本筋よくわかんね。 しかし本作は空の描写が少なく、地の文が多かった。地の文と地上の文、二つの意味で。これが言いたかっただけ。わかりにくいですか。……えーっと、飛行機描写が多いこれまでのものより個人的には好きだったです。はい。こういう自分の感想を書いてる時に「個人的に」もクソもないといつも思ってます。はい。
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クローンも記憶移植もない世界のお話。 シリーズ全巻を読むのがベストだけど、長くて大変という方は、「スカイ・クロラ」だけでも大丈夫、というようなことを作者の方はお話されていたようなので、物語のエッセンスなんかはそこに集まっているのでしょうね。 でも、全巻読むとスカイ・クロラが全く違...
クローンも記憶移植もない世界のお話。 シリーズ全巻を読むのがベストだけど、長くて大変という方は、「スカイ・クロラ」だけでも大丈夫、というようなことを作者の方はお話されていたようなので、物語のエッセンスなんかはそこに集まっているのでしょうね。 でも、全巻読むとスカイ・クロラが全く違うものに見えます。 映画を観た人ほど驚きが大きいんじゃないかな。 エンターテイメント、という側面もあるけど、読み終えた印象ですと、詩集に近いですかね。前述の「驚き」に関わるのであまり言えないけど、言葉の中に色々なものが含まれていて、そこから自分で考えなさいという書き方です。 「殺人事件が起きて、物語は完結するけど、犯人は自分で考えてね」 というと乱暴な言い方かな。 そんなわけなので、誰にでもお勧めできる作品ではないのがちょっと残念ではあるのだけど、考えながら読むのが好きな方や、詩集などが好きな方にはお勧めします。
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スカイ・クロラシリーズもこれで終わりだと思うと、読むのが勿体なくなっちゃってなかなか手をつけられませんでした。僕の記憶が曖昧になっていく様が何とも言えず…寂しい。でもやっぱり散香を覚えていたのには嬉しくてたまらなかった。最初に読んだスカイ・クロラをもう一度読んで締めくくろう。
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「スカイ・クロラ」シリーズ5作目。本編では最終巻らしい。 病院から抜け出した”僕”の逃避行。逃げる物語はそれだけでドラマになる。 語り手がほとんど記憶を失った状態で、どこまでが現実で何が幻覚なのか曖昧なまま物語が進んでいくので、非常に幻想的な雰囲気。周囲の人間は”僕”が誰だかわか...
「スカイ・クロラ」シリーズ5作目。本編では最終巻らしい。 病院から抜け出した”僕”の逃避行。逃げる物語はそれだけでドラマになる。 語り手がほとんど記憶を失った状態で、どこまでが現実で何が幻覚なのか曖昧なまま物語が進んでいくので、非常に幻想的な雰囲気。周囲の人間は”僕”が誰だかわかっているのだが、本人と読者にはわからない。 読了してから自分なりに考えてはみたが、すっきりしたストーリーにはならないのでちょっと欲求不満が残った。 でもこのシリーズではそんなことは些細なことかもしれないという気もする。今だけがあって、ただいつまでも飛んでいたいという、永遠の子供キルドレの物語。
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