人間以上 の商品レビュー
1人1人の人間が、身…
1人1人の人間が、身体の1器官を担当した、新たな群生モデルを提示する、著者の代表作。ミュータントテーマのSFとして有名です。
文庫OFF
多感な時期に読んだら…
多感な時期に読んだら深く心に突き刺さりそうな作品。自分たちは「人間以上」の存在なのに、葛藤や孤独を感じる。異端者の悲しみと受け入れられたいという願望が苦しい。
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著者、シオドア・スタージョンさんは、ウィキペディアによると、次のような方です。 ---引用開始 シオドア・スタージョン(Theodore Sturgeon, 1918年2月26日 - 1985年5月8日)は、アメリカ合衆国のSF作家。スタージョン(Sturgeon)とはチョウ...
著者、シオドア・スタージョンさんは、ウィキペディアによると、次のような方です。 ---引用開始 シオドア・スタージョン(Theodore Sturgeon, 1918年2月26日 - 1985年5月8日)は、アメリカ合衆国のSF作家。スタージョン(Sturgeon)とはチョウザメのことであるが、本名である。 独特なリズムを持った文体を操り、散文を詩のように書いた作家。「SFの90%はクズである。ただし、あらゆるものの90%はクズである」という「スタージョンの法則」でも知られる。 ---引用終了
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なにか途方も無いものを読んでいる。読中、幾度も波のようにそんな思いが寄せては引いていった。 途方も無いのに引くんかい。というのは、原文がそうなのか訳が悪いのか、ところどころ読解不可能な箇所があるからで、それでも寄せてくる波は絶えることなく、もろもろの祖であろうという印象は強まっていった。 本作品から見えた幻覚は『バオー来訪者』、『ファイブスター物語』の嬰児時代のアマテラスとズーム。『冥王計画ゼオライマー』。『エンゼル・ハート』。『超革命的中学生集団』。『ゲッターロボ』というか石川賢。『MONSTER』。『AKIRA』。 『サイボーグ009』の元ネタであると聞いてはいたが、イワンと、せいぜいフランソワーズくらいか。 『バオー来訪者』には座りの悪いエピソード「六助じいさん」がある。本作品に触発されて描かれたのであれば、プロットとして構想の当初から存在したのであろう。育郎の覚醒に必要だったはずが、スミレやゲストヒロインに役目を奪われた。引用元で強い印象を抱いたエピソードなので削除できなかった。そんなふうに思えなくもない。妄想だけど。
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1度では物語の大枠を理解するのみに留まったので、今後2度3度読み返す事で人物の思いや背景の理解をより深く出来るようになればと思いました。 当時の翻訳によるものか原文によるものかは分かりませんが、後半は特に直接的な表現が避けられている様に感じ、場面を映像として想像することが私にはと...
1度では物語の大枠を理解するのみに留まったので、今後2度3度読み返す事で人物の思いや背景の理解をより深く出来るようになればと思いました。 当時の翻訳によるものか原文によるものかは分かりませんが、後半は特に直接的な表現が避けられている様に感じ、場面を映像として想像することが私にはとても難しくなって行きました。 改めて翻訳された本が出版されることを望みます。
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X-メンのコミックが始まる10年前に発表されたシオドア・スタージョン御大によるミュータントSFの金字塔。 初めて手に取ったのだが、2021年製作されたミュータントSF映画の傑作『イノセンツ』への影響も大きいことがわかる。 『イノセンツ』の元ネタでもある『童夢』にも恐らく影響を与え...
X-メンのコミックが始まる10年前に発表されたシオドア・スタージョン御大によるミュータントSFの金字塔。 初めて手に取ったのだが、2021年製作されたミュータントSF映画の傑作『イノセンツ』への影響も大きいことがわかる。 『イノセンツ』の元ネタでもある『童夢』にも恐らく影響を与えているだろう。 社会から孤立した弱者たちが、実は超能力の持ち主であり、集まることで人間以上の存在となることが出来る。 その後のミュータントものにも繋がるテーマ、要素でもあると思う。 残念なのは若干読みにくいことだろうか。 SFの名著なのは間違いないので、そろそろ新訳出してくれないだろうか。
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小説という毒を浴びるで紹介されていたのでよんでみた。 名著になるのかな、超能力ものというよりは…文学的な話。 少年少女たちが最後の章では大人になっていて、それまで野生的だったのに、洗練されていて違和感。 最後の数ページは、そんなこともあるかといった展開だけど、いきなり感あり。
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SF?ファンタジー? ハードなSFという作品ではないのに、やたら難しい。 超能力と集団意識に関する物語なのだとは思う。 第一章は分かりやすく、比較的に楽しめたが、二章、三章と、ストーリーが進むにつれて分からなくなっていく変わった読後感。 解説の「この本を読む前に、あなたは静かに発...
SF?ファンタジー? ハードなSFという作品ではないのに、やたら難しい。 超能力と集団意識に関する物語なのだとは思う。 第一章は分かりやすく、比較的に楽しめたが、二章、三章と、ストーリーが進むにつれて分からなくなっていく変わった読後感。 解説の「この本を読む前に、あなたは静かに発狂するがよろしい。それがこの本を楽しむ唯一の方法である」という表現が的確すぎるのでは?
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ミュータント・SFの金字塔と評される本書は、シオドア・スタージョンの代表作。 以前読んだ著者の「夢みる宝石」がとてもおもしろかったので、古本屋を覗いて旧装丁版をゲット。期待に胸を膨らませて読み進めたのですが… うーん、これは読みづらい。 国際幻想文学大賞受賞なだけあって詩的な表...
ミュータント・SFの金字塔と評される本書は、シオドア・スタージョンの代表作。 以前読んだ著者の「夢みる宝石」がとてもおもしろかったので、古本屋を覗いて旧装丁版をゲット。期待に胸を膨らませて読み進めたのですが… うーん、これは読みづらい。 国際幻想文学大賞受賞なだけあって詩的な表現が多用されているためなのか、はたまた訳文がよろしくないのか、とにかく物語がどこに進むのか予測ができず、要領を得ない展開に眠気が襲う始末。なんとか最後まで読みきりましたが、理解はあやふやです。 個々の生物(本書ではミュータント)が集まってひとつの生命体を形成する「ホモ・ゲシュタルト」という概念は、人間を超えた存在(あるいは人間と異なる存在)として述べられています。そのホモ・ゲシュタルトが人間らしい道徳性を身に着けたとき、それが本書のラストで描かれるシーンに繋がります。あらためて振り返ると、なんだかクラークの「幼年期の終り」に類するところもありますが、「夢みる宝石」を読んだ読者としては、スタージョンが描く孤独や愛の側面を気にしてしまうようで、新たな進化を遂げる鍵として「道徳性」を掲げるところが、スタージョンらしいのかもしれません。
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SFの中でも有名な作品を一通り読んでみうキャンペーンの8作品目。 あらすじは 悪戯好きの黒人の双生児、生意気な少女、発育不全の赤ん坊、そして言葉さえ知らない白痴の青年。 彼らは人々から無能力者、厄介者として扱われていた。しかし、世間からつまはじき者にされる彼らこそ、来るべき人類...
SFの中でも有名な作品を一通り読んでみうキャンペーンの8作品目。 あらすじは 悪戯好きの黒人の双生児、生意気な少女、発育不全の赤ん坊、そして言葉さえ知らない白痴の青年。 彼らは人々から無能力者、厄介者として扱われていた。しかし、世間からつまはじき者にされる彼らこそ、来るべき人類の鍵を握る存在ーコンピュータ顔負けの頭脳、テレパシー、テレキネシス、テレポーテーションなどの能力を持つ超人だったのだ! 一人一人では半端者として無駄に使用されてきた超能力も、5人が結集して手となり足となる時、人類を破滅に導き得るほどの恐ろしき力と化すのであった。 幻想派SFの旗手が描き上げたミュータント・テーマの金字塔! それぞれ、自我を持ち、自由に立ち回りながらも、手足の役割、頭脳の役割、意思の役割を担い、集団でも一つの「個」を形成するホモ・ゲシュタルト(集団人間)と言う概念はちょっと面白い。 アーサー・C・クラークの幼年期の終わりと似たところもある。 スケール感などでクラークの勝ちかな。
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