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人間以上 の商品レビュー

3.5

33件のお客様レビュー

  1. 5つ

    6

  2. 4つ

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  4. 2つ

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2016/05/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

なかなか難解であった、文体もなかなか読むのにパワーが要る 集団として人間を超える"存在"が誕生と経過が描かれていたのだろうけど、もともとの超人が上手いこと集まった感じで、それはまぁ脆いってのも頷けるから、長く言い回しも上長な物語展開が結構億劫にも感じてしまった ラストはもっと上手いこと結びつき合えば次の次元へと向かうかもって事なんやろうかなぁ、集合知

Posted byブクログ

2015/08/23

#1952〜53『人間以上』→1953「孤独の円盤」→1955「輝く断片」→1958「不思議のひと触れ」。たとえば同じ53年に発表された『幼年期の終わり』とくらべると、スタージョンにとってのSFって、ファースト・コンタクト──ボーイ・ミーツ・ガールでも、ア・タッチ・オブ・ストレン...

#1952〜53『人間以上』→1953「孤独の円盤」→1955「輝く断片」→1958「不思議のひと触れ」。たとえば同じ53年に発表された『幼年期の終わり』とくらべると、スタージョンにとってのSFって、ファースト・コンタクト──ボーイ・ミーツ・ガールでも、ア・タッチ・オブ・ストレンジでもいいですが、スタージョンはまさにその瞬間のWonderこそを、いちばんのSFだってつかまえた人だったんだなあ。「恋とはもっとちがうものよ。何ものかに流れこませるほど熱く、混じりあい、冷やして鍛え、スタートしたときよりも強くなるものなのよ」 (2009/05/03)

Posted byブクログ

2015/06/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

夢見る宝石と雰囲気がよく似ている。弱者への視線、物語の終わり近くでの精神的なやりとり、さらに全体的な暗い印象など。 第一章の超能力者が自然と集まり、反重力装置を開発するなどのはじまり方からは、その後の展開は意外なものに思われた。スタージョン以外が書いたらこうはならないだろうと感じさせる。

Posted byブクログ

2015/03/15

現代社会をぶっ壊して新しい社会を作る系の反社会的なオチを望む読者が多いSFでこういうオチは珍しい気がするね。 アリシア・キューは結局子供出来なかったの? それにしても酷い表紙だ…。何時の時代のセンスだろうこれ…

Posted byブクログ

2014/06/15

2014年6月13日読了。「白痴」と呼ばれ言葉もままならないローンや癇癪持ちのジャニイ、ボニイとビーニイの双子らはそれぞれが超能力を持ち、全員が揃い一体となる「集団人間」だった・・・。ミュータントものSFの代表作という。現在の人間には進化した人類が理解できないというテーマは「幼年...

2014年6月13日読了。「白痴」と呼ばれ言葉もままならないローンや癇癪持ちのジャニイ、ボニイとビーニイの双子らはそれぞれが超能力を持ち、全員が揃い一体となる「集団人間」だった・・・。ミュータントものSFの代表作という。現在の人間には進化した人類が理解できないというテーマは「幼年期の終わり」でも同じであり、ミュータント5人が人類に迫害されたり戦ったり、というストーリーはある意味誰でも思いつくものだがこの作者が目指したかったのはどういう世界観なのか、なんでこういう物語にしようと思ったのか理解が難しい。終盤出てくる「倫理」という章題がその象徴か。完全に理解できたわけではないが、なんとなく心に引っかかりを残すSF小説だった。

Posted byブクログ

2013/04/30

スタージョンの長編は『夢みる宝石』に続いて2冊目。 終盤は観念的でやや解りづらい部分もあるか。 世界幻想文学大賞の受賞作だけあって、SFにありがちなモチーフを使いながらも幻想的なストーリーに仕上がっていた。

Posted byブクログ

2012/11/24

1章・2章は理解できるしとても面白かった。3章後半あたりは観念的で理解できなかった。構成が複雑すぎてついて行けないし訳のせいか難解になっている。人類の進化としては幼年期の終わりの方が面白い。

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2012/07/04

よくわからん。 スタジョーンは短編に限る 第一章のメンバーで最後まで通してくれた方が分かりやすい。2,3章は、章の途中まで語り手とホモゲシュタルトとの関係は?を探りつつ読まないといけないので、分かりにくくなってる。 道徳、倫理、品性の議論はもちろん唐突。いきなり言われても。...

よくわからん。 スタジョーンは短編に限る 第一章のメンバーで最後まで通してくれた方が分かりやすい。2,3章は、章の途中まで語り手とホモゲシュタルトとの関係は?を探りつつ読まないといけないので、分かりにくくなってる。 道徳、倫理、品性の議論はもちろん唐突。いきなり言われても。 我々5人のホモゲシュタルトは一人の人間です、って言われても、一人の人格は読み取れず、一人感の実感がまるでない。 記述華美でもない。 スタジョーンの、異端で孤独な人達への愛は読み取れる

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2012/03/30

初めて買ったハヤカワsf文庫。表紙が違ったけど(フランス人形の壊れた頭部だったかな)。チーム人間以上の話。今読んでも断然面白い。

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2012/01/14

人間進化の決定版。イディオ・サヴァンの問題も人間進化に収斂されるのだろうし、人間humanの観念や概念が脅かされるSF。人間が進化するということは人間らしさがなくなるということであって、人間社会から追放されるのだ。それが善悪どちらか決定するのは人間だ。

Posted byブクログ