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犬はどこだ の商品レビュー

3.8

285件のお客様レビュー

  1. 5つ

    46

  2. 4つ

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  3. 3つ

    80

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2022/08/23

ラノベ風の文章なのであまり期待してなかったですが、急に戦国時代の謎が出てきて面白かったです。タイムスクープハンターとかで取り上げられそうなマニアックな謎でした。 解説に続編も書かれるようなことが書いてあったので、てっきりシリーズ化してるものと思って、本屋さんで店員さんに探してもら...

ラノベ風の文章なのであまり期待してなかったですが、急に戦国時代の謎が出てきて面白かったです。タイムスクープハンターとかで取り上げられそうなマニアックな謎でした。 解説に続編も書かれるようなことが書いてあったので、てっきりシリーズ化してるものと思って、本屋さんで店員さんに探してもらってしまいました。店員さんはネットで調べてくれて、続編はまだだと判明しました。なんだそりゃ、です。2005年初出なので、ずいぶん待たされてますね。 そんな親切な本屋さんが閉店になってしまうのでとても残念です。

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2022/08/10

探偵の助手に憧れたことがあります。しかもやる気があるのかないのかあまり稼ぐ気のない探偵の助手に。あら、転職先にぴったりでは。タイトルも最後の最後になるほど。犬はどこだ続編はどこだ。

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2022/07/31

喫茶店やチャット相手もあるし、敗残兵にだってまだまだ掘り下げる対象がありそうなので、シリーズ続編が気になりました

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2022/05/27

紺屋長一郎は元々東京で働く銀行員だった。堅実で安定した人生を順調に歩んでいる最中に、突如あるトラブルが発生。勤めていた銀行を辞め、地元に帰ることになってしまった。 とはいえ、いつまでもぶらぶらしていることも出来ない。彼は犬探しを専門とした『紺屋S&R(サーチ&レスキュー)...

紺屋長一郎は元々東京で働く銀行員だった。堅実で安定した人生を順調に歩んでいる最中に、突如あるトラブルが発生。勤めていた銀行を辞め、地元に帰ることになってしまった。 とはいえ、いつまでもぶらぶらしていることも出来ない。彼は犬探しを専門とした『紺屋S&R(サーチ&レスキュー)』という会社を立ち上げる。犬探しは昔アルバイトで経験があったし、犬であればそれほど深刻な状況にもならないだろうと考えたからだ。 ところが、事務所を開設早々に訪れた老人の依頼は、犬ではなく愛する孫娘を見つけることだった。とまどいながらも引き受ける紺屋。 その翌日、今度は彼の高校時代の後輩である半田平吉が訪ねてくる。昔から探偵に異常な憧れがあった半田(通称ハンペー)を、歩合制を条件に雇うことにする。 そして、またまた舞い込む依頼。今度は古くから神社に保管されている古文書の由来を調べて欲しいという内容だった。 孫娘探しを紺屋が、古文書をハンペーが担当してそれぞれ別々に調査する。章ごとにそれぞれの調査の進捗状況が分かり、やがてこの2つが近づき繋がっていくのを感じる。早く早く!間に合わないよ!とわたしは思うが、彼らに伝える術は勿論なくて、最後のほうはスリル満点だ。 ちょっとおっとりした風情の紺屋、軽そうに見えて実はすごく頭がいいのかもしれないハンペー。少し気が強くてアクティブな紺谷の妹。それぞれのキャラクターがいい味を出している。 全体の雰囲気としてはコミカルなんだけど、内容はいたくシリアス。すごく読み応えのある面白い話だった。シリーズ化すればいいのに。 THE CITADEL OF THE WEAK 城塞の弱点

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2022/03/28

「氷菓」を読んだ際は文章が全然肌に合わず苦労したが、本著は驚くほどすらすら読めページを捲る手が止まらなかった 展開としては王道のミステリーといった感じ 調査を進めるに従い点と点が繋がっていくのは痛快 些細な違和感がいくつかあったが結局はそれが伏線になっていてよかった

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2022/02/21

銀行を辞めて犬探し専門の探偵事務所を開設したところに、人探しと古文書の解読の仕事が舞い込む。ミステリーにしては残虐性がないなと思いつつ読み進めるうちに、何事もなく始まったストーリーが、思いのほか複雑な展開を見せる。殴ったり殴られたりの荒っぽいことをしなくても、存分に読者を楽しませ...

銀行を辞めて犬探し専門の探偵事務所を開設したところに、人探しと古文書の解読の仕事が舞い込む。ミステリーにしては残虐性がないなと思いつつ読み進めるうちに、何事もなく始まったストーリーが、思いのほか複雑な展開を見せる。殴ったり殴られたりの荒っぽいことをしなくても、存分に読者を楽しませてくれる。

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2022/01/10

最後の最後で繋がってスッキリ。 だんだん、もしや…?って考えながら 読めて面白かった。 人って怖いよねぇ〜 サイコパスな人間が一番怖い。おばけよりもね。

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2021/11/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

16年前に書かれた小説だけど、今の世の中ではもうこう言うことがよくあることになってしまってるのが恐ろしい。早くネット関連の法律をしっかり整備していかないとこんなかんじで復讐してしまう人、いるんじゃないか、と心配してしまう。 しかし氷菓シリーズでもそうだけど、米澤さんは日常の中の謎を面白く書くのが天才的。

Posted byブクログ

2021/10/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

犬捜し専門調査事務所に舞い込んだ謎は、女性の失踪と古文書解読。 紺屋と半吉、対照的だが通じる部分もある二人の視点が交互に移り変わっていく。 一見地味な二つの謎が少しずつ解かれ、繋がるさまはやはり本書の醍醐味だろう。 〈デュプリケート〉、〈マーチヘマ〉、絵葉書、住民票、『戦国という中世と小伏』などなど、伏線回収も見事。 返却のタイミングで、間壁がいつ攻めにくるかをコントロールしていた、というのには脱帽。 「自衛」が本書のテーマだそう。 城を築き、略奪者に自ら立ち向かう農民たち。 ネットストーカーを操り、罠へと誘い込む桐子。 そして桐子の自衛は成功する。 紺屋は、桐子の「自衛」から身を守るため、番犬を買うことを決めた。 文句が一つもない。余韻に浸りながら、タイトルとサブタイトルを見返し、さらなる余韻に浸る。

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2021/10/07

ハードボイルドもの。探偵と相棒の二本立てで進んでいくという、ちょっと変わった進行の仕方。伏線と最後のどんでん返しも、結構面白い。

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