犬はどこだ の商品レビュー
内容(「BOOK」データベースより) 開業にあたり調査事務所“紺屋S&R”が想定した業務内容は、ただ一種類。犬だ。犬捜しをするのだ。―それなのに舞い込んだ依頼は、失踪人捜しと古文書の解読。しかも調査の過程で、このふたつはなぜか微妙にクロスして…いったいこの事件の全体像とは...
内容(「BOOK」データベースより) 開業にあたり調査事務所“紺屋S&R”が想定した業務内容は、ただ一種類。犬だ。犬捜しをするのだ。―それなのに舞い込んだ依頼は、失踪人捜しと古文書の解読。しかも調査の過程で、このふたつはなぜか微妙にクロスして…いったいこの事件の全体像とは?犬捜し専門(希望)、25歳の私立探偵、最初の事件。新世代ミステリの旗手が新境地に挑み喝采を浴びた私立探偵小説の傑作。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 米澤 穂信 1978年岐阜県生まれ。2001年、『氷菓』で第5回角川学園小説大賞奨励賞(ヤングミステリー&ホラー部門)を受賞しデビュー。青春小説としての魅力と謎解きの面白さを兼ね備えた作風で注目される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) ++++++++++++++++++++ 単純に面白い、かなぁ。 25歳の探偵って言ってるけど、さっぱり若さがない。 それがなかなか面白いぐらいにない。 あんな25歳いるわけがない。 っていうか、いてほしくない。笑 話自体は複雑に展開していくわけではないので、新幹線の中とか。飛行機の中とか。移動中に読んだりするのにちょうどいいかも。 じっくりミステリーではないけど、こういうのはけっこうスキ。 話の展開を勘繰らないで、ただただ素直に読み進めるべし。
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読者はわかっている二つの事件のつながりを、終盤になるまで登場人物が知らないのが若干のフラストレーションではあるものの、ラストを成立させるために仕方がないのだろう。GENをあくまで脇役に置いたのはうまい。ネット上の文体がめちゃくちゃリアルだなあ。
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開業にあたり調査事務所〈紺屋S&R〉が想定した業務内容は、ただ一種類。犬だ。犬捜しをするのだ。―――それなのに舞い込んだ依頼は、失踪人探しと古文書の解読。しかも調査の過程で、このふたつはなぜか微妙にクロスして……いったいこの事件の全体像とは? 犬捜し専門(希望)、25歳の私立探偵...
開業にあたり調査事務所〈紺屋S&R〉が想定した業務内容は、ただ一種類。犬だ。犬捜しをするのだ。―――それなのに舞い込んだ依頼は、失踪人探しと古文書の解読。しかも調査の過程で、このふたつはなぜか微妙にクロスして……いったいこの事件の全体像とは? 犬捜し専門(希望)、25歳の私立探偵、最初の事件。新世代ミステリの旗手が新境地に挑み喝采を浴びた私立探偵小説の傑作。
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面白いな! マイペースナ探偵と、探偵に憧れる相棒の探偵物語なんだけど、 作者のスタンスというか視点が面白い。 なるほどなぁ。
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「犬探し専門」の探偵を始めるはずだった主人公・紺屋長一郎が受けた仕事は失踪人探し。 最初は戸惑いながらも、だんだん失踪人に傾倒していく主人公の心理描写が抜群! 同じ「敗残者」として、思い入れも強く、最後までのめり込んで読んでしまった。 続編もあるらしいが、ぜひ読みたいと思わせる一...
「犬探し専門」の探偵を始めるはずだった主人公・紺屋長一郎が受けた仕事は失踪人探し。 最初は戸惑いながらも、だんだん失踪人に傾倒していく主人公の心理描写が抜群! 同じ「敗残者」として、思い入れも強く、最後までのめり込んで読んでしまった。 続編もあるらしいが、ぜひ読みたいと思わせる一作。
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青春な「小市民」「古典部」よりも、こちらの米澤穂信の方が好みです。ローテンポ・地味・内省的な長一郎と、ハイテンション・アクティブ・開放的なハンペーと対称的な二人なのに、両方とも調査は地道に進めていくところに、これまでの作風にない力強さを感じます。事件の結末の見届け方は相変わらずで...
青春な「小市民」「古典部」よりも、こちらの米澤穂信の方が好みです。ローテンポ・地味・内省的な長一郎と、ハイテンション・アクティブ・開放的なハンペーと対称的な二人なのに、両方とも調査は地道に進めていくところに、これまでの作風にない力強さを感じます。事件の結末の見届け方は相変わらずで、それが米澤作品の特徴かな。次回作で気になるのは番犬が登場するかどうか、ですね。
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途中から色々読めてしまい、二人のニアピンさに若干やきもきしてしまいました。しかしあのラストはちょっとビックリしました。 あの場面でその対応はなかなかできないと思います。さすが元銀行員(笑) チャットでのやりとりなどが面白かったので次回作に期待しています♪
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優等生だったが就職した後に挫折、2年で退職した紺屋長一郎。 半年ほど呆然とした後に犬を探す事務所を開く。 妹の梓夫婦の経営するカフェに近い事務所でのんびり仕事をしようとしていたが、なぜか人捜しを依頼され、探偵に憧れる後輩・ハンペーという押しかけ助手も出来る。 失踪した若い女性・桐...
優等生だったが就職した後に挫折、2年で退職した紺屋長一郎。 半年ほど呆然とした後に犬を探す事務所を開く。 妹の梓夫婦の経営するカフェに近い事務所でのんびり仕事をしようとしていたが、なぜか人捜しを依頼され、探偵に憧れる後輩・ハンペーという押しかけ助手も出来る。 失踪した若い女性・桐子の謎は、村の神社にあった古文書を調べて欲しいという別な依頼と次第にリンクしてくる。 ネットなど現代的な要素と、戦国時代の土地の言い伝えが予想外に繋がるあたりが面白い。 えーっと…後味はいいとは言えないが…う〜ん? 2005年7月発行。
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犬探し専門の探偵事務所に持ち込まれた、人探しの依頼。 人を喰ったようなタイトルにふさわしく、洒脱で皮肉なお話。 脱力系キャラの主人公、ハードボイルドに憧れているハンペー、元ヤンの妹など、どの人物も味があって魅力的。 ライトな語り口から一転、怒涛のシリアス展開には手に汗を握りました...
犬探し専門の探偵事務所に持ち込まれた、人探しの依頼。 人を喰ったようなタイトルにふさわしく、洒脱で皮肉なお話。 脱力系キャラの主人公、ハードボイルドに憧れているハンペー、元ヤンの妹など、どの人物も味があって魅力的。 ライトな語り口から一転、怒涛のシリアス展開には手に汗を握りました。 女性が読むとスカッとします!
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面白かった。 最後はどんでん返しが2個も3個もあったような 気がして、止まらなかった。 神崎さんの存在が完全に忘れ去られていたのが気になったがw 終わり方はハッピーエンドって感じじゃなかったのが ちょっとがっかりだったかな。
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