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犬はどこだ の商品レビュー

3.8

284件のお客様レビュー

  1. 5つ

    46

  2. 4つ

    122

  3. 3つ

    80

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

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2014/08/19

失意のうちに仕事を辞め田舎に戻ってきた主人公は 犬探し専門の探偵を始めることにする。 しかし舞い込んできた依頼は、古文書の解読と失踪人の捜索だった。 という話。 回収しきれていない伏線が多々。 続き物を見越していたから? その割には登場人物に魅力がないけど・・・。 ...

失意のうちに仕事を辞め田舎に戻ってきた主人公は 犬探し専門の探偵を始めることにする。 しかし舞い込んできた依頼は、古文書の解読と失踪人の捜索だった。 という話。 回収しきれていない伏線が多々。 続き物を見越していたから? その割には登場人物に魅力がないけど・・・。 いいたいことはいっぱい。 つまらなかったわけではないのだけど。 ただ、ぞっという背筋の冷たさは残る。 これが意図なんだろうな。 そういう意味ではよくできた本なのだろうな。 続編がでたら・・・、悩んで悩んで、気が向いたら買うかも。

Posted byブクログ

2014/08/19

読み始めてしばらくは、あまりぴんとこなかったけど、終盤に近づくにつれての展開は良かった。 毒の滲んだラストも好き。 ただ、物語が大きく動くまでが少し退屈に感じられたのも正直な感想。主要キャラクターがどちらも好みのタイプではなかったというのもそう感じた要因であることは確か。 シリー...

読み始めてしばらくは、あまりぴんとこなかったけど、終盤に近づくにつれての展開は良かった。 毒の滲んだラストも好き。 ただ、物語が大きく動くまでが少し退屈に感じられたのも正直な感想。主要キャラクターがどちらも好みのタイプではなかったというのもそう感じた要因であることは確か。 シリーズものらしいので、次がもしあれば読みたいけど、あるのかな。 とりあえず、他の米澤さんの作品は読みたいです。

Posted byブクログ

2014/06/29

「インシテミル」や「氷菓」でブレイク中の米澤穂信による私立探偵小説。挫折して東京から故郷に帰ってきた男と私立探偵志望の若者が主人公の、ちょっととぼけた、だけども後味ビターな佳作。シリーズ化もするようですな。

Posted byブクログ

2014/04/10

読み始めは、ミスったかな~とか思ったが、途中から読み進めるのをやめることはできなかった。交錯する2つの事件、その裏側と真相。そして、その結末。 訴えかけるものがあまりなかったのが、少し残念だったかもしれない。

Posted byブクログ

2014/03/11

この作品はお得意の学園もの青春ミステリではなく、東京での仕事に挫折し地元へ帰ってきた紺屋長一郎が開業した<紺屋S&R>を舞台にした、私立探偵小説。探偵とはいっても犬捜しを専門にした調査事務所なのだが、飛び込んでくる依頼は失踪した人探しや古文書の謎の解明など筋違いのものばかり。探偵...

この作品はお得意の学園もの青春ミステリではなく、東京での仕事に挫折し地元へ帰ってきた紺屋長一郎が開業した<紺屋S&R>を舞台にした、私立探偵小説。探偵とはいっても犬捜しを専門にした調査事務所なのだが、飛び込んでくる依頼は失踪した人探しや古文書の謎の解明など筋違いのものばかり。探偵志望の後輩、ハンペーとの迷コンビが追うこの二つの事件がいつしか一つに絡み合って重要な真実が明らかになっていくのですが、ラストは意外な結末を迎えます。同じ敗残兵同士の気持ちが交錯する瞬間は緊張感に溢れていました。人の気持ちは怖い。

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2014/03/03

犬捜しをするために、調査事務所をはじめたはずなのに舞い込んだのは失踪人捜しと古文書の解読だった。ふたつの依頼は一人の女性の姿を映し出していく。敵に狙われた哀れな被害者を。この世界は自力次第。さぁ、犬を探さなければ。

Posted byブクログ

2014/02/09

スラスラ読める探偵小説。探偵って何かワクワクしちゃうもんね。 犬探しを所望しつつも他の仕事を請けちゃう様が楽しい。「犬が探したかったのに・・・」 ラストの展開に心の準備ができてなかった('A`)

Posted byブクログ

2013/12/03

チャプター1の紺屋さんにすごく共感してしまって、つらくてこわくて泣いてしまいました。 米澤作品にしては苦くないお話で珍しいなあと思いました。 大南さんがわたし、気になります!

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2013/11/16

二つの依頼がうまく合わさって進む展開に一気読みしてしまいました。結末は予想していたことと違う結果でやっぱり苦かったけれど、面白かった。 http://lettura.blog86.fc2.com/blog-entry-339.html

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2013/11/16

友達に勧められて。おもしろかったなぁ! たまたま読後すぐ別の友人にこの本の感想を聞かれたのだが、なかなか巧く説明できず。この本に限らず、おもしろかった本を魅力的に知らせることが苦手だ。 さてこの本の魅力はどこにあるのだろう。米澤穂信の得意な低体温系主人公と、阿呆そうに見えるがなん...

友達に勧められて。おもしろかったなぁ! たまたま読後すぐ別の友人にこの本の感想を聞かれたのだが、なかなか巧く説明できず。この本に限らず、おもしろかった本を魅力的に知らせることが苦手だ。 さてこの本の魅力はどこにあるのだろう。米澤穂信の得意な低体温系主人公と、阿呆そうに見えるがなんでもできて底の見えない後輩。キャラクターの魅力がまずある。 そして緻密な伏線と展開の意外な倒錯。これも作者の味なのだけど、どこまで説明して良いものか! あと終盤失踪人に追いつくために主人公が疾走するのもスピード感があってどきどきしながら読んだ。 もうとにかく読めとしか言いようがない。ってのは逃げ口上かなぁ。精進精進。

Posted byブクログ