ティファニーで朝食を の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ヘプバーンの有名な写真のイメージを頭に浮かべながら読み始めたら ちょっと違う。でも面白い~。この装丁も「…違うなぁ」と思います。 村上春樹翻訳は素晴らしい。原書と照らし合わせてみたくなります。 ヒロインのホリーはヘプバーンよりモンローじゃないの?と思ったら 映画は最初はモンローにオファーが行っていたと。。 ヘプバーンになり内容が変えられたそうです。
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爽やかなアメリカ小説。透明感のある描写と清潔な世界観で、読み終わった後視界がクリアになる気がする。さらりと読めてさらりと心に残ります。映画とは全く別の魅力が詰まっています。
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映画を見たことがなかったので読んでみました。 きっかけはオードリーが好きだからというものでしたが、訳者の村上春樹さんがあとがきで「ホリーとオードリーのイメージが一致しない」という感じのことを書いていた理由が読んだ後凄く分かりました。 ホリーの一般人には理解し辛いながらも人々を惹...
映画を見たことがなかったので読んでみました。 きっかけはオードリーが好きだからというものでしたが、訳者の村上春樹さんがあとがきで「ホリーとオードリーのイメージが一致しない」という感じのことを書いていた理由が読んだ後凄く分かりました。 ホリーの一般人には理解し辛いながらも人々を惹きつける魅力は不思議なものです。絶世の美女でも清潔感がある女性でもなく、万人に顔向けできる生活もしていないのにどこか惹きつけられる登場人物の内の一人に気づいたら自分もなっていました。 映画もまた観たいです。
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何度か見たはずの有名なオードリー・ヘップバーンの映画の記憶も薄れて、自分の記憶とは随分違うと戸惑いながらも、紀州路快速に揺られながら、いつのまにか物語に引き込まれて、一気に読んでしまいました。もう一度映画化されるなら、ホリー・ゴライトリーの役は、少し軽いけどゴールディ・ホーンのよ...
何度か見たはずの有名なオードリー・ヘップバーンの映画の記憶も薄れて、自分の記憶とは随分違うと戸惑いながらも、紀州路快速に揺られながら、いつのまにか物語に引き込まれて、一気に読んでしまいました。もう一度映画化されるなら、ホリー・ゴライトリーの役は、少し軽いけどゴールディ・ホーンのような女優さんがいいな、本人はもう60歳を越えているのでちょっと無理がありますが...
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エキセントリックで捉えどころがない女性。 読んでるとこんな人が身の周りにいるのはごめんだと思うが、 実際にいたら魅力的に映ってしまうのだろうなぁ。
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映画とは全く違う。登場人物は同じでも、別のお話。取り敢えずカポーティの小説の中には「ラブストーリー」という印象はあまりない。 どちらが良いというのではなく、全く違うので比較できないという話。
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京都の嵐山にロンドンブックスというかわいらしい古本屋さんがあったので入ってみました。せっかくだし何か買うかと、ティファニーカラーの装丁がかわいかったのと、村上春樹訳で『ギャツビー』をようやく読み切ったよい記憶もあるので買ってみました。さらにいうと、名作だけど映画も観たことがなかっ...
京都の嵐山にロンドンブックスというかわいらしい古本屋さんがあったので入ってみました。せっかくだし何か買うかと、ティファニーカラーの装丁がかわいかったのと、村上春樹訳で『ギャツビー』をようやく読み切ったよい記憶もあるので買ってみました。さらにいうと、名作だけど映画も観たことがなかったので。 読み終えるまでに1カ月かかってしまうくらい、途中で挫折しそうになりました。『ギャツビー』にもあったような、アメリカ文学にあるセレブリティや芸能界のパーティ描写に自分の想像力がなかなかついていかない。のっぽで吃音癖のモデルの友達とか、この子って重要なのかな…とか余計なことを考えてしまって。野暮な男性に与える小粋な忠告らしきものも響かず。。 しかし、ヒロインのホリーは村上春樹の好きそうな、自由奔放でわがままで賢くて、小悪魔的魅力のある女の子でした。女優として有名になることは選ばず、女性としての彼女の身力からするとささやかな幸せを選んでいる点は、彼女の生い立ちによるものか。 『花盛りの家』 娼婦の家に引き取られて育った少女が、恋により生き方を転換させる話。どういう意図で書かれているのかいまいちつかめないけれど、占い師の意地悪ばあさんとのやり合いなど、グリム童話みたいで面白かった。 『ダイアモンドギター』 映画『ショーシャンクの空に』刑務所生活を想像しながら読めて楽しかった。レッドとアンでィのように。若きティコの狡猾さに思わずだまされたミスタ・シェーファー。それはそれで幸せな記憶かも。短くきゅっとまとまって好きな作品。 『クリスマスの思い出に』 7歳の男の子と60歳を超えた女性という年の離れた従兄弟同士の友情物語。クリスマスの準備を2人せっせと協力するだけなんだけど、世間ずれしたおばさんに共感してしまって他人と思えなかった。。最後のほうで、親友(おばさん)は「人がこれまでに常に目にしてきたもの、それがまさに神様のお姿だったんだよ」とバディに話すのが印象的でした。 どれも、最後がちょっと寂しい。「かごに収まらない鳥(byショーシャンクのレッド)」を愛した人のお話でした。 あとがきを読むと、『ティファニー』の映画と原作はかなり違うみたいですね。ヘプバーンの小悪魔ホリーかわいいだろうなぁ、と観ようと思いました。
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ホリーのまやかし具合が凄くて共感は出来ないけれど、彼女の生き様を覗き見できて楽しいものでした。カポーティのお洒落な比喩表現は、個人的にツボでした。
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有名な作品なので、一読してみた。 ホリー・ゴライトリーの強烈なキャラクターの一言に尽きる。 規格外の天真爛漫さ。何物にもとらわれない自由奔放さ。男を虜にする魅力。 振り回されながらもホリーに魅せられてしまった主人公「僕」。彼女に揺り動かされる心理描写は、男子なら良くわかる気持ちだ...
有名な作品なので、一読してみた。 ホリー・ゴライトリーの強烈なキャラクターの一言に尽きる。 規格外の天真爛漫さ。何物にもとらわれない自由奔放さ。男を虜にする魅力。 振り回されながらもホリーに魅せられてしまった主人公「僕」。彼女に揺り動かされる心理描写は、男子なら良くわかる気持ちだとおもう。つかめそうにない女心。想いは強いが伝わらないもどかしさ。つくづく思い知らされた作品だとおもう。 さて「旅行中」の彼女は何処に。
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あまりにも有名な作品ですが、読んだことがなく… 村上春樹の新訳で読みました。 流れるような文体でとても読みやすかったです。 ホリーは奇想天外だけど、すごく魅力的な女性だし♡ 大人なのに少女っぽいというか、でもセクシーであったり。なんだか危うい魅力があります。 結局、ホリーは...
あまりにも有名な作品ですが、読んだことがなく… 村上春樹の新訳で読みました。 流れるような文体でとても読みやすかったです。 ホリーは奇想天外だけど、すごく魅力的な女性だし♡ 大人なのに少女っぽいというか、でもセクシーであったり。なんだか危うい魅力があります。 結局、ホリーは犯罪に利用されてNYから去っていくわけだけど、猫を捨てたのにやっぱりかわいそうになって捨てた場所に戻ったり、兄のフレディを大事にしていたり…変わってる部分も多いけれど、 すごくやさしい女性だなと感じました。 村上春樹のあとがきで映画と原作はわりと違って オードリーを思い浮かべないでホリーを想像してほしいというようなことが書いてあったけれど、 このタイトルを聞くとついオードリーを思い浮かべてしまいます。 原作を踏まえて今度は映画を観てみようと思います。
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